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盲目芸人の濱田祐太郎さん(28才)が、R-1ぐらんぷり2018で圧倒的な差で優勝し、16代目R-1チャンピオンになりました。優勝賞金500万円もゲット!お笑い界の歴史を変えました。(画像)
濱田祐太郎さんはまだWikipediaがないので、Wiki風プロフィールを紹介します。盲目ネタは高校時代や友人知人との日常のあるあるネタがとにかく面白いです。優勝してテレビ出演が増えるはずですが、盲目の芸人ということで24時間TVに出るかもしれません。
R-1ぐらんぷり2018を見た人たちは「同情票じゃなく一番面白かった」「盲目という障害を個性に変えてマイク1本で笑いを獲った」と、お笑い界に吹いた新しい風を絶賛する声が多いです。小道具も音楽もなく、盲目も関係なく話芸だけで笑いを獲る姿はかっこよかったです。
盲目だと聞くと暗いイメージを持った人が多かったようで、明るく生き生きとした濱田祐太郎さんに驚くとともに元気と勇気をもらい、感動した人もたくさん。なんだか救われるのです。売れてほしいです。
目次
●濱田祐太郎 R-1ぐらんぷり優勝!
決勝の結果は、視聴者投票が濱田祐太郎さん67%、ゆりやんレトリィバァさん17%、おぐさん16%。審査員の結果も、濱田祐太郎さん9pt、ゆりやんレトリィバァさん3pt、おぐさん3ptで、圧倒的な強さをみせて優勝しました。
優勝コメント
「僕めちゃくちゃ噛みましたよ。ありがとうございます。
ずっとアマチュアの時から出ていた大会で、優勝したかったんで。
告知のVTRでは4回って言ってたけど本当は7回出てたんです」
決勝進出を祝福していた先輩芸人のかまいたちやザ・プラン9も、優勝を喜んでると思います。
優勝賞金の使い道についてネタでは、
・目が見えないこそ意味のないことに使いたい
・免許持ってないけどプリウス買ってみたい
・テレビを3Dにしてテレビに「騙されへんぞ」と言いたい
・メガネ買いたい
と言ってました。実際は何に使うのか興味があります。
ちなみにR-1ぐらんぷりの「ぐらんぷり」が平仮名だと知らなかったそうです。
決勝1回戦ではシーンとした会場に向かってすかさず「迷ったら笑ってくださいね」と切り返して優しく笑いを取っていたのが印象的でした。
●濱田祐太郎 Wikiプロフィール(画像)
🎊決勝進出者⑧: 濱田祐太郎さん🎊
決勝への意気込み💪✨
「『R-1ぐらんぷり』が大好きで毎年聴いていました。
“純粋な漫談”でも戦えるというのを、見てもらいたいです!!」#R1ぐらんぷり pic.twitter.com/rLzJAtcBLR— R-1ぐらんぷり (@R1GRANDPRIX) 2018年2月12日
名前:濱田祐太郎(はまだゆうたろう)
出身地:兵庫県 神戸市
血液型:O型
生年月日:1989年9月8日
年齢:現在28才
所属:吉本興業
芸歴:5年目
濱田祐太郎さんは生まれつき全盲に近い弱視で、左目は見えず、右目は明るさがわかる程度という先天性緑内障。3万人に1人の難病。目が見えないハンデを自虐するあるあるネタを披露する超ポジティブ思考。
小学生の頃テレビで「ビッキーズ」「ハリガネロック」を見て漫才にハマり、中学生で舞台を夢見るように。高校からは盲学校に進学し、親を安心させるためマッサージ指圧師と針とお灸の資格を取得。卒業後にNSC入学して「NHK新人お笑い大賞2017」では決勝進出者になりました。
生まれつき目が悪くてほとんど見えない盲目の芸人。でも自分がいいと思えるしゃべりを頑張ってます。劇場で芸を磨いてきた唯一無二のひとり芸です。
●濱田祐太郎 盲目ネタが面白い
■高校時代のネタ
小学校・中学校は地元の学校に通い、高校から盲学校に通いました。
盲学校の生徒は全員目が悪いのに、教室には黒板があったそう。見えないのに・・
でもチョークも黒板消しも置いてなかったといいます。先生に聞くと「あっても使わないから」と。
高校の階段には点字ブロックがなかったそう。
休み時間、クラスメイトは廊下から聞こえてくる足音で誰が来たかわかると言ってたそうですが、濱田祐太郎さんはわからないながらもうなづいていたそう。うなづいても見えないのに。
盲学校の先生は一所懸命が災いしてか、体育館で整列したとき「足元の白い線に並んでください」と言ったとか。すると先生が気付いて「みなさん心の目で見てください」と言ったそう。
■盲目あるあるネタ「それ嘘やろ?」
盲目だと、周囲の人から「それ嘘やろ?」というようなことを色々言われるそうです。
おばちゃんに自分の盲目を説明したあと、そのおばちゃんから「私の顔見えてる?」と言われたり。
知人から「ダーツやるの?」といわれたり。的が見えないのに。
知人の女子から「ドライブ行きたいな。そういえば濱ちゃんて車の運転したことある?」
道を案内してくれた親切なおばちゃんから「色々覚えないといけないから大変やろ。点字とか手話とか」
一番嘘だろと思ったのが、盲学校時代、修学旅行先の北海道で何をするか話し合いしたとき先生が「札幌ドームにプロ野球を見にいきます」見えないけど先生のことを二度見したそうです。
■Youtube動画
吉本の公式youtube動画です。よかったらご覧ください。
●ネットの反応
最近は話芸だけでグランプリ取る人は中々いないので、濱田祐太郎さんどんどん売れて欲しいですね。
正統派の漫談、久しぶりに文句なしの優勝者でした。自らの障がいを踏み台にして頂点をとったことは凄いです。
濱田祐太郎さんから強く生きる勇気をもらいました。またテレビで見たいです。
私は汚れちまった悲しみをずっと抱えている人なので #R1ぐらんぷり で盲目に近い濱田祐太郎さんが優勝し、紺野ぶるまさんがさりげない気遣いを見せていたなんて話を聞くと吉本興業のシナリオかっ!とか思っちゃうんですけど、きっと他の人より面白かったからのはずです。また機会があれば見てみます。
— 周 健 (@amaneken) 2018年3月6日
R-1ぐらんぷり決勝に進むメンツを今知ったけど個人的には盲目であることをネタにし続ける濱田祐太郎を応援したい。吹き荒れるポリティカル・コレクトネスを吹き飛ばせるのではないか。配慮というのはなるべく話題にしないということではないのだということがよくわかる漫談。 https://t.co/Qg6TthGQpO
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) 2018年3月3日
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