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TBSの2019年1月期ドラマ「メゾンドポリス」の原作を読んだので、最終回ネタバレします。ラスト黒幕と父が失踪した真相が明らかになります。
「メゾンドポリス」の原作は加藤実秋さんの小説で、新人女性刑事・牧野ヒヨリが、シェアハウス「メゾンドポリス」に住む退職刑事たちと一緒に事件を解決していく物語。
キャストは牧野ヒヨリ役の高畑充希さん、夏目惣一郎役の西島秀俊さんをメインに、個性豊かな実力派キャスト陣が脇を固めます。
ヒヨリは失踪した父親と再会できるのか?父親が失踪することになった真相と、事件の背後にいる黒幕の正体は?原作を読んで最終回ネタバレするので興味ある人は参考になれば幸いです。
目次
●ドラマ「メゾンドポリス」最終回ネタバレ前半
牧野ヒヨリの父・牧野尚人から地図画像がメールで届いたが、どこの地図なのか場所が特定できない。牧野ヒヨリは、父が失踪した原因を明らかにして探し出すとメゾンドポリスで宣言した。
2週間後、夏目惣一郎はフリーライター館林から情報を得る。
■父の同僚・市野沢譲
高速建設で父と同期で東京本社の開発事業本部にいたの市野沢譲が、父が失踪して10日後に交通事故で死んでいたと判明した。
市野沢譲は事故1か月前から、食欲も元気もなく、嫁が理由を聞いても答えなかったという。嫁は「主人は事故で亡くなったけど、殺されたのも同然」と言っている。
市野沢譲が担当していた仕事は、白鳳電機の電子部品の加工工場を群馬県蒼野町に建設するプロジェクトだったから、よく群馬に出張していた。工場は9年前に完成して現在稼働中だ。
■元警察庁幹部・野間仁
工場プロジェクトが進んでいた当時、白鳳電機に天下っていた元警察庁幹部・野間仁も、群馬に出張していた。野間仁は脳溢血で倒れ現在入院中で話を聞くことはできない。
■警察上層部からヒヨリに圧力
間宮は牧野ヒヨリを捜査から外すなど嫌がらせをして、メゾンドポリスと手を切るよう圧力をかけてきた。
断れば2度と捜査に戻れず閑職に追いやられるかもしれない。しかし間宮に従えば真実は闇に葬られ父は戻ってこないままなので、ヒヨリは断固拒否した。
同じころ、フリーライター館林もニュースサイトのコラム連載の打ち切りを迫られたり、新聞社からも出版延期など、間宮の仕業による圧力を受け手を引いてしまう。
■群馬へ
牧野ヒヨリとメゾンドポリスのメンバーは工場プロジェクト当時の捜査をするべく、白鳳電機の工場がある群馬県蒼野町へ向かい、総務課長の糸井に会ったが、怪訝そうな様子で何も知らないと言い通す。
当時の町長で服部不動産の服部哲平に話を聞くと、工場建設トラブルはなく、住民は雇用が増えて商業的恩恵もあるから歓迎し、内輪揉めもなかったという。
父がメールで送ってきた地図を見せると、工場が建つ前の場所で、もともと服部不動産の土地だったとわかった。住民トラブルはなく、汚染問題も基準値をクリアしていて、用地買収トラブルもなかった。
●ドラマ「メゾンドポリス」最終回ネタバレ後半~結末
■糸井の告白
工場総務課長の糸井は、牧野ヒヨリたちの捜査を迷惑がったが、牧野ヒヨリから「市野沢譲の嫁が今も苦しんでる」「全てを明らかにします」と言われて「これが最後のチャンスだ」と思って真相を告白した。
12年前の春、ゼネコン担当の市野沢譲と糸井は2人で飲みに行く仲だった。
ある時、糸井は偶然、半導体を洗浄すると水は汚れ有害物質もたくさん出ることを知った。基準値を僅かにオーバーしていたが、長期的に見ると川の生き物が汚染され、それを食べる人の健康被害につながる。
市野沢譲のアドバイスで糸井はプロジェクトに無関係の上司に相談したが、もみ消すよう指示され、拒否すると野間仁から『クビにして再就職もできなくする』と脅され、黙ってるしかなかった。
住民には改ざんされたデータが提示されたのだ。
糸井が「告発はあきらめる・忘れてほしい」と伝えると市野沢譲は「わかった」と返事するも悩んでる様子で、その後、事故が起きて市野沢譲は死んだ。糸井は会社を辞めたら負けと思い、会社に居座った。
■汚染データ
糸井が改ざん前の汚染データ書類を廃棄せずに自宅に持ち帰っていたとわかり、惣一郎はフリーライター館林に白鳳電機の独占スクープがあると連絡する。
そんななか父から「白鳳電機の社員が、糸井の自宅に押し入った 助けにいけ」とメールが届き、ヒヨリたちは急行する。
社員2人を取り押さえて糸井を救出し、汚染データ書類も回収に成功。そこへ父が現れ、ヒヨリはびっくりして声が裏返る。
■ヒヨリの父の失踪の真相
12年前、糸井から汚染データの相談された市野沢譲は、不正を正したいが白鳳電機にいる元警察庁幹部の野間が圧力をかけてくると父に相談した。
父は助けたかったが、自分も問題を抱えていて姿を消すことになってしまった。その10日後、市野沢譲が事故死したと知り、父は汚染データ書類が原因だと思った。
「白鳳電機と警視庁は、天下り利権で癒着している」と市野沢譲が言っていたので、汚染データ書類を知ってるとわかれば家族に危険がおよぶと思い、だから高速建設の事件が解決しても姿を隠し続けたのだった。
失踪中、父はあちこち転々として偽名で短期バイトして暮らし、母には仕送りをしてヒヨリに内緒で連絡を取り合っていたから、ヒヨリが刑事になったことも知っていた。
ヒヨリが捜査を始めたと知り、糸井の様子を見守っていたから社員に襲われたことを知ってヒヨリに連絡したのだ。
親子は「おかえり」「ただいま」と再会を喜んだ。
■最終回の結末ネタバレ
糸井は隠れ家で館林のインタビューをうけ、汚染データ書類も渡した。
後日、週刊誌で
「白鳳電機の工場が有害物質を垂れ流し 十二年前のデータ改ざんを社員が告発!!」
と独占スクープが報じらると大騒ぎになり、
白鳳電機には水質汚濁防止法違反容疑で警察の捜査が入った。工場は操業停止になり、捜査のメスが入る。
黒幕の間宮はヒヨリたちを潰すのに失敗したから、青森の所轄に異動でお払い箱になった。
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