人気女優の吉井怜さん(36才)は18才のときに白血病を発症し、骨髄移植を受けた壮絶な過去があります。白血病で辛いとき支えてくれたのは家族。事務所も病気が治って復帰するまで待ってくれました。

しかし吉井怜さんの白血病は、子供産めない病気という噂もありますが、真相はどうなのでしょう。

吉井怜さんが結婚した旦那は山崎樹範さん（画像）で「前向きな気持ちに変えてくれる」存在。子供産めないのが本当なら、旦那が心の支えです。

白血病の骨髄移植手術の前日、吉井怜さんはまだ出会えていない未来の赤ちゃんにあてた気持ちを日記に書いていました。子供産めない病気を乗り越えて、妊娠・出産して赤ちゃんに出会えたら素敵です。
　
　

●吉井怜　プロフィール（画像）

吉井怜さんは、14才で応募したオーディションをきっかけに事務所からスカウトされ、テレ東の情報番組「IT’ｓアクセス」で最初はアイドルとしてデビュー。

ブレイクしたのは2年後16才、テレ東「仮面天使ロゼッタ」のヒロイン神あすか役に抜擢され人気に火が付きました。

しかしアイドル女優として順風満帆になった矢先、2000年18才で白血病を発症してしまいます。

●吉井怜　病気「白血病」で骨髄移植

2000年4月
高校卒業したばかりの吉井怜さんは、外出先の強い日差しで体調を崩しますが、疲れと減量のせいだと思ってました。

しかし7月に奄美大島でグラビアカレンダーの撮影中、40度以上の高熱を発して撮影中止。島で点滴を受けたあと、横浜の病院で診察を受けると即入院。

医師は両親にだけ「急性骨髄性白血病」だと告知、本人には病名を隠して「骨髄不全症で入院3ヶ月」だと告知。吉井怜さんは8月にＣＭや特番の仕事が詰まっていたのでショックでした。

■無菌室で抗がん剤治療

しかも入院翌週から始める「抗がん剤治療」の副作用で、髪は抜け落ち、爪も黒く変色します。3か月後に退院できても髪が伸びるには時間がかかります。でも事務所の社長は復帰を待つと励ましてくれました。

「抗がん剤治療」は無菌室で行われ、入院中は両親ともガラス越しのインターホンでしか話せない辛い状況で、閉じ込められている閉塞感もあり不安や苛立ちを母親にぶつけていました。

入院1か月後、１度目の「抗がん剤治療」が終わったとき、医師から「白血病」だと本当の病名を告知されました。しかも再発率の高いタイプM5（単球性白血病）で5年生存率は30%。

■退院

2000年12月に吉井怜さんは一時退院。

このとき退院後の治療法として「寛解維持療法」と「骨髄移植」の2つを提示され、吉井怜さんは定期入院を繰り返しながら抗がん剤治療を定期的に続ける「寛解維持療法」を選択。

「骨髄移植」は長期入院が必要だし、抗がん剤治療と放射線治療で過酷。無菌室の閉塞感、髪が抜けることや、移植の合併症で外見が変わる可能性、不妊（子供産めない）の可能性も怖かったからです。

でも「寛解維持療法」は自宅で安静にする必要があるので仕事復帰できませんし、再発リスクも高いです。
　
　

■兄の一言で骨髄移植の手術を決意

そんななか、吉井怜さんの母親と白血球型が一致してるとわかり、医師と家族から「骨髄移植」を勧められましたが、ずっと悩みました。

「骨髄移植」を決意したのは兄の一言でした。

生きてなかったら仕事も何にもできないし、爆弾を抱えて復帰しても、もし再発してまた入院ということになったら、今度こそ戻れなくなるぞ

引用：がんサポート

こうして一時退院から8か月後
2001年7月11日に、母親から骨髄提供され「骨髄移植」の手術をして成功。手術後10日間は記憶がなく、猛烈な吐き気、顔は腫れあがり、髪が抜け落ちましたが、2週間すぎるとどんどん症状が改善。

また、骨髄移植の結果、血液型がA型からO型に変わりました。

■仕事に復帰！本を出版してドラマ化も

2001年9月に退院し、2002年からついに仕事復帰！

現在は年に1回通院して、経過を確認する程度にまで回復しています。健康に不安もありません。

入院中に書いていた日記をもとにした本『神様、何するの… ―白血病と闘ったアイドルの手記』はベストセラーになり、2003年には宮地真緒さん主演でSPドラマ化されました。当初は本人役で出演オファーされたものの、つらい記憶がよみがえってしまうから断ったそうです。

●吉井怜　結婚した旦那は山崎樹範（画像）

2016年11月11日、
吉井怜さんは結婚しました。旦那は俳優の山崎樹範さんです。

吉井怜さんは旦那の山崎樹範さんについて「優しさとユーモアに溢れ、なにかと考えすぎる私を受け止め、前向きな気持ちに変えてくれます」と明かしています。

■馴れ初め

出会いは2005年吉井怜さん23才のとき、テレ朝の深夜ドラマ「着信アリ」で共演。その時は何もなく。

10年後2015年
吉井怜さん33才の冬
共通の友人を通じて再会すると、交際に発展。約1年後に結婚しました。

プロポーズのセリフは
「結婚しちゃう？」
吉井怜さんはヘラヘラして
「よろしくお願いします、ハハハ」
と快諾。

吉井怜さんは29才のときに「30代を目標に旦那さまを見つけたい」と言っていたので、目標をかなえました。

●吉井怜　子供産めない？

吉井怜さんは骨髄移植の手術の後遺症で、子供産めない、不妊だという噂があります。

調べてみると

移植前に行う大量の抗がん剤や放射線照射によって性腺(男性の精巣、女性の卵巣)がダメージを受け、移植後にはほとんどの患者さんが精子や卵子を作れない状態になります。これは、子供をつくるができない、「不妊」状態につながり、また、女性の場合は女性ホルモンがでなくなるために、月経がこなくなり、更年期障害のような症状が出ることもあります。

ただし、性腺の障害の程度は移植前処置の方法によって大きく異なります。再生不良性貧血に対するシクロホスファミド(商品名エンドキサン)単独の前処置や悪性リンパ腫に対する自家移植の前処置の後には女性の卵巣機能が回復することは珍しくありません。

一方、ブスルファン(商品名ブルルフェクス)という抗がん剤を大量に使うと性腺機能はほとんどの場合に回復しません。シクロホスファミドと全身放射線照射の併用の移植前処置の場合は稀に性腺機能の回復がみられます。

いずれの場合にも、移植時の年齢が若いほど、性腺機能が回復する確率は高くなります。

引用：http://www.jichi.ac.jp/saitama-sct/SaitamaHP.files/fertility.html

「骨髄移植」の手術をしたとき18才で若い年齢だったので、吉井怜さんが子供産めないというわけではないと思います。現在36才だし、まだ妊娠の可能性はありそう。

2001年7月に骨髄手術を受ける前日、
吉井怜さんは未来の赤ちゃんにあてて自分の気持ちを日記に記しました。

弱い私に、あなたの力をください。愛してるよ…ずっと、ずっと愛してる

赤ちゃんに出会える日がくることを願いいます。