真矢ミキさん主演ドラマ「さくらの親子丼2」のキャスト・あらすじと、最終回結末ネタバレ予想に迫ります。

「さくらの親子丼」は原作のないオリジナルドラマで、2017秋オトナの土ドラでは「古本屋」を舞台に、さくら（真矢ミキ）が親子丼を通して子供達の心を救い、最終回では自分自身の苦しみにケジメをつける姿が描かれました。

そんなさくらが1年ぶりにオトナの土ドラに帰ってきたのが「さくらの親子丼2」。今度の舞台は親から虐待を受けた子供たちの緊急避難所「子供シェルター」。しかし「親と子が一つになって親子丼」というさくらの信念は、大人に裏切られた子供たちに届きません。どうやって子供たちを救っていくのか？注目です。

キャスト・あらすじと、最終回結末ネタバレ予想に迫るので、ドラマ「さくらの親子丼2」を見る時間がなかったり、見るほど興味はないけど内容は知っておきたいという人は参考になると思います。
　
　

●ドラマ【さくらの親子丼2】放送日

初回：2018年12月1日よりスタート
放送日：毎週土曜日23時40分～『オトナの土ドラ』枠

制作局：東海テレビ
放送局：東海テレビ・フジテレビ系列
最終回までの話数：全8話
　

●ドラマ【さくらの親子丼2】キャスト

相関図画像引用：http://tokai-tv.com/oyakodon2/chart/

●ドラマ【さくらの親子丼2】あらすじ

九十九さくら（真矢ミキ）は弁護士の三谷桃子（名取裕子）を訪ねる。16年前、高校生の息子が17歳の少女に刺され、命を落とした事件のことが自分の中でやっと整理がついたと報告するためだった。さくらは被害者の家族、桃子は加害者の弁護士だったが、いつしか立場を超え、信頼関係を築いていたのだ。

桃子は“子どもシェルター”「ハチドリの家」の運営に関わっていた。子どもシェルターとは虐待など何らかの理由で親から逃げてきた子どもたちを一時的に避難・保護する場所だった。桃子の事務所の新米弁護士・川端哲也（柄本時生）によると、そこの調理スタッフが突然辞めてしまったという。シェルターではなかなかスタッフが長続きしなかった。とりあえず、今夜の食事を用意しなくてはいけない…。桃子はそのとき、ふとひらめく。「さくらさん、今日暇？」

桃子から頼み込まれたさくらは、その日の夕食と明日の朝食だけは作ることを引き受ける。やがて、シェルターで暮らす子どもたちの安全を確保するため、限られた者しかその場所を知らない「ハチドリの家」に到着する。そこは、住宅街のありふれた一軒家だった。ここではホーム長・鍋島真之介（相島一之）のもと、新城由夏（岡本夏美）、井口茜（柴田杏花）、藤島玲奈（尾碕真花）、小宮山詩（祷キララ）、中里拓士（浦上晟周）、大豆生田香（塩野瑛久）というメンバーが暮らし、誰もが心に深い傷を負い、世の中の大人を全て敵だと思っていた。

さくらが食事の支度を始めると、桃子が太田春菜（日比美思）という少女を連れてくる。春菜は義父から性的虐待を受け、実の母親からも憎まれていた。「親からもらった名前などいらない！」。春菜の絶望の深さに、さくらは心を痛める。さらにもう一人、記憶喪失の上、言葉を話せない少女（井頭愛海）が連れてこられる。この少女の身体を見て、さくらは衝撃を受ける。そして母親と和解し、自分の意志で家に戻ったはずの茜が…。「親と子が一つになって親子丼」。そんなさくらの気持ちは、シェルターの子どもたちには届かなかった…。

あらすじ引用：http://tokai-tv.com/oyakodon2/story/

●ドラマ【さくらの親子丼2】原作はある？

「さくらの親子丼」は原作のない、オリジナル脚本です。

脚本家は「さくらの親子丼1」と同じ清水有生さん。朝ドラ「あぐり」「すずらん」、昼ドラ「明日の光をつかめ」、「３年Ｂ組金八先生」、2000映画「すずらん」、最近は2015春ドラマ「プラチナエイジ」を手がけた大ベテラン。

現実に起きている問題を描くために、実際に子供シェルターを取材しています。

●ドラマ【さくらの親子丼2】原作なしの最終回ネタバレ　結末は？

「さくらの親子丼2」は原作のないドラマなので、最終回ネタバレ予想してみます。果たして結末は・・・

■ドラマ「さくらの親子丼2」のテーマは？

「さくらの親子丼2」のテーマは子供シェルター。

2017年度、全国の児童相談所が対応した虐待件数は13万3778件と、厚生労働省が統計をとり始めて以来、最悪となりました。

暴言や無視などの心理的虐待から、暴力などの身体的虐待、育児放棄、そして実の父からの性的虐待まで。

親から虐待を受けた傷はあまりに深く、結果、非行や売春に走る子どももいます。

引用：さくらの親子丼2公式サイト

中でも性的虐待を受けるなどした少女が多いそうです。

■子供シェルターとは？
虐待を受けて家庭に帰れない子供たちは本来、児童養護施設で暮らすのでが、10代後半の多感な子供たちが暮らすのは難しく、18才を過ぎると法律による保護対象からも外れてしまいます。

そういった10代後半の子供たちが安心して暮らせる場所、自立に向けた避難場所が、子供シェルター。子供たちはクリスマスもお正月も誕生日も帰る家がありません。

原則として外出はできず、外出には弁護士などが付き添ったりするようです。

入居後、就職して独立したり、弁護士が親権交渉をして里親が見つかったりします。

一方で引受先が見つからず出所時期が延びたり、子供シェルターを出たあと再び非行に走る場合もあるそう。

■子供シェルターの場所はどこ？
虐待をする危険な親や大人から子供を守るために、子供シェルターの場所は公表されません。

子供シェルターは2004年に東京が初めてオープンし、現在は全国18か所。残念ながらすべての都道府県にはありません。

東京「カリヨン子どもの家」、兵庫「つなご」、大阪「子どもセンターぬっく」、和歌山「るーも」、千葉「はるつげ荘」、横浜「てんぽ」、宮崎「子どもシェルターみやざき」など。15～22才を預かり自治体からの補助金や一般からの寄付でNPO法人が運営してボランティアが支えています。

■弁護士の役割
ドラマ「さくらの親子丼2」でも弁護士が運営に関わっていますが、実際の子供シェルターも同じです。

弁護士は子供の相談に乗り、子供の代理人として親と親権交渉したり、親に子供を守るための約束を取り付けりしています。退居後のために法的なサポートなども。ここまでしれくても子供が費用を負担することはないです。

■子供シェルターは人手不足
そんな子供シェルターですが、資金不足・人手不足で悩んでる施設も少なくない様子。施設職員は食事や掃除を担当するのですが現実は厳しいですね・・・。

■ドラマ「さくらの親子丼」のポイントは？

「親と子が一緒になって“親子丼”」を合言葉に、前作でさくらは親子丼で、おなかを空かした子供たちの心までも満たしてきました。

しかし今回は「なんで親子が１つにならなきゃいけないんだよ」と拒否されてしまいます。親に裏切られ大人に絶望した子供たちに、さくらは希望を見出してあげることができるのか？

そんな子供たちに、さくらがどんな風に接していって心を開かせていくかがポイントとなると思います。いずれ打ち解けていくはずですが、どんな過程を経ていくのか

子供たちがどんな風に子供シェルターを卒業していくのか？見どころです。

もうひとつのポイントは、親子丼以外にも登場する色々なメニュー。それぞれのメニューにそれぞれの親子の物語が描かれます。子供たちの数だけメニューと物語があるということですね。　

■「さくらの親子丼2」最終回ネバレ予想

前作「1」の最終回ネタバレは、さくらの想いにケジメをつける結末でした。

前作「1」では、息子の悠平を殺されたことが大きなテーマのひとつだったのですが、「2」ではそれがないので、子供たちそれぞれの親子問題がテーマとして描かれると思います。子供たちだけでなく、家族そのものを救済していくのでは。

最終回にはきっと、一番問題のある子供がシェルターを出ていく結末となると予想します。

最終回はきっと笑顔で終われるような物語になってほしいですね。

大阪「子どもセンターぬっく」の理事長の森本志磨子弁護士さんも

「最初は大人への不信感が強いが、生活を共にして愛情を伝えると本来の子供らしい表情を取り戻す」

と語っています。