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恐竜映画『ジュラシックワールド2炎の王国』が金曜ロードショーで地上波テレビ初放送されるので、小ネタ一覧を解説、あらすじネタバレ順に公開します。
『ジュラシックワールド2炎の王国』は、ジュラシックパーク3部作の続編であるジュラシックワールドシリーズの2作目。実は始まりからラストまで、いたるところにジュラシックパーク3部作のオマージュが散りばめられてる小ネタ満載、ほぼ過去作オマージュの作品。
「あのシーンやん!」とつい興奮しちゃう、オマージュてんこ盛りの胸熱映画なんです。Tレックスの可哀そうヤギも出てますよ。
あらすじネタバレをしながら小ネタ解説を紹介していくので、金曜ロードショーを見ながら確かめていくのも楽しそう。
炎の王国はワールド1の続き物やからワールド1見た方がいい感じ。出来ればジュラシックパーク1~4観てからの方が小ネタが分かって楽しいかもやけど長いからそっちはおまかせでオナシャス
— 哨戒天狗 (@PA_TrollTengu) May 10, 2019
目次
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「黄色いレインコート」
2015年にジュラシックワールドが崩壊してから3年後。
イスラヌブラル島の海底に沈んだインドミナスレックスの死骸から骨を回収する傭兵たち。陸では雨の中「黄色いレインコートの傭兵」がティラノサウルスに追われ、間一髪ヘリで逃げて安心しところをモササウルスに食われた。ヘリは逃げて骨とともに帰還できた。
【小ネタの解説ネタバレ】
1作目「ジュラシックパーク」で恐竜のDNAを売ろうとしたネドリーが雨の中「黄色いレインコート」を着ていたら恐竜に食われたシーンのオマージュです。
ジュラシックパーク 93年
このデブ(ネドリー)がいなければ、
ジュラシックワールド炎の王国までの23年間平和な世界が続いたんだな23年間のパニックの原曲は全てコイツ pic.twitter.com/lGs2le00eA
— 布袋尊 (@hoteison2020) April 15, 2020
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「マルコム博士」
ジュラシックワールド事件でマスラニ社は8億ドル以上の慰謝料を払った。
恐竜たちは島で自由に生きているが、最近、火山噴火が始まって存亡の危機にさらされてる。果たして絶滅危惧種と同じように保護すべきか?見殺しにすべきか?論争になる。
そんななかイアン・マルコム博士は「火山に委ねるべき」と主張して賛否両論を呼ぶ。
【小ネタの解説ネタバレ】
1作目「ジュラシックパーク」からお馴染みのマルコム博士登場です。ずいぶん年を取りました。
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」観てきた。
ジェフ・ゴールドブラムがマルコム役で出演したことで15点!
100点満点中15点でした!!! pic.twitter.com/tfjZIJEhQV
— 岬 (@misakiretriever) July 13, 2018
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「ベンジャミンの杖」
ジュラシックワールド元運用管理者クレアは、仲間のフランクリン、ジアとともに恐竜保護を目的とした団体「DPG(Dinosaur Protection Group)」を設立した。
だが議会は審議の結果、見殺しを決定してガッカリ。
そんななかジュラシックパークの生みの親、故ジョン・ハモンドの元ビジネスパートナーであるベンジャミン・ロックウッドに、島の恐竜を救出するための支援を取り付ける。
ベンジャミンは恐竜たちをハモンドの理想だった、人間がいない島「サンクチュアリ」に移したい。
【小ネタの解説ネタバレ】
ベンジャミン爺はハモンドとお揃いの『蚊が閉じ込められた琥珀の杖』を持ってます。
レジンってあるじゃん?
あれで琥珀っぽい物を
作ってみたいなぁ〜蚊を入れたいんだ…
ハモンドの杖みたいにさ… pic.twitter.com/PVFu8oYg8q
— あっつん 趣味垢編 夏休みはきっと低浮上 (@attunmion) June 28, 2020
ベンジャミンの部下で「ロックウッド財団」を経営するミルズはクレアに、追跡用IDチップを利用して少なくとも11種の恐竜を救う作戦を依頼。なかでも「ヴェロキラプトルのブルー」だけは絶対に救いたく、元恐竜監視員のオーウェンを説得して恐竜救援隊に加えるよう頼まれる。
クレアとオーウェンはお互いに自分がフッたんだと再会を楽しむ。オーウェンは最初断るが、ラプトル4匹を赤ちゃんから育てたビデオを見返して恐竜救援隊の参加を決意した。
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「T-レックスの寿命」
島は小規模な噴火を繰り返し一刻も早く恐竜の救出が求められる状態だった。
クレア、オーウェン、フランクリン、ジアは恐竜救援隊と合流。
Tレックスが怖いフランクリンが「Tレックスはもう死んでるよね」と漏らすと、ジアは「異なった環境でのクローンの寿命は予測不能」「寿命20年だった石器時代の人間に医療を施せば5倍は長生きできる」と答えた。
【小ネタの解説ネタバレ】
T-レックスは1作目「ジュラシックパーク」からのと同じで年齢29歳前後。科学的には寿命約30年と推定されてるので高齢者です。
20代後半のようです
Tレックスの平均寿命は30歳との事で
新作・炎の王国がラストになるかも— ブレいがん・ラプソでぃ (@The_Bible_of_Y) July 13, 2018
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「最初に見るのがブラキオサウルス」
恐竜救援隊が島で最初に見た恐竜は、首長竜ブラキオサウルスだった。
【小ネタの解説ネタバレ】
ブラキオサウルスは、1作目「ジュラシックパーク」グラント博士たちが最初に見たのと同じ。
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「ひっくり返ったジープ」
オーウェンとジアはブルーを探しに行き、久しぶりに再会。そこにはひっくり返ったジープが。
【小ネタの解説ネタバレ】
25年前の1作目「ジュラシックパーク」でT-レックスに襲われて木から落下した、子供が乗ってた車そのもの。
ところが恐竜救援隊が裏切ってブルーを撃ち麻酔銃で眠らせてしまう。怒ったオーウェンも麻酔銃で眠らされた。
恐竜救援隊の正体は、黒幕ミルズに雇われた傭兵だった。恐竜たちを島から連れ出して兵器として高値で売るのが目的だった!ジアはブルーの延命係として車で連れ去られてしまう。
溶岩が迫ってきたオーウェンは、麻酔で自由が利かない体を無理やり動かして逃げる。
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「暴走する恐竜から逃げるシーン」
制御室でシステム操作していたクレアとフランクリンも裏切りにあい、ドアを閉められ置き去りにされる。
噴火で地割れ、溶岩流れ込むなか、肉食恐竜バリオニクスが来て特にフランクリンがパニック。
なんとかハシゴで登って地上に逃げるが、火山が噴火して大変なことになっていた。恐竜たちも逃げまどい暴走し、そこにオーウェンも加わり3人一緒に走って逃げる。
肉食恐竜が現れて丸太の裏に隠れる。そこに偶然ジュラシックワールドのジャイロスフィア(丸い2人乗りのやつ)があったのでクレアとフランクリンが乗り込む。
【小ネタの解説ネタバレ】
1作目「ジュラシックパーク」でダチョウ恐竜ガリミムスの大群から逃げるグラント博士と子供たちのシーンのオマージュ。
オーウェンが肉食恐竜にやられると思ったその時、Tレックスがそいつをやっつけた。
火砕流が押し寄せ、転がるジャイロスフィアと全力疾走オーウェン。その後ジャイロスフィアが海に落ちてヒビ入り溺れるのをオーウェンが助け、3人はなんとか無事砂浜に打ち上げられる。
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「ブラキオサウルス」
ブルーを捕まえるために利用された!と怒るクレア。
クレア・オーウェン・フランクリン3人はトラックを運転し、命からがら傭兵たちの船に飛び乗って潜入した。
噴火で焼かれる光景を見て立ち尽くすクレアたち。ブラキオサウルスの鳴き声が悲しくてクレアは涙を流す。
【小ネタの解説ネタバレ】
取り残されたブラキオサウルスが悲しげな鳴き声をあげながら炎に包まれるシーンは、「ジュラシックパーク」のスピルバーグ監督の名作「E.T.」のラスト、エリオットが別れを告げようとした時E. T.の心臓が光りだしたシーンをイメージしたと、バヨナ監督が語っています。
Fun fact: the reference for the look of this shot was the heart of E.T.#JurassicWorldFallenKingdompic.twitter.com/XUABtwsF1r
— JA Bayona (@FilmBayona) August 9, 2018
エリオットが別れを告げようとした時、E. T.の心臓が光った感動のラストシーン pic.twitter.com/NsBbRYTyoM
— クロスケ (@kuro_we) July 23, 2020
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「Tレックスとヤギ」
ベンジャミンの屋敷でミルズは兵器密売人エヴァーソルと密会。恐竜を武器化して大儲けすることを何年前から計画していた。
インドミナスレックスの骨から採取したDNAを使って、人の命令に従う改良ラプトル「インドラプトル」も作っていた。
それを盗み聞きしたメイジーはベンジャミン爺に言うが、きっとサンクチュアリの件を話してるだろうと取り合えってもらえない。
メイジーは地下の立入禁止エリアに侵入し、琥珀や、オーウェンが赤ちゃんブルーを育てるビデオを見た。さらにミルズとウ-博士の会話を盗み聞きし、「インドラプトル」も目撃してしまいミルズに捕まる。
そのころクレア・オーウェン・フランクリン3人は船内で密かにジアと合流し、撃たれて出血したブルーを助けるため、寝てるT-レックスから必死に採血して輸血し、傭兵に撃たれた弾丸も取り出して救った。
船にアメリカ本土に到着。オーウェンたちは傭兵隊に紛れてカリフォルニアのベンジャミンの屋敷に向かう。
恐竜たちは屋敷の地下に格納され、Tレックスはヤギを食べる。
【小ネタの解説ネタバレ】
Tレックスがヤギを食べるのもジュラシックパークシリーズへのオマージュ。
や、ヤギー
炎の王国でもすごく「や、ヤギ…!」ってなりましだ
ヤギは餌になる運命なんですね…— 寛和 (@kan7kankan) July 17, 2018
ミルズがベンジャミン爺に真実を話すと自首を勧められたので殺した。家政婦もクビにした。
一方、クレアとオーウェンもバレて牢屋に捕まる。
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「ラプトルに襲われるシーン」
ミルズが恐竜を兵器として世界中のバイヤーに売るため屋敷の地下でオークションを開催。アラブの石油王など金持ちが続々到着する。
一方、オーウェンは隣の牢のいる頭の固い小型草食恐竜スティギーを口笛で誘導して、壁と牢を破壊させ脱獄。そして祖父を殺され逃げてきたメイジーと会い3人は友達になる。
オークションでは様々な恐竜が超高額で落札され、新しい遺伝子組み換えで作った試作品インドラプトルもお披露目された。
人の命令に従う改良ラプトル「インドラプトル」はパルスレーザーで特定のターゲットを攻撃するよう命令が可能だ。だが従順性と共感性が足りないのでブルーのDNAと母親役が必要だった。
オーウェンはスティギーを会場に乱入させてオークションを妨害し、客はみんな逃げた。
会場がもぬけの殻になると、傭兵隊ボスのウィートリーがインドラプトルの歯を記念に欲しくて麻酔銃で大人しくさせるが、実は起きてて食われた。
兵器密売人エヴァーソルはエレベーターで逃げようとするが失敗してインドラプトルに食われた。
ミルズは逃走中にクレア、オーウェン、メイジーの3人に出くわし、メイジーの正体はベンジャミン爺が死んだ1人娘を取り戻したくて作ったクローン人間だと爆弾発言。
その頃ウー博士は実験室の退去を始めるが、研究員に化けていたフランクリンがウー博士を麻酔で眠らせ、傭兵をラプトルに襲わせて逃げる。実験室はガス爆発で燃えた。
クレア、オーウェン、メイジーは屋敷でインドラプトルに襲われて逃げる。メイジーは2階の寝室に逃げる。
屋上に追い詰められるが、最後にはブルーが助けてくれて、インドラプトルは屋上から落ちて1階で恐竜の骨に串刺しになって死んだ。
【小ネタの解説ネタバレ】
インドラプトルに子供が襲われるシーンはオマージュ祭り
炎の王国の小ネタ的なオマージュ要素
・インドラプトルがオーウェンたちを執拗に探してた際、爪で床を叩いていたのは1作目のキッチンのシーンのオマージュ
・インドラプトルがメイジーの部屋に入る際にわざわざ窓の取っ手を使って開けていたのも1作目のキッチンのシーンにある— m..u..t..a↗️ (@muta_PCSS) February 4, 2019
今思えば「ジュラシックワールド炎の王国」はシリーズ1作目のオマージュがいっぱい。電気柵の電気が復旧するシーンとか、インドラプトルが女の子の部屋の扉開けるシーン、あれは調理場に入ってくるラプトルのシーンみたい
— 葵@エアNMLIVERUNNER大阪2days (@rohanrihan) May 24, 2020
ジュラシックワールド炎の王国やっと観たけどあのシリーズ毎回恐竜が可哀想な目に遭う度に泣いちゃう…あと関係ないけど女の子が逃げるシーンの1部、ジュラシックパークのオマージュ(?)だよね!?
— (@yumilfyum) March 29, 2020
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「T-レックスの決めポーズ」
換気システムが壊れてシアン化水素ガスが噴出し、濃度が上がれば恐竜みんな死んでしまうので、クレアは恐竜を助けるため外に出そうとするが、そうすると本土に出てしまうから、やっぱり躊躇する。
しかし同じクローンであるメイジーが道場してゲートを開けて、恐竜たちは屋敷の外に出て行った。
インドミナスの骨を持って逃げようしていた悪役ミルズは、ティラノサウルスとカルノタウルスに食われて死んだ。
ティラノサウルスはカルノタウルスを追い払って勝利の咆哮と決めポーズ!
【小ネタの解説ネタバレ】
T-レックスの決めポーズは1作目ジュラシックパークのラストと反対向きですがやっぱりオマージュ。それに1作目ラストのヴェロキラプトル戦の首の傷、ジュラシックワールドラストのインドミナス戦の傷もあるので、1作目からのT-レックスです。
炎の王国のラストのレックスのポーズはこれのオマージュって認識でおけ?
んでもってラストのこれってこいつと同個体ってマ? pic.twitter.com/fxzXnajBmc— らぷた (@rapter_yuta) June 23, 2020
恐竜が人の住む街に開放されてしまう展開もオマージュですね。
ロストワールドで、必死になって送り返したのに、2作目の炎の王国で、結局また人が住んでいるところに連れてきてるし。
オマージュ的な要素を入れつつ、ちゃんと面白いから好き— arare/引きこもります、すみません (@arare_wkwk) February 26, 2020
【ジュラシックワールド2炎の王国】小ネタ「ラストの檻と翼竜」
その後、モササウルスがサーファーの波に現る。
T-レックスは動物園に現れ、檻を破ってライオンに叫ぶ。
【小ネタの解説ネタバレ】
檻をやぶるT-レックスは、1作目ジュラシックパークで檻をやぶるシーンのオマージュ。
夕日に照らされて飛ぶ翼竜たちを、クレアとオーウェンたちは険しい表情で見ている。
【小ネタの解説ネタバレ】
1作目ジュラシックパークラストで夕日の海上を飛んいたのは鳥たち。パークから脱出したグラント博士は安心した表情で見てました。
しかし今作ラストで夕日の海上を飛んいたのは鳥ではく翼竜。クレアとオーウェンの険しい表情が、続編3での厳しい未来を暗示してるように見えます。
ブルーは1人砂漠を走る。
マルコム博士「我々は想像も出来なかった脅威に直面している。新時代の始まりです。ようこそジュラシックワールドへ」
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』再見
ラストのマルコムのセリフ
「我々の暮らしは非日常的な事故によって激変する。あるいは人知を超えた不治の病が暮らしを変える。その激変が日々の暮らしの一部になることも。厳粛な現実として起こりつつある。未知の脅威の幕開けだ」
まさに今のことじゃん pic.twitter.com/Ejki8UBcy3
— たいむぽっかん (@cimemantaro) April 26, 2020
ちなみに洋題は「Fallen Kingdom(陥落した王国)」です。最後にマルコム博士が言ったセリフそのもの。
まとめ
以上【ジュラシックワールド2炎の王国】の小ネタ一覧を解説、あらすじネタバレ順に紹介しました!
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