_
真夏の風物詩「ペルセウス座流星群」が2019年8月も見頃を迎えます。極大(活動ピーク)と見頃時間、方角・方向、流星の数、見える場所を知っておくと観測に便利です。
「ペルセウス座流星群」は三大流星群の1つで肉眼でも見えるから、誰でも見やすい流星群として一番人気。ただ今年は2019年8月は台風10号の影響で天気が心配ですが、意外と東京など関東・大阪など関西はじめ全国のいろいろな場所で観測できそう。
東京の見える場所を紹介します。
時間と方角、観測に絶好な場所を知って観測すれば、映画や歌詞のような「星降る夜」になり感動するでしょう。家族、友達、彼氏と、見た事ない人はチャンス! 尾の引き方がすごいんです。
目次
●「ペルセウス座流星群」とは?
「ペルセウス流星群」とは、毎年肉眼で観測できる流星群のひとつです。
1月の「しぶんぎ座流星群」12月の「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群のひとつで、夏の恒例の天体イベントとしてもすっかり定着しています。
毎年8月13日頃にピークを迎え、明るい流星が多いので観測しやすいのも人気の理由。「ペルセウス流星群」の母彗星はスイフト・タットル彗星といい、太陽の周りをまわる公転周期は約130年です。
「ペルセウス座」の名前の由来は、ギリシア神話の英雄ペルセウス。見ると相手を石にする怪物メドゥーサを倒して、アンドロメダ姫を助けて結婚しました。
■そもそも流星群とは?
宇宙を漂う小さなちりが、地球の大気に飛び込んで光るのが流星です。夜空を横切る一筋の光!
流星群とは、彗星が放出したたくさんのちりが地球が横切るとき、まとまって出現する現象。毎年決まった時期に観測できます。
●【ペルセウス座流星群2019年8月】時間と方角・方向
2019年の「ペルセウス座流星群」を観測しましょう!
■極大(活動のピーク)と見頃時間
「ペルセウス流星群」2019年のピーク(活動のピーク)は、8月13日(火)16:00頃つまり夕方なので、11~13日夜までが見頃時間となります。なかでも特に観測にオススメの見頃時間は、その前の8月13日(火)未明になります。
連休最後8月12日(月)の夜に観測できれば最高なんですが、15日に満月を迎える月明かりが邪魔するので1時間に10個程度しか見えないから、深夜に月が沈んでからの1時間くらいがオススメです。
8月12日(月)よる11時から見えますが
でも
ベストな観測時間は
月が沈んでからの1時間です。
東京の場合
8月13日(火)深夜2:30
~
8月13日(土)深夜3:30
暗い夜空なら1時間に30個くらい見えるかも。
■地域別の月の沈む時間と見頃
北海道 2:00(見頃2:00~3:00)
東京 2:29(見頃2:29~3:29)
名古屋 2:43(見頃2:43~3:43)
大坂 2:50(見頃2:50~3:50)
広島 3:03(見頃3:03~4:03)
福岡 3:13(見頃3:13~4:13)
熊本 3:15(見頃3:15~4:15)
■観測条件が絶好!でも天気が…
西日本や日本海側のエリアは天気に恵まれて流星が見えると予想されます。
関東や東北太平洋側は、台風10号クローサの影響で曇り空ですが、雲間にチャンスありそう。
北海道は残念ながら前線から広がる雲で見えなさそう。
■方角・方向はどこ見えばいい?
放射点は北東に出現し、時間の経過とともに上にあがり、深夜になると空高い位置に移動します。
流星は四方八方に飛んでいくから方角・方向は、どこでも大丈夫です。
ただ今年は南西の月明かりが邪魔だから、南西の方向に背中を向けるのが良いです。
■肉眼で見るポイント
「ペルセウス座流星群」を観測するのに望遠鏡や双眼鏡など天体観測の専用機材は必要ありません、肉眼で大丈夫です。
肉眼で観測できるのが魅力でもあります。
■流星の数はいくつ?
「ペルセウス流星群」は観測場所や条件によっては多ければ、1時間で45個以上の流星を見ることが可能ですが、月あかりの条件によってその数は変わります。
2019年は満月前の月明かりが邪魔して観測条件があまりよくないです。
月が出てる時間帯は、1時間に10~15個くらい。
月が沈んでからの時間帯は、1時間に40個くらい。
■どんな場所で観測するのがオススメ?
観測場所は周囲が開けて、街灯などが少ない、できるだけ見晴らしのいい場所がオススメ。
寝っ転がってできるだけ夜空の広い範囲を見渡せば、どこに流星が出現しても見流さないです。
■観測のポイントまとめ
・観測時間は月が沈んでから1時間が見頃
・方角・方向は月のある南西に背中を向けて
・肉眼で大丈夫
・流星の数は月が出てると1時間に約10~15個
・流星の数は月が沈めば1時間に約40個
・寝っ転がってできるだけ夜空の広い範囲を見る
●【ペルセウス座流星群2019年8月】絶好条件の観測場所はどこ?
観測場所は
周囲が開けて、街灯などが少ない場所
が観測に適しています。
東京で流星を観測しに出かけるなら、オススメの観測スポットを紹介します。
■東京など関東の観測場所
●東京都
・夢の島公園
東京都江東区夢の島2-1
・奥多摩湖ダムサイトパーキング
東京都西多摩郡奥多摩町原
●関東
・栃木県:戦場ヶ原
栃木県日光市中宮祠 栃木県日光市中宮祠
・栃木県:八方ヶ原
栃木県の北部、矢板市北部から那須塩原市南部
・栃木県:湯西川温泉の道の駅
日光市西川478-1
・神奈川県:湘南国際村
神奈川県横須賀市湘南国際村一丁目
・神奈川県:ヤビツ峠
神奈川県秦野市蓑毛
・埼玉県:堂平山天文台
埼玉県ときがわ町大字大野1853
・千葉県:東浪見(とらみ)海岸
千葉県長生郡一宮町東浪見
●ペルセウス流星群2019年8月 Youtubeやニコニコで生中継もある
Youtubeではライブ配信があるので、観測しに行けない人は、自宅や外出先からスマホやタブレット、PCで観測できます!
● ペルセウス流星群2019年8月 観測にあたり注意事項
昼間は暑い夏ですが、夜は夜露で体が冷えるので防寒対策を忘れないことが大切です。暑くなったら上着を脱げばすむようにしておくのが良いです。
魔法瓶に温かい飲み物を入れて用意しておいたりするのもオススメです。
■天文現象一覧 1月 ▶しぶんぎ座流星群 ※三大流星群 |
この記事へのコメントはありません。