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映画「美女と野獣(実写2014フランス版)」が2017年5月19日(金)金曜ロードショーで地上波放送されます。2017年春にはディズニーでも実写版が上映され大ヒット中ですね。
「美女と野獣」といえばディズニーのイメージですが、こちらはフランス版です。そこで、実写2014フランス版と2017ディズニー版との違いについて迫ります。どんな違いがあるのでしょうね。
違いに迫ったあとには、あらすじとキャスト・日本語吹き替え声優一覧も紹介するので参考にしてみてください。最後には実写2014フランス版の評価にも触れていきます。
目次
●映画「美女と野獣」実写2014版と2017版の違い
実写2014版と2017版の違いを紹介します。
まず実写2014版はフランス映画で、2017版アメリカ・ディズニー映画です。これだけでもずいぶん違いますね。もちろん監督もキャストも違います。
どちらも、王子が呪いで野獣になり城に閉じ込められ、ベルと恋に落ちて呪いが解かれるという、おおまかなあらすじは1991年のディズニーアニメと同じです。
ただし2014フランス版は、1740年のボーモン夫人の原作を元にしていて
・王子が野獣になった理由
・城で何があったのか
・どんな罪を犯して野獣になったのか
という野獣の過去の秘密に焦点をあてているのが特徴で、2017ディズニー版との一番の違いです。2014フランス版は野獣の描かれ方もシリアスで、大人向けの映画といった感じです。
2017ディズニー版は、1991年に製作されたディズニーアニメを実写化した作品。原作は2014フランス版と同じボーモン夫人の民話なのですが、最初は原作に近いものにするつもりが、結果的にそうはならなかったそうです。
主題歌もアニメと同じ「ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣」です。
2017ディズニー版はアニメと同じく明るいミュージカル調の創りで、衣装もアニメと同じデザイン、美女と野獣のダンスシーンも同じカメラワークにするなど、アニメをそのまま実写化したような徹底ぶり。曲はアニメ版に新曲3曲をプラスしてします。
一方、2014フランス版はミュージカル調ではなく、シリアスなファンタジーといった感じ。
続いて、2014フランス版と2017ディズニー版それぞれの、あらすじとキャストを紹介します。最後に2014フランス版の評価も。
●映画「美女と野獣」実写2014フランス版あらすじとキャスト
■あらすじ
ベル(レア・セドゥ)は、6人兄姉の末っ子として育った優しく聡明な女性。
船の難破事故のせいで父(アンドレ・デュソリエ)が破産してしまい、一家で田舎に引っ越してきた。ある日、すべてを失った父は雪深い山の中で迷い、ある古城にたどり着く。
誰もいない城の中で食べ物や飲み物、装飾品の数々を見つけた彼は、ついそれらに手を伸ばす。
さらに、ベルのお土産にと庭に咲いていた美しいバラを手折ると…。
その瞬間、城の主である野獣(ヴァンサン・カッセル)が姿を現し、バラを盗んだ罪の代償として命を差し出せと宣告する。
もし逃げたら家族を殺すとも…。1日の猶予を与えられ自宅に帰った父は家族にすべてを打ち明けた。
ベルは、自分に責任があると感じ、父の身代わりになることを決める。
たった一人で城に到着した彼女を迎えたのは、豪華なドレスと贅沢な食事。
ベルは自分の命と引き換えに家族を助けてほしいと野獣に訴えるつもりだったが、野獣は何故か、毎日夕食を共にすることだけを要求し…。
引用:https://kinro.jointv.jp/lineup/20170519
予告動画:
■実写2014フランス版キャストと日本語吹き替え声優一覧
ベル役は、数々の賞にノミネート・授賞経験を持つフランスを代表する女優レア・セドゥ。白く透き通った肌は、まさにおとぎ話に登場するお姫さまのようです。
2013カンヌ国際映画祭では映画「アデル、ブルーは熱い色」でパルムドールに輝いています。
■美女と野獣
・野獣/王子(ヴァンサン・カッセル)
:山路和弘
・ベル(レア・セドゥ)
:渋谷はるか
■ベルの家族
・商人(ベルの父)(アンドレ・ドュソリエ)
:塾一久
・兄のトリスタン(ルカ・メリエヴァ)
:須藤翔
・長男マキシム(ニコラス・ゴブ)
:田村真
・弟のジャン=バチスト(ジョナサン・ドマルジェ)
:小林親弘
■野獣の愛した女性
・王女(雌鹿=森の精)(イボンヌ・カッターフェルト)
:甲斐田裕子)
■長男に借金を踏み倒された
・ペルデュカス(エドゥアルド・ノリエガ)
:斉藤次郎
・その彼女・アストリッド(ミリアム・シャルラン)
:早川舞
●映画「美女と野獣」実写2017ディズニー版あらすじとキャスト
ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。
魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。
呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。
聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。
それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?引用:http://www.disney.co.jp/movie/beautyandbeast/about.html
予告動画:
■実写2017ディズニー版キャストと日本語吹き替え声優一覧
実写2017ディズニー版でベルを演じるのは、「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニーでお馴染み、エマ・ワトソン。
・ベル(エマ・ワトソン)
:昆 夏美
・野獣(ダン・スティーヴンス)
:山崎 育三郎
■悪役
・元軍人ガストン(ルーク・エヴァンス)
:吉原 光夫
・ガストンの手下ル・フウ(ジョシュ・ギャッド)
:藤井 隆
■ベルの家族
・ベルの父モーリス(ケヴィン・クライン)
:村井 國夫
■城のスタッフ
・城の給仕頭ルミエール(ユアン・マクレガー)
:成河(そんは)
・城の執事コグスワース(イアン・マッケラン)
:小倉 久寛
・城のメイド頭ポット夫人(エマ・トンプソン)
:岩崎 宏美
・ポット夫人の子供チップ(ネイサン・マック)
:池田 優斗
■ほか
・プリュメット(ググ・バサ=ロー)
:島田 歌穂
・マダム・ド・ガルドローブ(オードラ・マクドナルド)
:濱田 めぐみ
●映画「美女と野獣」実写2014フランス版の評価
★良い評価
実写2014フランス版は、映像の美しさが評価されています。
また、ベルの美しさや、ベルや王女が身に付けいてるドレスも美しいと評価が高いです。
フランス版の美女と野獣すごい好き(ディズニーのも好きだけど)
原作に忠実だし、衣装がコロコロ変わって見てて飽きない!
なにより主人公のレア・セドゥがエマワトソンに負けないくらい美しい pic.twitter.com/m6GZrIsmkk— 미야비(雅ちゃま) (@miyabichandao) 2017年5月19日
★悪い評価
ラブストーリーの部分が意外と少なかったというのが、悪い評価につながっています。ディズニー版と違いをつけたところは評価が高かったようですが、野獣の秘密など背景に関するシーンが多くて、その分、恋愛要素が減ってしまったようです。
しかしディズニーと同じラブストーリーに期待しすぎず、野獣の秘密を明かす映画として観ると楽しめそうです。
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