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柴田千代さんは小学校時代に父親きっかけでチーズに魅了され、高校時代にはちょうど食の安全が社会問題だったことがきっかけで、チーズが添加物なくても保存性よく栄養価も高い発酵食品のNo.1であると知りました。
大学でチーズを学び就職するつもりでしたが、乳製品会社の不祥事きっかけで会社員でなく職人になる決意をし、20代は厳しい修行時代という経歴でした。
修行を終えても1人前の職人として雇ってくれるチーズ工房はなく、自分でお店を出すことを決意。開業資金の壁にぶち当たりましたが、発想の転換で千葉にお店を出して、日本一を受賞するチーズ職人になったのでした。
チーズ職人は年収が低いようですが、柴田千代さんは年収の壁も超えようと考えてることがあります。
こんな経歴をもつ柴田千代さんは彼氏や結婚はどうなのでしょうか
目次
●チーズ職人・柴田千代 経歴プロフィール(画像)
千葉県南部の山深い場所に、月に一度、国内外から多くの人々が押し寄せる。
チーズ職人の柴田千代。彼女の作るチーズは食べたものを虜にすると評判になっている。
一体どんなお味なのか…。明日夜11時放送。#情熱大陸 #mbs #tbs #柴田千代 #チーズ pic.twitter.com/UiyJLCRKGc— 情熱大陸 (@jounetsu) August 3, 2019
名前:柴田千代(しばた ちよ)
出身地:千葉県
生年月日:1980年
年齢:38才(2019年8月現在)
出身大学:東京農業大学
職業:チーズ職人
■チーズとの出会い
柴田千代さんのチーズのルーツは小学校5年生のとき。父親がエールフランス航空の整備士を務めていたおかげで、会社の夏休みを利用して家族でフランスに1か月滞在したとき、現地でチーズの魅力を知りました。
食べることが大好きな子供だった柴田千代さんは、将来は料理人になろうと夢みてましたが、高校時代にチーズ職人を目指す決意をします。
高校の小論文で「食の安全」をテーマに選びました。当時、食品添加物、ダイオキシン、発がん性物質、環境ホルモン、異物混入など食の安全性が社会問題になっていたからです。
そこで食品添加物がなくても保存性の高い食品が昔から伝統の「発酵食品」だとわかりました。毎日食べ続けても体に負担がなく、納豆や・キムチ・梅干し・漬物などあるなかでトップがチーズでした。日本は災害も多いので未来に受け継ぐ食品としても保存性も栄養価もチーズはナイスでした。
■20代は修行時代
大学は、チーズ作りが盛んな、北海道の東京農業大学オホーツクキャンパスに進学。乳製品加工実習場もあるから、肌でチーズを学べました。
卒業後は大企業で研究者になるつもりでしが就活スタートしたとたん、大手乳製品会社「雪印」の不祥事で従業員が路頭に迷う姿をニュースで見て、会社に就職してチーズに関わるのではなく、手に職をつけてチーズ職人になる道を選びました。
そこで北海道のチーズ工房の門をいくつもたたいて雇ってもらい修行が始まりましたが、個人経営の工房に無理やり弟子入りしたこともあり、労働環境は厳しいものでした。あさ5時~よる9時まで働き、休日は月に約3日、食事付きの寮暮らしですが最初3か月は給料なし、その後も月給は3万円。
それでも2004年に先輩が世界的なチーズのコンテストで金メダルに輝くのを目の当たりにして、自分も世界一のチーズを作って受賞されたくなり修行を続けました。
2007年、2年半の修業を終え、ホテルでバイトして貯めた資金を使って、2008年27才で今度はチーズの本場フランスに修行にいきます。1年間かけて気候風土の違う農場を回り、その合間にスペイン・イタリア・スイス・ドイツ・ベルギーなど現地のチーズを食べ歩きました。
■33才で起業!店オープン
チーズ工房と本場ヨーロッパの修行を積んで自信がついた柴田千代さん。しかし雇ってくれるチーズ工房はなく・・・修行時代と同じ雇用条件を出されたりする始末。
すると母校・東京農業大学の教授が助け舟をだし、1年間、チーズの講師の仕事を任されました。ここで教育や次の世代に伝える面白さを知りました。
講師をしながらチーズ工房の起業を考えてましたが、牛乳の仕入れや設備投資も含めて3000万円も必要とわかります。
そんななか千葉の実家の父親が脳梗塞で入院。お見舞いしに何度も帰省するうちに、千葉で起業するアイデアが浮かびました。
北海道のデメリットは
● 北海道は流通コストが高い
● 北海道はライバルだらけ
● 開業資金が3000万円
千葉のメリットは
● 東京に近いから販売に有利かも
● 実家に近いからすぐお見舞いに行ける
千葉での開業資金は、場所を牧場の近くにして仕入れを安くし、空き物件を借りて初期投資を抑え,10分のいちの300万円にする作戦。足を使って物件を聞きまわった結果、蕎麦屋の女将が実家の古民家を、若者の夢を叶えるため貸してくれたのでした。
並行して、生活費を稼ぐため月~金はバイオテクノロジーセンターの研究所で働いてました。
2014年33才で引っ越して古民家をリフォームし、12月についに「チーズ工房【千】sen」をオープン!
昨日訪れたチーズ工房「千」さん、月に一度の開店日が昨日で幸運にも行くことができた!古民家を改装したお店はイートインもできて、なによりチーズがおいしい!!情熱と技術を持った職人さんが手作りしているお店です。 pic.twitter.com/YKdv0NnpRR
— まいったねぇ (@maittaneeee) August 2, 2015
お店オープンから2年10カ月後2017年、日本チーズ界の最高峰チーズコンテスト『第11回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト』で女性のチーズ職人初、最高賞である農林水産大臣賞を受賞!
2019年春には設備投資も落ち着いたし、チーズ職人1本でやっていける見通しがついて、バイオテクノロジーセンターの仕事も辞めました。
現在、「チーズ工房【千】sen」の店舗販売、通信販売、以外にも、千葉や東京のレストランにチーズを卸したりています。
●チーズ職人・柴田千代 受賞歴
●Japan Cheese Award 2016 銀賞 竹炭
●Japan Cheese Award 2016 銅賞 チーズのオイル漬け
●第11回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト2017 農林水産大臣賞 竹炭 濃厚熟成
●Japan Cheese Award 2018 銅賞 竹炭 豊熟
●Japan Cheese Award 2018 銅賞 酒粕のバーニャカウダ漬け
柴田千代さんのスゴイところは、ゴーダ、カマンベール、ブルーチーズなどヨーロッパのものを追いかけて真似るものではなく、オリジナルが評価されてるところ。
本場の後追いの市場に入らず、自分でカテゴリーを作ってしまおうという開拓者なんです。
7種類の乳酸菌と酵母を0.1g単位で配合して、表面に竹炭をまぶし、独自の香りと風味あるオリジナルチーズ「竹炭」が生まれました。
チーズ工房千の「竹炭」食べてる。雪見だいふくを彷彿とさせるような見た目。口に入れるとしっかりとしたチーズ感がありつつ、ねとっと溶けて、それでいて口残りはさっぱり。確かに食べたことのない感じのチーズ。うまし。 pic.twitter.com/jgZQsr4F3s
— _cheap (@_cheap) June 6, 2019
●チーズ職人・柴田千代 年収が低い?
柴田千代のお店「チーズ工房【千】sen」の営業日は、月に1日だけです。
でも現在、その1日でチーズは500個売れるそうです。
しかし収入は500円のチーズの約半額が職人の取り分なので、1000個売って収入は25万円です。月に一度だから月収25万円、年収300万円となります。
店舗販売以外にも通信販売がありますが、3240円、4320円、7020円の3種類のチーズ詰め合わせが各セット10個現手数販売なので全部売れても14万5800円です。
ほかにも料理人さんのリクエストで千葉や東京のレストランに卸してます。
なのでそれらをあわせても年収は300~400万円くらいかもしれません。
そこで柴田千代さんは、高品質・高単価、ひとつ5000円、5万円のチーズを作ろうとしてます。これが実現すれば、全国のチーズ職人たちの希望の星になることができるという側面もありますし、将来は弟子をとって暖簾分けも考えるというから、優れた職人というだけでなく、常にマーケティングを意識してるのもスゴイところ。
これまで不屈の精神ですべて実現してるので、高品質・高単価チーズの販売も、きっと成功して、その時には年収も絶対あがってると思います。
●チーズ職人・柴田千代 彼氏や結婚は?
柴田千代さんの彼氏や結婚については情報はなく、独身と思われます。
今はチーズのことが最優先で、彼氏や結婚は二の次かも。
●まとめ
チーズ職人・柴田千代さんの経歴プロフィール、受賞歴、年収、彼氏や結婚について紹介しました。
とても志の高い人ですね!
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