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写真家ヨシダナギさんは、アフリカの少数民族と同じ全身裸になって仲良くなる生き方や、鮮やかな色彩が魅力が人気の写真家。クレイジージャーニーなどテレビ出演もして特集されるほど。
ヨシダナギさんの肩にタトゥーがありダサいと批判もありますが、タトゥーのデザインと意味を知るとますます人気が出そう。
実はカメラに詳しくないそうですが、使ってるカメラのメーカーや機種も何か気にります。Nikonみたいですが。
そんなヨシダナギさんですが生い立ちや過去が壮絶。
子供の頃はイジメにあって引きこもり、中学生で両親の離婚も経験。
また、写真家になる前にはなんとグラビアアイドルとイラストレーターの仕事をしていたのです。
まずはヨシダナギさんが写真家になるまでの軌跡を追っていきます。
目次
●写真家ヨシダナギ 年齢などプロフィール(画像)
今夜、20:54〜TBS「クレイジージャーニー 2時間SP」に出演します。ヨシダは初のアマゾン撮影に行ってまいりましたので是非ご覧くださいませー!#ヨシダナギ #爬虫類ハンター #加藤英明 さん pic.twitter.com/a8s0tDEyYS
— ヨシダナギ / nagi yoshida (@nagi_yoshida) 2017年8月16日
名前:吉田凪(ヨシダナギ)
出身地:東京
生年月日:1986年7月6日
年齢:現在31才
職業:写真家
職歴:グラビアアイドル→イラストレーター→写真家
ヨシダナギさんは、幼いころアフリカに強く憧れ「大きくなったら彼らのような姿になれる」と信じて育ったのですが、10才で自分が日本人だから無理だと両親から突きつけられ、挫折します。
その後、独学で写真を学び、2009年23才から単身アフリカへ渡り、少数民族たちを撮影し発表。
唯一無二の色彩と、彼らと同じように全身裸になる写真家スタイルが注目され、テレビや雑誌に多数出演しました。
今年2017年、日経ビジネス「次代を創る100人」に選ばれ、「講談社文化賞」も受賞しています。
写真集だけでなく紀行本も出版。
・写真集「SURI COLLECTION」(いろは出版)
・紀行本「ヨシダ、裸でアフリカをゆく』(扶桑社)
アフリカでのエピソードの数々をまとめた
・ヨシダナギBEST作品集「HEROES」を2018年4月頃に発売予定
●ヨシダナギ 写真家になるまでが壮絶な生い立ち!
ヨシダナギさんの生い立ちをみると、子供の頃にイジメに会い引きこもり、グラビアアイドルになったり、両親が離婚したりと壮絶な過去があります。
■5才でアフリカ人に憧れる
5才の時にテレビのバラエティ番組でマサイ族を見て「セーラームーンになりたい」と憧れるのと同じよに「大きおらずくなったら彼らのような姿になれる」と信じて育っていきます。
■文章書くが好き
小学校1~2年の夏休みは、学童保育に通いみんなが夏休みの宿題をしているなか、思ったことをノートに詩で書いていました。
すると先生すべてを察して
・話で伝えることがすごく苦手な子だけど
・文字で伝えることができる子
であると親に伝えてくれました。それからはヨシダナギさんは大切なことは手紙で両親に伝えるようになったのでした。
特に父親は日曜しかおらず一緒にいてもプロレスしかしない無口な人。ヨシダナギさんはバックドロップで育ちました。
現在ヨシダナギさんの友人は8人ほどですが、うちの6人はメル友か文通をきっかけに出会った人たちだそう。
■10才で挫折
10才で大きな挫折が。
「日本人だがらマサイには絶対なれない」という現実を両親に突きつけられ、すべて終わったと挫折します。夢破れたのです。
■10才までは東京にいた
また、挫折する頃までは東京で育ち楽しく生きていました。
保育園が同じだった幼馴染と遊びに行ったり、遊びに誘われない日は、家にいると母親が怒るから団地の外で野良猫と遊んだり、色々ものを拾って食べたりして遊んでいました。
団地の周りも裏山があり、ザクロを拾って食べたり、木登りもして楽しく生きていました。
■10才で千葉に引っ越しイジメにあう
東京から千葉に引っ越してから、イジメにあいました。
元々引っこみ思案な性格が、イジメが原因で余計にこもる性格になり、どんどん暗くなり、「なんで私ばかりイジメられるんだろう?」と後ろ向きなことしか考えられないようになります。
■14才で両親が離婚
学校に行くと笑顔でいないととイジメられます。中学2年生で学校に行かなくなり、両親も離婚しました。
父親のことは大好きでした。でも家に父親と2人でいても機嫌をうかがいながらの生活です。
■14~20才まではグラビアアイドル
ヨシダナギさんはネットがきっかけでグラビアアイドルになります。
14才で引きこもりになり、ネット掲示板で知り合った出版社がHPを作ってくれて、ヨシダナギさんは文章を書くのが好きなので頭の中にある物語を書いていきました。
その物語にポートレイトを載せたら?て勧められ、1枚だけ載せると14才でネットに顔出したのが珍しくて人気に。
当時はネットアイドルの全盛期であり、その流れでスカウトされてグラビアアイドルになりました。
■21才でイラストレーター
グラビアアイドルだったヨシダナギさんですが、根暗に性格に向いてないし、年齢的にもきつくなったきので辞めたいと思っていました。
そんな時「絵がうまいんだから、イラストレーターになったら?」と勧められ、グラビアアイドルを辞める目的でイラストレーターになりました。
最初は楽しかったですが、イラストを仕事にするのは実は嫌でした。
人から指示されて描くのも嫌で、何もできなくなる性格。
案の定1年でスランプに陥り、そんな時、カメラと出会います。
■21才になる直前に親元を出た
実家暮らしで引きこもりのヨシダナギさんは
・一人で何もできない
・一人で出かけることもできない
・洗濯もしたことない
というないない尽くしで、仕事にも悩んでいましtあ。
しかしある日考えるのを止めて、思い切って一人暮らししちゃいます。
短期バイトで稼いだお金を引っ越し代にして、引っ越し前日に父親に「明日出ていきます」と宣言して出たのでした。
■すべてが楽しくなった
1人暮らしを始めたヨシダナギさんは、それまでの暗い人生から一転してすべてが楽しくなりました。
例えば掃除ひとつとっても、1週間もすればホコリが出る不思議に驚いたり色々発見が。
原色好きなので食器を真っ青や蛍光グリーンしたら、食欲がガタ落ちし、色の影響力を学びました。
どうってことない毎日が楽しくなり、家にいることがポジティブで楽しい「明るい引きこもり」になったのです。
それからは「生きることは死ぬまでの暇つぶし」という考え方に方向転換!
死んじゃえば終わるし、極端な話、人様にそんなに迷惑さえかけなければ、好きなことやって失敗したって、多少借金背負ったって、ギリギリまで楽しいことして死んでやればいいやって。
■21~22才 写真を撮り始める
母親が再婚して小さない子供が2人いて、英語を教えるためフィリピンに短期留学させるが、母親1人で2人面倒見るのは大変だから、ついてきてくれと頼まれ、1か月同行します。
その時、旅行なので子供の写真をとるため安い一眼レフカメラを買って持っていきました。
フィリピンに行くと、知らずに偶然スラム街に行き、子供たちの素敵な笑顔に出会い、写真をとってブログに載せたら「写真うまいね」と褒められたのが写真家のスタート地点。
その時点での仕事は嫌々やってるイラストレーターでしたが、写真家なら絵を描くより楽だと思いました。モデルがさえいれば、絵のように作品を生み出す力は必要ないので。
■一人暮らしの延長で2009年より単身アフリカへ
23才でついにヨシダナギさんは子供の頃の憧れだったアフリカへ。
英語ができないことがネックでしたが、とりあえず行って、ダメだった諦めればいいというノリで。
しかし実際に少数民族に会いに行ったものの、彼らは意外にビジネスライク。
同じ恰好をすれば仲良くなれることは「マサイになりたい」夢見た時からわかってたのですが、英語ができないのでそれができず、最初からは仲良くなれませんでした。
しかしその後、ボディーランゲージをやったり必至になったことで、全身裸の同じ格好をして仲良くなることに成功。
アフリカに行くまでこんなに「伝えなきゃ」と一生懸命生きたことはありませんでした。
■以降、アフリカをはじめとする世界中の少数民族を撮影、発表
ヨシダナギさんにとってアフリカの少数民族は大好きなアイドル。
みんなカッコいいし、笑顔がまぶしい。動きがなんとなくコミカルで、リアクションひとつひとつがヨシダナギさんにとってツボです。
●ヨシダナギ タトゥーのデザインの意味は? ダサいと批判の声も‥・
インスタ画像
ヨシダナギさんの左肩には、大きなタトゥーが掘ってあります。
デザインを見ると、「孔雀(くじゃく)」のようですが、どうやら「鳳凰(フェニックス)」デザインが正解のようです。
■タトゥーの意味は?
「鳳凰(フェニックス)」は、中国の神話に登場する伝説の鳥。
縁起の良い鳥とされ「再生と復活」「新しい人生の始まり」という意味があります。
その羽は「繁栄の象徴」の意味でもあります。
ヨシダナギさんはイジメにあった引きこもりから、1人暮らしを始めて人生が明るくなった経験があるので「再生と復活」「新しい人生の始まり」を意味する「鳳凰(フェニックス)」のタトゥーはまさに彼女自身を表している感じですね。
■ダサいと批判の声も・・
一部の人からはタトゥーのデザインがダサいと批判もあるようです。それぞれ好みがあるし、タトゥーを入れること自体を批判する人もいるので仕方ないですね。
大方は、批判ではなく好意的な意見ばかりです。
・色白肌に黒の服でタトゥーはかっこいい
・凄く美しい
・キュンとくる
など
●ヨシダナギ カメラ機材が気になる メーカーや機種は何?Nikon?
原色好きなヨシダナギさんの写真は、色合いがとても素敵。
カメラが趣味な人は、機材が気になりますね。メーカーや機種は何を使ってるのでしょう?
どうやら、メーカーはNikonで、機種はD810のようです。
実はヨシダナギさん機械音痴な上に、写真家なのにカメラに興味がありません。
小ぶりなカメラが気になって調べたことがあったのですが、マネージャーから
「ヨシダさんはカメラに興味持たなくていいんです! Nikonさんに提供してもらっているカメラだけを使用していてください! カメラは要りません!」と叱られたのでした。Nikonがスポンサーみたいです。
ヨシダナギさんはカメラのスキルが低いと自分で言ってます。
今のスキルでは、1日の撮影時間は「日の出から約1時間半」と「日が沈みきるまでの約1時間半」の合計3時間だけ。これが限界だそう。
だから1回の渡航で世に出せる作品数は1~3枚、3枚出せたら御の字なんだとか。
●ヨシダナギ 写真展がスゴイ
ヨシダナギさんは全国各地で写真展を開いています。
最近は西武渋谷店で
2017年5月30日(火)~6月26日(月)開催してました。
本展「HEROES」では、新作となるアフリカ ニジェールの流浪の民「ボロロ族」に加え、ポリネシア諸島パプアニューギニア「カラム族」、ケニア「サンブル族」、ナミビア「ヒンバ族」、エチオピア「アファール族」、ヨシダのライフワークとして幾度も通うエチオピア「スリ族」の写真が登場。
【ヨシダナギ写真展】
5/30〜西武渋谷店にて「HEROES」が始まりました!メイン会場の美術画廊には40点ほど作品を展示しておりますので、是非、ご来場下さいませー!次は2日14時頃からの在廊予定です。在廊情報&展示詳細☞https://t.co/u4fZDZNlH1 #シブセイ pic.twitter.com/5gqc5a2GSr— ヨシダナギ / nagi yoshida (@nagi_yoshida) 2017年5月31日
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