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10月14日「世にも奇妙な物語2017秋」で放送される、藤原竜也さん主演ドラマ「夜の声」のキャストとあらすじ、手塚治虫さん原作漫画を読んで結末ネタバレに迫ります。
「夜の声」の原作は手塚治虫さんの名作漫画。ストーリー内容は、大手IT企業CEOとホームレス、2つの人生を1人で送る男に訪れる人生の結末を描くというもの。演技派俳優の藤原竜也さんが2つの顔を持つ男をどのように演じ分けるかが見どころ。
キャストとあらすじ、手塚治虫さんの原作漫画を読んでストーリー結末ネタバレ紹介するので、「世にも奇妙な物語2017秋」の「夜の声」を見れなかったひとや、テレビで見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います。
10月14日(土)放送「世にも奇妙な物語2017秋」はドラマ4本+ショートショート数本仕立てとなっています。
放送時間は21:00から。
・「運命探知機」主演:三代目・岩田剛典
・「寺島」主演:吉岡里帆
・「フリースタイル母ちゃん」主演:中山美穂
・「夜の声」主演:藤原竜也
・短編「ポニーテール」主演:深川麻衣
・短編「交換」主演:Sexy Zone松島聡
・短編「女子力」主演:加藤綾子
・短編「ががばば新章」主演:フジ久慈暁子アナ
・短編「写真」主演:
※手塚治虫さん「夜の声」を読んで結末ネタバレ。
目次
●世にも奇妙な物語2017秋「夜の声」キャスト
藤原竜也さんが演じる主人公・我堀英一は、普段の社長生活をシャットアウトして全く違う自分を見つけたいという無い物ねだりな人物。勝ち組の道をそのまま進めばいいのに、心の開いた穴に気づき、正反対のホームレスの生活を追いかけます。そんな二面性のある我堀が破滅する結末を手塚治虫さんならではの心理描写で描いた名作が「夜の声」。
我堀と出会ったことで、運命に翻弄されるユリを、モデルで女優の飯豊まりえさんが演じます。
ホームレス仲間を演じる小市慢太郎さんは、ホームレス感があり過ぎなんだとか?注目です。
■「夜の声」キャスト
● 我堀英一(藤原竜也)
普段は大手IT企業のCEO。週末はホームレスをして癒しを得る。
● ユリ(飯豊まりえ)
● ホームレス:ケンちゃん(小市慢太郎)
【作品情報 第5弾❗】
藤原竜也さん主演!『夜の声』!!手塚治虫さん原作作品です!“ホームレスに変装して土日を過ごす”という趣味を持つ青年社長と、突然彼に助けを求めてきた謎の女との物語!
注)画像の左側にいるのは藤原竜也さんです
共演は飯豊まりえさん! #世にも奇妙な物語 pic.twitter.com/Awnli9rx7y— 世にも奇妙な物語【公式】 (@yonimo1990) 2017年10月7日
●世にも奇妙な物語2017秋「夜の声」あらすじ どんなストーリー内容?
「夜の声」あらすじ内容は、選ばれた者しかなれない大手企業CEOと、誰もがなる可能性があるホームレスという、2つの顔を持つ男の、破滅の結末までを描くストーリーとなっています。
人は誰でも、少なくとも二つ以上の顔を持っていると言われています。生きづらい現代社会では仕方ないかもしれません。「夜の声」を見て共感する人は多いのでは。
大手IT企業のCEOである我堀英一(藤原)は、容赦なく社員の首を切る冷徹な経営者。そんな我堀が人知れず実践しているストレス解消法がありました。週末はホームレスとしてダンボールハウスに住んでいたのです。
ある週末、いつものようにホームレス姿で過ごしていた我堀の元に一人の若い女性(飯豊)が男たちに追われて逃げ込んできます。思わず彼女をかくまう我堀。男たちが去り、早く家に帰るよう促す我堀ですが、ユリと名乗るその女性は我堀のダンボールハウスまでくっついてきてしまいます。見捨てるわけにもいかず、ダンボールハウスに入れる我堀。
ユリはそのままダンボールハウスに住み始め、ホームレス姿の我堀の世話を焼くようになります。お互い多くを語らずホームレス生活を送り始めた二人は、次第にひかれ合っていくように…。
ユリとより多くの時間を一緒に過ごしたいと考えた我堀は、CEOの身分については黙ったまま、自分の会社の入社試験を受けるようユリに言います。当然のごとく入社試験に受かり、我堀の元で働き始めるユリですが、我堀がホームレスと同一人物である事にはまったく気づきません。
そんなユリをますます好きになった我堀は、自分がユリの慕っているホームレスと同一人物であることを隠したままプロポーズしますが…。
引用:http://www.fujitv.co.jp/kimyo画質荒いけど…。
世にも奇妙、竜也さんの「夜の声」予告! pic.twitter.com/59G6ukliOe— 千乃*ゆきの (@k_yukino_24) 2017年10月7日
●世にも奇妙な物語2017秋「夜の声」原作は手塚治虫 結末ネタバレ内容
「夜の声」の原作は手塚治虫さんの短編漫画集「空気の底」に収録されている「夜の声」です。
原作漫画を読んだので「夜の声」を結末までストーリー内容をネタバレします。
■「夜の声」原作漫画読んでストーリー内容と結末ネタバレ!
我堀英一は、瞬く間に会社を資産30億の超一流企業にのしあげた青年社長。仕事の鬼で女性とも付き合わず、ゴルフなど趣味もない。しかし唯一、週末はホームレスとしてダンボールハウスに住むのがストレス解消法だった。
ホームレスに変装してると、頭脳や体力を削りように生きる都会の弱肉強食の毎日から逃れることができる。社長のままだと何をしても女性といても仕事がついてまわるが、ホームレスの格好をしていれば誰も気づかず干渉してこないから気が楽だ。青空を見上げて心を空っぽにできる。
■ホームレス我堀とユリの出会い
しかしある週末、ホームレス姿の我堀の元へ、1人の若い女性ユリが男たちに追われ逃げ込んできた。男たち去ると帰るように言うが、ユリはホームレスの我堀についてくる。
行くとこがないというので家出だと思い、我堀はユリをダンボールハウスに入れる。帰れと言っても「死んだっていや!ここにいさせて何でもするから」というユリ。我堀は仕方なく、平日の間のユリにダンボールハウスの留守番をしてもらうことにした。
ユリはそのままダンボールハウスに住み始めた。ユリはほとんど話をしないが真面目で心のきれいな女性だとわかり、我堀はユリを好きになっていく。我堀は名前を名乗らず、ユリは「おじさん」と呼んだ。
■ユリが我堀社長の会社に入社
半年後。
おじさん(我堀)はいつまでも乞食小屋の留守番はダメだと理由付けて、社長であることを隠したまま、自分の会社の入社試験を受けるよう提案する。ユリはここが好きだからと断るが、我堀は無理やり励まして入社試験を受けさせた。
入社試験では、我堀社長も登場。ユリは合格し、おじさん(我堀)は祝福。「あたしおじさんが大好き!一番好き」
ユリは職場でも素直でいい子だと上司から評判だった。我堀社長はユリを社長秘書に抜擢する。我堀社長はユリのことを完全に好きになってるが、社長のままだと感情を殺して接しなければいけないので苦しい。
■我堀社長がユリにプロポーズ
土曜日、我堀社長はユリを誘う。ユリは「社長命令なら」と仕方なく付き合う。車内で我堀社長はユリにキスするが「やめて!」と突き放される。
翌日の日曜日、おじさん(我堀)がダンボールハウスへ行くとユリは「夕べ社長に結婚を申し込まれた」と言い、笑い出した。理由を尋ねるとびっくり。「あたしは前科6犯だから結婚なんかできない」と暴露した。
ユリが帰りたくない理由は前科6犯だからだった。前科者だと言われて泣くのがイヤだから、全て忘れるため逃げてきたのだった。ユリは「あたしのこと嫌いになったでしょ?」というがおじさん(我堀)は「乞食にとっちゃ関係ない」。
おじさん(我堀)は、社長との結婚は過去を清算する意味でもいい話だとユリに言うが、ユリは嫌がり「おじさん(我堀)のお嫁さんになりたい」という始末。それでもおじさん(我堀)が乞食より社長のほうが幸せににしてくると主張すると、ユリはダンボールハウスを飛び出して号泣した。
■ユリと我堀社長が結婚
ユリは我堀社長と結婚した。社内ではユリはシンデレラだと言われ、OLたちは表向きは祝福するが、玉の輿が羨ましいので蔭でヒソヒソ話をしている。
我堀社長は新しいマンションを借りて、結婚式までそこにユリと住むことにした。我堀はもう今週か来週でホームレスをやめる気でいた。乞食よりもっといいもの(ユリ)が幸せをくれるから。
ユリはおじさん(我堀)にお別れを言いにきた。ユリは「結婚したら社長の遺産はみんな私のもの?」と聞き、おじさん(我堀)は「そりゃそうだ」と答える。その時ユリの表情の変化に我堀は気づかない。
■結末ネタバレ
1か月後。
結婚式は盛大に行われ、ユリは我堀社長の嫁になった。しかしユリは「乞食のおじさん」の話ばかりするし、堅苦しいお屋敷より乞食が好きだと言うので我堀社長はイライラする。
我堀社長は「俺が乞食になったら愛してくれるか?」と聞くが、ユリは「あなたは乞食になっても同じ。あのの人とは違うわ」と答える。怒った我堀社長は「どうせお前はムショ・・」と口を滑らす。
ユリはどうして前科者だとバレたのかうろたえるが、きっと探偵に調べさせたのだろうと考え、前科者だけどあんたの妻よ、と開き直る。2人の間に冷たい空気の壁ができ、我堀の幸せは終わった。
ある晩、ユリが自宅の金庫から現金を盗もうとするが我堀社長にバレる。ユリはありったけの金を持っておじさん(我堀)と外国へ逃げるつもり。誰にも何も言われない場所で一生おじさん(我堀)と暮らすつもり。
我堀社長は「バカ!乞食はオレだ!このオレなんだ」と告白するがユリは信じない。もみ合ってるうちユリが銃で我堀社長の胸を撃った。
ユリは「ごめんなさい さようなら 私どうせ悪い女よ」と言い残し出て言った。
瀕死の状態の我堀社長はユリに手紙を書く。
『ユリ おまえが好きだった
だからこそ おまえを幸せにしたかった
おれは旅にでる
もうにどとかえらない
ユリ・・・あのくらしは
たのしかったね
おまえのことはわすれないよ
さようなら・・・
乞食のおじさんより』
手紙には、守衛あてのメモも添えた。
『守衛へ
家内をみつけたら
これをわたしてほしい
くれぐれも 私が書いたとはいうな
よろしくたのむ』
書き終えると我堀社長は死んだ。
一方、ユリは盗んで現金を詰めたカバンをもっておじさん(我堀)のダンボールハウスへ・・・「おじさぁーん」
以上、「夜の声」原作漫画読んでストーリー内容と結末ネタバレでした。
切なく悲しい結末を迎えた愛のストーリーでした・・・。 我堀社長、もうちょっと上手に正体を伝えていればよかったのに。
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