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8月15日放送「爆報フライデー」に原宿に住む81才魔女が登場するので、誰なのか?名前と顔画像を調べてみると、大人気イラストレーター田村セツコさんでした。
最初から順風満帆なイラストレーターだったのではなく若い頃の経歴はなんと銀行員!
そこからどうやって人気イラストレーターになったのか?そこには夢をあきらめない女の子の、漫画のようなストーリーがありました。
目次
●原宿に住む81才魔女は誰?名前と顔画像!
原宿に住む81才魔女は誰かというと、名前はイラストレーターの田村セツコさんです。
顔画像はこちら!
田村セツコさん80歳&テツコさん。
可愛すぎる夢の世界よ。 pic.twitter.com/PeIuQhhu1V— 陽気 (@himenomico) October 1, 2018
池袋コミュニティカレッジにて、田村セツコ先生と 松本かつぢ先生お嬢様のトークでした。かつぢ先生の絵、可愛い〜〜
セツコ先生新刊にサインもらいました pic.twitter.com/KAfq9HsEvS— スノーパンダ (@snowpandas) May 15, 2017
とっても81才の高齢者には見えない、若い服装、可愛い髪型!
81才でアメブロをやっていたり、写真加工アプリsnowを使った画像で遊んでいたり、ハンディ扇風機を使ってたいり、やることなすこと若いです。
そんな原宿の魔女・田村セツコさんは、若い頃の経歴プロフィールを見ると、なんと元大手銀行員でした。
●田村セツコ 若い頃の経歴プロフィール!銀行員だった
名前:田村 セツコ
出身地:東京都目黒区
生年月日:1938年2月4日
年齢:現在81才
高校:東京都立八潮高校
職業:イラストレーター
ブログ:▶アメブロ
公式サイト:▶「田村セツコの小さな美術館」
自伝のような本も出版されてます・・・『少女時代によろしく (らんぷの本) 』
■若い頃 子供時代
田村セツコさんは妹2人・弟1人という4人兄弟の長女。父親は警視庁の警察官ですが絵が好きで、母親は洋裁が上手な、明るく賑やかな家族でした。
読んだ物語からイメージした絵を描くのが大好きな想像力豊かな子供でした。少女漫画や少女雑誌が好きで紙と鉛筆があればご機嫌な子供でした。
イラストレーターになりたい田村セツコさんは高校3年生のとき大好きな作家の松本かつぢ先生に手紙を送りました。
「雑誌に絵を描くお仕事には、どのような勉強と、手続きが必要なのですか?」
するとまさかの返事が来て書き溜めた作品を送ったら、才能が認められ弟子入りし、絵を見せに通うことに。
■若い頃 銀行員
しかしイラストレーターは夢のまた夢と思い、高校卒業後は東京丸の内にある超難関の安田信託銀行(現・みずほ信託銀行)に就職。窓口ではなく秘書課に配属されたので、現在もお金の計算は苦手なまま。
秘書課は当時の女性たちの憧れで待遇にも恵まれましたが、イラストレーターの夢を諦めきれず松本かつぢ先生の弟子は続けてました。
そんななか松本かつぢ先生に編集者を紹介してもらい出版社から「女学生の友」の挿絵で小さな仕事をもらえたので、昼間は銀行員、夜はイラストレーターの仕事をしました。これがイラストレーターデビューです。しかし副業禁止のうしろめたさと夢もあり1年で銀行を退職。
■若い頃 20才でイラストレーター1本に
決め手は松本かつぢ先生に相談した時の「そんなこと、だれにも分からないよ」という返事。すべて自分の努力次第だと悟りました。しかし銀行からも両親からも退職を反対され、両親には「絶対に後悔しない・泣き言は吐かない、経済的な負担はかけない」の3つの誓いを立てて許してもらいました。
しかし新人イラストレーターはツテを頼って小さな挿絵の仕事しかありません。一生懸命描いても編集部でボツになることもしょっちゅう。時間はあったので絵画塾や有名画家のアトリエに行って勉強しました。
■若い頃 大ブレイクの転機!
2年後1958年20才で転機が訪れました。「少女クラブ」のユーモア小説挿絵のイラストレーターが急病で倒れたので、緊急の代理の仕事がまわってきました。ちょうど田村セツコさんが描きたい絵だったのでピッタリハマリました。
この代理イラストレーターの挿絵が反響を呼び依頼が殺到!諦めずに勉強を続け絵を書き溜めていた努力が活かされた瞬間でした。
そして1960年22才で「りぼん」にオシャレページ連載開始、1965年27才で「なかよし」にも連載開始、小説の挿絵もしたり60年代は飛躍の時期!女性イラストレーターの先駆け的存在となりました。
60年代の終わりには文房具のコラボグッズも始めました。
●田村セツコ 現在もイラストレーター!
田村セツコさんは現在もイラストレーターとして現役です。
例えばサンリオの「いちご新聞」は1975年創刊号から現在まで40年以上、エッセイやイラストを連載しています!
また、カルチャースクールで「大人の絵日記」講座をもつなど「絵日記」を広めようとしてます。
●田村セツコ 作品紹介
田村セツコさんの作品を一部紹介します。
■カバーイラスト
『赤毛のアン』表紙
「赤毛のアン」の表紙(田村セツコ 作) pic.twitter.com/5ipTVlrNgB
— まき (@dogcatfower3254) April 29, 2019
『あしながオジサン』
甘夏さんに、昭和54年モノの、サンリオから発行の冊子「いちご新聞」(現物)が!
めっちゃ可愛いです🍓現在、児童書「赤毛のアン」や「あしながおじさん」挿し絵など多数の可愛いイラストを生み出されている田村セツコさん&田村セツコさんに絵を教わっている生徒さん達の作品展示が行われています。 pic.twitter.com/JQOn7kRlR4
— みちよつ (@michi42moto) May 25, 2019
『若草物語』
押上の一軒家カフェikkAに田村セツコ先生のイラストが展示されています。田村セツコ先生が挿し絵を描いた『若草物語』や『おちゃめなふたご』シリーズが大好きです◎#田村セツコ#児童書#イラスト展 pic.twitter.com/rUF4aEzVcd
— ごきげんな読書会 (@gokigennabook) May 25, 2019
■文房具
昨日の大須観音の骨董市で買った、文房具たち。
田村セツコさんのイラストがキュートな鉛筆やシールなど。亜土ちゃんの年賀ハガキは郵便番号が5桁なので、20程前のものでした。
どれも可愛いです❤️#大須観音 #骨董市 #昭和レトロ #田村セツコ #亜土ちゃん pic.twitter.com/T3BfHpoTbq— 雑貨奥様 (@zakkaokusama) December 19, 2017
■サンリオのキャラとコラボ
キティちゃん、キキとララ、マイメロディなど現在もたくさんコラボしてます!
【田村セツコ×サンリオキャラクターズ】いちご新聞600号記念☆創刊当時からイラストとメッセージを連載中の田村セツコ先生と夢のコラボ!キュートなグッズの登場だよ♡サンリオショップでね♪ https://t.co/EwvTur7GC8 pic.twitter.com/h4FYYrE5wK
— サンリオ (@sanrio_news) January 24, 2018
■サンリオの「いちご新聞」
1975年創刊号から現在まで40年以上、エッセイやイラストを連載しています!
サンリオショップ行った時、ほんっと久しぶりにいちご新聞も買っちゃった🍓何これ……どこをめくっても「カワイイ」しかないんですけどぉぉぉ!!葉祥明さんや田村セツコさんがご健在なのがそれだけでもう……(T0T) pic.twitter.com/PXLz9Id5Px
— 我が名は花京ぐるみ (@UG7tfQt1IMvxXBP) June 4, 2019
■展示会
1992年54才の初開催からほとんど毎年、81才の現在まで展示会を開催しています!
田村セツコ先生の展覧会が「とちぎ蔵の街美術館」で開催中です‼(~8/4)当館からも出品させていただきました。6月1日(土)は、セツコ先生と弥生美術館学芸員とのトークイベントがあります(当日受付先着順)。浅草から特急で約1時間ですので、足を延ばしてみてください。 pic.twitter.com/z6pfIs6Hsp
— 弥生美術館・竹久夢二美術館 (@yayoi_yumeji) May 29, 2019
●まとめ
以上「原宿の81歳魔女は誰って田村セツコ!可愛いイラストレーターだった」でした。
81才でも年齢を感じさせない可愛さはまさに魔女ですね。
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