■「寺島」キャスト

● アシスタント寺島ひな（吉岡里帆）
● 漫画家の山崎（峯田和伸）
● 編集者の江田（福田温子）

● 小林摩子（大後寿々花）
寺島ひなの小学生時代の友だち

● 小学校時代の寺島ひな（子役の須田琥珀）

本日、10月14日（土）夜9時〜
フジテレビ「世にも奇妙な物語 '17秋の特別編」に須田琥珀が小学生の寺島（吉岡里帆さん）役で出演します‼️是非、ご覧下さい✨https://t.co/aDVWuD96HV#フジテレビ #世にも奇妙な物語 #クラージュキッズ #子役 #須田琥珀 pic.twitter.com/WJ2wbxQ9c7

— クラージュキッズ (@courage_kids1) 2017年10月13日

■「寺島」原作漫画読んで結末をネタバレ！

■寺島と赤いバンダナ

ある日、漫画家の山崎のもとへ、編集者の江田が手配したアシスタントの寺島がやってきた。寺島は目つきが怖かった。

寺島はコートを脱ぐと、首元に赤バンダナをしていた。山崎が思わず「かっこいい、俺も欲しいくらい」と言うと、寺島はバンダナはたくさん持ってるからと、山崎にあげて、山崎はすぐ首に巻いた。

その場にチーフアシスタントの小島は遠慮すると寺島の目つきが怖かったので、山崎が断るなとジャスチャーして小島も装着した。

仕事を始める。山崎は、漫画の怖いオチが浮かばず、小島にアイデアを募る。すると寺島が手をあげ、今日ここへ来る途中に偶然出会ったという小学校の同級生・小林との思い出を話し出した。

■小林との思い出

小林はいじめられっ子だった。歯の矯正をしてた。寺島と小林は家が近所だったのでよく一緒に遊んだ。

小林の遊びは変わっていて、小さな虫を見つけると足で踏んづけたり色々な方法で殺し、とても嬉しそうな顔をした。

ある日、学校で事件が起きた。飼育していたウザギが殺された。ウサギは腹を裂かれ、内臓を引きずり出され、内臓の代わりにソフトボールが何個も詰められていた。

寺島はそれを見て吐いた。そして犯人は小林だと確信した。しかし怖くて誰にも言えず、結局犯人不明のまま事件は忘れられていった頃、学校帰りに小林がそっと近づいてきて耳元で言った。

「黙っててくれてありがとう！君は友達だ！！」

寺島は怖くなって走って逃げた。頭の中では小林の言った言葉が何度もこだました。それ以来、寺島は小林とはなすことはなくなり、中学も別々で、大学も東京だったので2度と会うことはなかった。

■小林と再会

そんな小林と、今日ばったり出会った。病院から出たばかりで仕事はしてないという。

小林は高校2年生の時に母を殺して以来、病院に入院していた。母を殺すのはウサギのように簡単にはいかず、大きなな包丁でサクっと腹を裂き、内臓の代わりに電話機を入れた。そしたら電話が鳴って、出たら父からだった。

父は長い間アメリカに行っていて「お母さん元気か」と言ってきた。小林はこのことを面白いだろ？笑っちゃうだろ？と楽しそうに寺島に話した。

小林は入院中に寺島が引っ越したと知り、寺島をずっと探してたからやっと見つけて喜んでいた。しかし寺島は怖くなって、仕事があるからと走って逃げた。

そうして寺島は山崎の仕事場に来たという。ということは小林はまだ寺島を捜してる？

■　

次の瞬間、ピンピンが鳴った。まさかと思いドアをあけると・・・編集の江田だった。江田は山崎と小島が赤いバンダナを巻いてることに気づいた。寺島が「どうぞ」と言い江田は断ろうとしたが、山崎と小島が首を振ったので仕方なく江田もバンダナを装着。

その後、仕事を再開すると、寺島がトイレに行った。

寺島は江田に名乗らなかったので、江田が山崎にあれは誰？と尋ねる。山崎があれは寺島でしょ？と言うと江田は全然知らない人だと主張。どういうこと？

小島が何気なくテレビをつけると、本日午後3時にフルーツパーラー「バナーナ」のトイレに殺人事件があったというニュースが。

テレビに映った被害者の顔を見て江田はぎょっとする。被害者は江田が手配した寺島だったから！

被害者は腹を鋭利な刃物で裂かれ、内臓を引きずり出され、代わりにバナナが5本入っていたという。さらに被害者の首に赤いバンダナが巻かれていたと報じられ、山崎たちはぎょっとする。

そこに寺島がトイレから戻ってきた。山崎がとっさに「お腹が空いたからみんなで買い物に行こうかと思って」と話すと、寺島はちょうどよかった、お土産があると言ってカバンをあけた。

「気に入るといいな、バナナは好きですか？　真っ赤なバナナは」

山崎たちは戦慄した。寺島が笑って歯を見せると、小林と同じ歯の矯正をしてた・・・。