_
タイムスリップ映画の金字塔【バックトゥザフューチャー】は123の3作ありますが、実は矛盾点だらけだと多くの人が指摘しています。
そこで【バックトゥザフューチャー】123の矛盾点を、あらすじ時間軸ABCDの解説つきで紹介します。
なぜ矛盾だらけになってしまったのか?理由もあったようです。
初めて矛盾を知る人、とっくに知っていた人、いろいろな人がいると思いますが、今でも話題になるのは人気を物語ってますね。
目次
●バックトゥザフューチャー1のあらすじ時間軸まとめ
■時間軸A
父親はヘタレで上司のビフにイジメられてます。
ドクがデロリアンをタイムマシンに改造成功するがテロリストに撃たれて死亡し、マーティはデロリアンで逃げて30年前の1955年にタイムスリップしました。
1955年の若い頃の両親の出会いを邪魔してしまったのが原因でタイムパラドックスが生じて、時間軸Bが発生。
■時間軸B
ドクの協力のもと両親をくっつけることに成功して、1985年に戻ったが、父親は作家として成功し両親はラブラブで、ビフは落ちぶれてマクフライ家の洗車係でした。
●バックトゥザフューチャー1の矛盾点まとめ
時間軸Aでは、ドクは死んだまま。マーティはデロリアンと共に行方不明なはずです。
時間軸Bには、別人のようになった父親の息子マーティと、1955年からタイムスリップした時間軸Aのマーティという、2人のマーティが存在するはずという矛盾があります。
●バックトゥザフューチャー2のあらすじ時間軸まとめ
■時間軸B
1985年。マーティとジェニファーがキスしてると、2015年に旅していたドク空飛ぶデロリアンで現れ、未来が大変だと言ってマーティとジェニファーを乗せて2015年にタイムスリップ。
マーティの息子が逮捕されるのを防ぎ、代わりビフ老人の孫が裁判所に突っ込んで逮捕された。
過去のスポーツの試合の結果がわかってればギャンブルで大儲けできるアイデアを思い付いたマーティは、スポーツ年鑑を購入しますがドクに説教されて捨てます。
ただそれを盗み聞きしていた2015年のビフ老人がゴミ箱から年鑑を拾って、マーティとドクがジェニファーを回収してる隙にデロリアンを勝手に使って1985年にタイムスリップして若いビフに渡しました。
そうとは知らないマーティとドクが1985年に戻ると、そこはビフが権力者になってる時間軸Cでした。
■時間軸C
地獄の1985年。ビフはスポーツ年鑑を利用してお金持ちになり、母親ロレインを結婚してました。父親ジョージはビフに殺され警察もビフの言いなりで捜査しません。
権力者ビフに会い、2015年のビフ老人が1985年の若いビフにスポーツ年鑑を渡したせいでこうなったと知ったマーティとドクは、過去を修正して平和な1985年を取り戻すため、ジェニファーを家のベンチに寝かせて、再び1955年にタイムスリップします。
1955年では、バックトゥザフューチャー1の時間軸Bで平和な1985年からタイムスリップしてきたマーティに会わないように注意しながら、若いビフからスポーツ年鑑を取り返して焼き払うことに成功しました。
しかし、さあ1985年に帰ろうというとき、ドクが操縦する空飛ぶデロリアンが雷に打たれた瞬間、88の文字ととも消えました。
●バックトゥザフューチャー2の矛盾点まとめ
時間軸Bの2015年でマーティは自分の息子に会ってるし、ジェニファーは30年後の自分に会ってますが、1985年にデロリアンに乗って行く不明になってるので未来に存在しているのは矛盾してます。
時間軸Bの2015年のビフ老人は、タイムスリップして1955年の若いビフにスポーツ年鑑を渡したあと、過去を変えてるから時間軸Cの権力者ビフの2015年に戻るはずなのに、時間軸Bの2015年に戻ってきているのが矛盾してます。
●バックトゥザフューチャー3のあらすじ時間軸まとめ
■時間軸C
1955年。ドクが雷と共に消えたあと郵便局員が現れ、100年前にドクから預かったという手紙をマーティに渡し、ドクが1855年に西部開拓時代に生きてると知ります。
マーティは1955年のドクに協力してもらい、1985年に帰るため100年前のドクが洞窟に埋めたデロリアンを掘り出すと、偶然見つけた墓石から100年前のドクが手紙の数日後にビフの先祖マッドドッグタネンに殺されることを知り、助けるため1885年にタイムスリップします。(なぜか時間軸Dにタイムスリップする)
■時間軸D
ドクは鍛冶屋で生計を立て未来に戻る気はなかったですが、マッドドッグタネンに殺されるとわかると、未来に戻る決意をします。だがデロリアンはガス欠で西武時代にガソリンはないので蒸気機関車で押して時速142kmに達する計画を立てます。
ドクは谷に落ちそうになったクララ・クレイトンを助けて恋に落ちますが、クララは本来転落死して谷は「クレイトン峡谷」と名付けられるはずでした。
マーティはドクがマッドドッグタネンに殺されるのを防ぎますが、タネンから決闘を申し込まれ、チキン呼ばわりされてOKしてしまいます。一方ドクはクララを未来に連れていきたいのでタイムマシンのことを話すと信じてもらえずフラれてしまいました。
未来に帰る当日の朝、マーティはタネンとの勝負に勝って殴り倒し、泥酔したドクを起こして蒸気機関車でデロリアンを押します。そこに追いかけてきたクララをドクは助け、マーティは1人で1985年に帰りました。
■時間軸B
マーティが戻った1985年は時間軸Bの、両親が金持ちでビフが洗車してる平和な世界。
家のベンチで寝かせていたジェニファーと再会。
憧れのピックアップトラックに乗って踏切で待ってると、蒸気機関車型のタイムマインが現れ、ドクがクララと結婚して3人の子供も一緒に乗ってました。
●バックトゥザフューチャー3の矛盾点まとめ
100年前にドクからの手紙は、ドクが1885年に生活するとタイムパラドックスが生じて時間軸Dが発生してるので、時間軸Cのマーティが手紙が受け取ることができるのは矛盾してます。
ジェニファーはビフが権力者の時間軸Cの家のベンチで寝ていたのですが、年鑑を焼いて西武時代のドクも助けたやっと1985年に戻ると、そこは時間軸Bなのにジェニファーはベンチで寝てたのは矛盾です。
●最後に。バックトゥザフューチャー123が矛盾だらけの理由
ロバート・ゼメキス監督は当初1作で完結する予定でした。ところが映画が面白すぎて続編待望の声が殺到したため2と3を制作したという経緯があります。
タイムスリップものは2種類あります。
1つは、過去を変えると時間軸が分かれてパラレルワールドが発生する考え方。
もう1つは、時間軸は増えず1つのままで過去を変えると未来が変わるという考え方。
たぶん1は後者でした。
しかし続編を作ることになり、2と3が矛盾点だらけになってしまったようです。矛盾を補うためなのか、1では時間軸の解説はなかったのですが2ではドクが時間軸の解説をしてます。
でもそういうもの含めてバックトゥザフューチャーの楽しみ方だと思えば面白いですね!
この記事へのコメントはありません。