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不孝の名作「時をかける少女」の原作小説を読んだので、ドラマ最終回のネタバレを公開します。
あらすじの結末は翔平が未来人だとネタバレして、未羽たちの記憶を消して未来に帰るという基本パターンで締めくくりでしょう。
筒井康隆さんのベストセラー小説「時をかける少女」を、黒島結奈さん主演でドラマ化しました。
時を自在に操る自在に超える能力を身に付けた少女・未羽と、未来から来た青年・翔平の切ない恋模様を描くSF恋愛ドラマです。
ドラマ「時をかける少女」の原作は、1967年に発表された筒井康隆さんの同名小説で、何度も映画化・アニメ化されてきた名作です。
・連続ドラマ:1972年 「タイムトラベラー」シリーズ
・実写版映画:1983年 原田知世さん主演
・連続ドラマ:1985年 南野陽子さん主演
・音声ドラマ:1990年 岡坂あすかさん主演
・連続ドラマ:1994年 内田有紀さん主演
・実写版映画:1997年 中本奈奈さん主演
・単発ドラマ:2002年 安倍なつみさん主演
・アニメ映画:2006年 細田守監督
・実写版映画:2010年 仲里依紗さん主演
※最終回放送を見て追記※
目次
● ドラマ「時をかける少女」キャスト
★藤浦東高校★
■時をかける少女
・芳山未羽(よしやま みはね)18才(黒島結奈)
ひょんなことから時を自由に超える能力を身に付ける。
部活一筋に打ち込んできた体育会系で「恋バナ」が苦手。
■未羽の幼馴染で実は未来人
・深町翔平/ケン・ソゴル(菊池風磨(Sexy Zone))
本当の姿は2122年から来た優秀な科学者。
時を超える薬を落としてしまい、未来に戻れなくなる。
学校に集団催眠をかけてクラスメートに馴染んでいく。
■未羽の幼馴染
・朝倉吾郎(竹内涼真)
人懐っこくスポーツ万能。
成績優秀で人気者。未羽に好意を抱く。
・担任:矢野和孝 29才(加藤シゲアキ(NEWS))
数学教師。明るくユーモラスで生徒思い。
しゃれたシャツをよく着ている。
・養護教諭:前川陽子(ゆいP(おかずクラブ))
・3年6組:おじょう/寺崎(古畑星夏)
・3年6組:えりちん/木下(三浦透子)
・3年2組:大西敦美(八木莉可子)
★未来人★
・ゾーイ(吉本実憂)
ケン・ソゴル(深町翔平)と一緒に未来から来た研究員。
ケンと薬を作るまで別行動する。
現代人に接触しないように隠れ住む。
■芳山家
・父:芳山恭司(小松和重)
・母:芳山香織(安蘭けい)
・妹:芳山那帆(石井萌々果)
■深町家
・深町奈緒子(高畑淳子)
■朝倉家「理髪店ハーバー朝倉」
・朝倉務(田口浩正)
・朝倉唯(猫背椿)
■お好み焼き屋「りぼん」(未羽たちの溜まり場)
・店主:三浦浩(高橋克美)
・内縁の妻:松下由梨(野波麻帆)
・由梨の連れ子:松下圭太(五十嵐陽向)
● ドラマ「時をかける少女」あらすじ
ドラマ「時をかける少女」の公式サイトより、あらすじを紹介します。
高校3年生の未羽(黒島結菜)は放課後、幼なじみの吾朗(竹内涼真)と共に理科室の掃除をしていた。
吾朗がゴミを捨てに行って一人になった未羽は、準備室で何かが割れる音を聞く。
準備室を覗いた未羽は、割れた試験管から漂う甘い香りをかぎ、そのまま気絶してしまう。保健室で目を覚ました未羽は、心配する吾朗たちに一部始終を話す。
しかし、倒れた未羽を最初に見つけたもう一人の幼なじみの翔平(菊池風磨)は、未羽のそばには試験管など落ちていなかったと言う。その日の帰り道、マンションの下を通った未羽の頭に向かって、上から鉢植えが落ちてくる。
直撃を覚悟する未羽だったが、気が付くと、マンションの少し手前に立っていた。
そして、未羽の目の前で落下して割れる鉢植え…。
未羽は、自分がタイムリープ能力を手に入れて時を戻ったのではないかと大騒ぎ。そこに居合わせた翔平は興奮する未羽に、このことは誰にも話さない方がいいと口止めする。
なぜなら翔平の正体は、未羽の幼なじみではなく未来からやってきた科学者ケン・ソゴルだったのだ。しかし、翔平の忠告を無視して未羽はタイムリープの力を使ってやりたい放題…。
そして七夕祭り当日、とうとう大きな事件に発展してしまう!?
● ドラマ「時をかける少女」最終回ネタバレ 結末は?
原作を読んだので、最終回をネタバレ、結末へのあらすじを公開します。
原作の結末までのあらすじの流れは
■理科室で人影とラベンダーの香り
↓
■地震と火事
↓
■トラック交通事故
↓
■超能力?
↓
■先生に相談
↓
■あわや鉄骨の下敷きに
↓
■怪しい人影の正体
↓
■集団催眠「架空の記憶」
↓
■さよなら 未来人ケン・ソゴル
↓
■消された記憶とラベンダーの香り
というものになります。
原作では、主人公の女の子は、タイムリープ能力が身についたことに戸惑い、普通の女子高生に戻ろうとします。
しかしドラマ版では、タイムリープ能力を使ってやりたい放題するという、真逆の反応が面白いですし、見どころだと思います。
また、これまで何度もドラマ・映画化されてきた中で意外にも描かれなかった、翔平(未来人ケン・ソゴル)の心情などに注目です。
原作では翔平が未羽に最後「好き」と告白するくらいで恋愛はほとんどないのですが、ドラマでは吾郎を含めた3人の恋模様にドキドキしそうですね。
ただ結末は、原作と同じになるとネタバレ予想します。
多少アレンジはあるはずですが、基本は同じでしょう。
●理科室で人影とラベンダーの香り
放課後、理科室の掃除をしていた未羽は、奥の実験室から物音を聞き、部屋に入ってみると試験管が割れていた。
怪しい人影を見たような気がしたが誰もいない。
その時、割れた試験管から甘いラベンダーの香りがしたと思ったら、未羽は気絶してしまった。
未羽は保健室で目を覚まし、心配する吾朗と翔平に一部始終を話した。
しかし第1発見者の翔平は、未羽の倒れた実験室に試験管は落ちてないし、ラベンダーの香りもしなかったという。
未羽がもう一度実験室に行ってみると、確かに割れた試験管はなかった。
●地震と火事
数日後の夜、地震が起きたあと吾郎の家でボヤ火事があったが吾郎は無事だった。
●トラック交通事故
翌朝、未羽は学校に遅刻しそうになって急いで横断歩道を渡った際、吾郎と一緒にトラックに轢かれそうになった。
「ダメだ、ひかれる!」そう思った次の瞬間、未羽は自宅のベッドにいた。
未羽は、夢にしてはあまりにリアルだ。時間を戻ったのでは?
学校で授業は始まると、数学の問題が昨日と同じだった。
ノートを見ると白紙になっていて、日にちも昨日になっていた。
地震とボヤ火事についても、地震はないし吾郎の家は火事になっていないという。
●超能力?
未羽は、時間を逆戻りした経験を、吾朗と翔平に話してみた。
吾朗は信じなかったが、翔平は「超能力ではないか」と言う。
未羽は証拠として、今日地震が起きたあと吾郎の家がボヤ火事になると告げる。
するとその日のよる、未羽の言った通り地震と火事があり、さすがに信じる吾郎。
翌朝、未羽はトラックに轢かれそうになるのを思い出して、吾郎を助けるため一足先に交差点につき、間一髪で吾郎がトラックから轢かれるのを助ける。
居眠り運転のトラックは通行人をはねとばして大参事を起こした。
●先生に相談
未羽・吾郎・翔平の3人は、科学的に理解のある理科の福島先生に相談してみた。
福島先生は信じてくれて、未羽の超能力は「タイプリープ(時間の跳躍)」だという。
福島先生は、未羽がタイムリープ能力を手に入れた原因は、4日前の実験室のラベンダーの香りにあると推測。4日前の実験室にタイムリープして、怪しい人影に薬を作るのをやめさせれば解決だと。
しかし、未羽は、どうやったらタイムリープできるかがわからなかった。
●あわや鉄骨の下敷きに
その帰り道、工事現場の鉄骨が上から落ちて、未羽は下敷きになりそうな恐怖の瞬間、タイムリープして深夜の歩道にいた。
帰宅すると窓が閉まっていたので、家に入れず、今度は自分で意識してタイムリープできた。
ついたのは、理科実験室でラベンダーをかいだ、あの日の午前中だった。
●怪しい人影の正体
未羽は理科実験室に隠れて、怪しい人影がくるのを待つ。
やがて人影が入ってきて、薬の調合を始めた。
なんとそれは、翔平だった!
翔平は2660年からタイムリープしてきた未来人だった。
翔平は、小さな装置で2人以外の時間を止めて話し出す。
2600年代、人口が急激に増加し、貧困層は月や火星に移住した。 2620年、科学の進歩によって学校教育が専門化し、大学卒業時には40才に。すると晩婚化が進み、今度は人口が激減してしまった。 2640年、睡眠教育によって11才で大学生になることが可能に。 翔平は2649年に生まれ11才で大学に入り、薬学を勉強。 翔平は、理科実験室で薬を作り始めたが、その時、未羽がきて慌ててしまい、試験管を割ってしまった。 |
●集団催眠「架空の記憶」
また、翔平は未羽や吾郎と幼馴染として過ごしていたが、実際にいたのは1ヵ月という衝撃事実も。
翔平は集団催眠を使い「架空の記憶」を人々にあたえていた。
未羽のタイムリープ能力は、薬の効き目とともに時間が経てばなくなるという。
翔平はなぜ1ヵ月、この時代にいたのか?
それは、、一緒に過ごしたことで未羽が好きになったからだった。
●さよなら 未来人ケン・ソゴル
翔平の本名は、ケン・ソゴル。
翔平が深町家を選んだのは
・子供がいなかったこと
・薬の調合に必要なラベンダーを育てていたこと
だった。
本当は、過去の人に未来のことを話してはいけない。
歴史が混乱するから。
ただ記憶を消せば大丈夫だという。
翔平は未羽や吾郎にかけた催眠をとき、自分の記憶をみんなから消すのだ。
翔平は、未来に帰る薬は用意できたので、これから未来に帰るという。
寂しがる未羽に翔平は、未来で薬が完成したとき、またくるだろうと未羽に告げる。
未羽はぼーっと意識が薄れていくなか、翔平を見つめる。
●消された記憶とラベンダーの香り
倒れてる未羽を吾郎が見つけ、保健室に連れていこうとする。
翔平の記憶はもう誰にもなかった・・・。
後日、吾郎宅の火事も、トラック交通事故も、起きなかった。
翔平が未羽たちを気遣った措置だったが、そのことは誰も知らない。
未羽は学校の行き帰りで通る、深町宅の前でラベンダーの香りに気づく。
未羽はこの香りを知っている・・・懐かしい香り・・・。
※放送直後に実際の結果、結末ネタバレ※
※最終回放送を見て追記※
■
芳山未羽は、別れが嫌いだ。
「時間って命だと思う」・・・
お好み焼き屋「りぼん」の三浦に、圭太は言う。
「お父さんは僕のことが嫌いで出ていった」
昔、三浦は由梨に出会ったとき、借金取りの記憶を消したのだった。
あれから時がたち、三浦の体は既にボロボロだった。
未来人なのに現代に長く居続けたから老化が急激に進んでいた。
三浦は「サヨナラの方法」を模索する。
三浦は未羽に「22世紀きら来た未来人だ」と告白する。
老化のことを話す。
そして「翔平も未来人だ」と告げる。
三浦は未羽に「タイムリープで俺たちの家族をなくしてほしい。7年前の出会いをなくしてほしい」と頼む。
未羽は三浦のことを吾郎と翔平に話が、突拍子もない話なので信じようとしない。
翔平が未来人だということも含めて。
未羽は三浦の言ったことがウソだと信じない。
未羽は三浦に「出会った責任ってあると思う。ちゃんとサヨナラするべき」と主張するが、三浦は「それはできない」と頑なだ。
命よりも大切な家族だから、出会わなかったことにしてくれと土下座する。
未羽はタイムリープしてみることにした。
■三浦が家族とサヨナラ
夜。「りぼん」
三浦は由梨と圭太に「今日で家族はおしまい。出会わなかったことになる」と涙ながらに話す。
まるで永遠のサヨナラのような言い方をする三浦に、由梨は驚く。
圭太は「あなたはお父さんなんだから、僕たちの家族。日本一の家族」だと言う。
未羽は三浦に「これが正しいサヨナラなのか」と疑問をもつ。
そして三浦は未羽に、翔平が催眠術を使ったことを話し
「小さい頃の翔平の顔を覚えているか?」と問う。
未羽は思い出すと、それは翔平ではなくなんと吾郎だった。
号泣する未羽。
未羽は7年前にタイムリープして、三浦に伝言を伝えた。
そのおかげで三浦が由梨と出会うことはなくなった。
■翔平は誰?
未羽は翔平「あなた誰?また催眠かけて私の記憶を変えるつもり?」と問い詰める。
翔平「俺の本当の名前はケン・ソゴル。オレの時代はずっと冬が続いている」
と告白する。
数時間で帰るつもりが、タイムリープの薬をうっかり失くしてしまったのだという。
予備の薬品にこの時代の成分をプラスすれば帰れるはずだったのだが、7月7日の放課後の理科準備室で、未羽がその薬をひっくり返したため、帰れなくなったという。
ただそのおかげで翔平は未羽に恋をすることができた。
薬はいま作り直していてもうすぐ完成するという。
しかし翔平は未羽のことが好きだから、帰らないつもりだ。
未羽は老化を心配し「早く未来に帰って」と告げた。
■タイムリープの薬が出来ない
夜。未羽は自宅で食器を割ってしまい、またタイムリープしてやり直そうとするが、なぜか出来ない。
そのころ翔平は、身支度を整えていた。
また深町奈緒子も、翔平が息子ではことに気づいていた。
それでも奈緒子は翔平を責めることはしない。涙する翔平。
翌朝、翔平は深町家を出た。
ゾーイのもとへ行くと、薬が出来ないようだ。
落ち込むゾーイと、喜ぶ翔平。
翔平は未羽に喜んで知らせに行った。
翔平はこの時代にいれることが嬉しい。
しかし未羽は自分を責めて「恋なんかしなきゃよかった」と後悔する。
■あの日へ・・・
未羽が街角で落ち込んでいると、偶然薬のビンを見つけた。
未羽は翔平を探しに行くが見つからないので、自分でタイムリープしようと、薬ビンを開けて匂いを嗅いだ。
しかし大変なことに気づく。
あの日に戻ってやり直すと、翔平との初恋がなかったことになってしまうから。
躊躇する未羽・・・しかし決意してタイムリープ。
7月7日の理科実験室に着いた。
未羽は翔平を見つけ、事情を話す。
「あなたを22世紀に帰らすために来た」
ゆかには割れた試験管、机にはラベンダーがあった。
そして、2人が恋仲になったことも明かす。
未羽はアルバムを取り出し、一緒に映る写真を見せて、想い出話をする。
また、老化についても話し「命を削ってまでこの時代にいてほしくない」と泣きながら告げる。
ただ本当は一緒にいたい、未来に帰って欲しくない・・・。
翔平は未羽に言われた通り、薬を完成させ、理科実験室を出て行く。
その時、翔平は未羽に古ぼけた写真集を見せた。
それは未羽がこれから撮る写真集だと気付いた。
すべては未羽のおかげだったのだ。
翔平は礼を言って、去っていった。
吾郎が理科実験室に来ると、未羽が1人で突っ立っていた。
吾郎と未羽、2人だけの帰り道。
進路の話題になり、未羽は、写真専攻のある大学に行くと決めた。
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