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木村佳乃さん主演ドラマ『後妻業』のキャストとあらすじ、原作小説と映画から最終回結末ネタバレに迫ります。
『後妻業』の原作は『破門』で直木賞を受賞した黒川博行さんの傑作小説で、2016年には大竹しのぶさん主演で『後妻業の女』として映画化され、3年後の今回は『後妻業』としてドラマ化されました。
『後妻業』とは資産家の高齢者と結婚して遺産を奪う結婚詐欺。小夜子(木村佳乃)は高齢者が登録する結婚相談所『ブライダル 微祥』の柏木社長(高橋克典)と共謀して、そこを狩場として『後妻業の女』としてターゲットから財産を奪っていく。そんななか小夜子は元教師の中瀬耕造を狙い結婚。その娘の朋美(木村多江)と先輩で探偵の本多(伊原剛志)は『後妻業』を疑い調査を進める。
原作小説と映画の最終回結末は違いますが、どちらもお金を巡る物語。保険金が絡まない事故死は警察も捜査しないことや、高齢者が結婚相談所に登録するリアル、お金に執着する人間の汚い部分が描かれています。一方ドラマではメインキャスト4人のラブストーリーが軸になるようでどんな最終回結末ネタバレになるのか?楽しみです。
目次
●ドラマ『後妻業』放送日
放送日:カンテレ毎週火曜21時枠
放送局:フジテレビ系
初回放送日:2019年1月22日から
●ドラマ『後妻業』キャスト 小夜子が若い
原作『後妻業』は、『後妻業の女』のタイトルで2016年8月に映画化もされています。その時は小夜子役が大竹しのぶさん。今回ドラマでは小夜子役が木村佳乃さんなので、だいぶ若いキャスト設定になっています。
■結婚相談所『ブライダル 微祥』
● 後妻業の女:武内小夜子(木村佳乃)
愛を知らない女。資産家の老人を狙い遺産相続目当てで結婚詐欺をする『後妻業』を生業とする。後妻業としての結婚歴は3回。
● 社長:柏木亨(高橋克典)
愛を信じない男。裏の顔は『後妻業の女』を何人も抱える元締め。
● 小夜子の弟:黒澤博司(葉山奨之)
刑務所から出所したチンピラ。小夜子と柏木に金を無心する。
● 後妻業の女:瀬川頼子(とよた真帆)
後妻業にいつも失敗してる
● 新井欽司(河本準一)
柏木に利用され悪事をサポートする司法書士。
● 三好繭美(篠田麻里子)
大阪新地のクラブ『与志乃』のホステス。柏木を金づると思ってる。
■中瀬家
● 元教師:中瀬耕造(泉谷しげる)
小夜子のターゲット。十数年前に嫁トシエが死去後、結婚相談所で2度再婚した。元教師で娘2人とは疎遠で一人暮らし。
● 耕造の長女:西木尚子(濱田マリ)
耕造が建てた家に、旦那(西木)と息子と3人で住んでる。
● 耕造の次女:中瀬朋美(木村多江)
性格は野心家で勝ち気。東京で内縁の夫(佐藤司郎)と設計事務所を共同経営する。小夜子の結婚詐欺を疑い調査依頼をする。
● 佐藤司郎(長谷川朝晴)
朋美の共同経営者で内縁の夫。しかし従業員の絵美里に惹かれていく。
● 山本絵美里(田中道子)
司郎に雇われたスタッフ。2級建築士で気が強くバツイチ。
■探偵の本多
● 元刑事の私立探偵:本多芳則(伊原剛志)
警察の内部情報を企業にリークしていた元大阪府警のマル暴刑事。大学の後輩の朋美から頼まれて小夜子と柏木を追い込む。
● 橋口健太郎(平山祐介)
本多の大阪府警時代の後輩。
●ドラマ『後妻業』あらすじ
武内小夜子(木村佳乃)は、“後妻業”をなりわいとする女。大阪の結婚相談所『ブライダル 微祥』で社長を務める柏木亨(高橋克典)と組み、男をたぶらかす天性の才能で、富裕層の高齢男性の後妻となり、夫の死後に多額の遺産を手にする手法で荒稼ぎしていた。
「後妻業」あらすじ第1話
ある日、柏木の計画のもと、元教師の中瀬耕造(泉谷しげる)と見合いをした小夜子は、まんまと後妻の座につき、遺言公正証書を書かせることに成功。しかし、耕造にはほかにもまだ財産があることを知った小夜子は、隠し場所の金庫を何とか開けようと画策する。
その頃、東京では、内縁の夫と設計事務所をかまえる耕造の次女・中瀬朋美(木村多江)が、大阪で一人暮らす年老いた父の身を案じていた。
するとその矢先、姉の西木尚子(濱田マリ)から耕造が倒れたと知らせが。
慌てて病院に駆けつけると、そこで初めて、耕造が4度目の結婚をしていたことを知り、さらに、病院にふさわしくない派手な格好で現れ、耕造の妻だと名乗る同い年の小夜子に驚がく。あからさまな敵意を向ける。しかし小夜子は、そんな朋美の怒りはお構いなし。夫婦関係を疑われると、幸せいっぱいの耕造と写った結婚写真を見せ、反対に、普段から連絡ひとつ寄こさない朋美たち娘を薄情だと言い放つ。
やがて、耕造の容体が安定したため朋美は東京へ戻るが、小夜子への怒りはおさまらない。
小夜子の身なりから、父が財産目当ての結婚詐欺に引っかかったのだと考えた朋美は、探偵事務所に調査を依頼することに。
すると、やってきたのは朋美の先輩で、元刑事の私立探偵・本多芳則(伊原剛志)だった。朋美の話を聞いた本多は、小夜子が後妻業ではないかと疑いを抱き……。引用:https://www.ktv.jp/gosaigyo/story/01.html
●ドラマ『後妻業』原作小説の最終回あらすじネタバレ 結末は小夜子の死
原作小説の最終回は、小夜子が殺される結末となります。
■最終回結末までのあらすじネタバレ
結婚相談所『ブライダル 微祥』の柏木社長の指示で、小夜子(63歳)が耕造に近づく。
2年後、耕造(80歳)が脳梗塞で入院。小夜子と柏木は耕造の自宅の金庫から奪った通帳から預金全額を引き出して山分けする。株も売って金にする。
柏木の指示で小夜子は入院中の耕造に空気を注射して殺す。葬式で小夜子は遺言状を盾に遺産は自分がすべて相続すると言って、耕造の娘・尚子と朋美を怒らせる。
小夜子の結婚詐欺を疑った朋美からの依頼で探偵の本多が調査を始めると、次々と怪しい事実がわかってくる。小夜子がこれまで結婚した旦那は全員、不可解な死を遂げていた。遺産を根こそぎ奪っていることから『後妻業の女』で間違いない。
朋美と本多が過去について調べていると知り、柏木は危機感を抱くが小夜子は軽く考えている。
本多は『後妻業』の証拠となるネタを集め、柏木に大金を要求してユスる。
一方、小夜子の弟でチンピラの博司が刑務所から出所し、小夜子と柏木に金を無心する。小夜子は博司が邪魔で追い返すが、柏木は博司を利用することを考える。
本多と柏木の約束の日。本多が金を受け取りに来た駐車場にいたのは博司で、金の入ったバッグを渡した途端、銃で本多を撃った。本多は車で博司をはねて逃げた。
足を撃たれた本多は後輩の橋口に助けを求め、獣医で手当てしてもらう。
しかし本多が受け取ったバッグの金は、3000万円のはずが、札束の上下だけ本物であとはコピー用紙。総額60万円しかなかった。本多は柏木が博司を使って自分を殺そうとした黒幕だと気付く。
怒った本多は柏木のマンションに行き、月曜に銀行で待ち合わせして3000万円を受け取る約束をさせる。※本多は3000万円を手に入れたら、彼女の冴子と再婚して大阪を離れ、新しい人生を始めるすつもりだ。
一方、本多を殺し損ねた博司は、柏木から役立たず呼ばわりされ、金を渡され厄介払いされた。
日曜の夜 小夜子から「博司が来た」と電話を受けて柏木が小夜子のマンションに行くと、博司が小夜子を絞殺したあとだった。博司は厄介払いされたことに腹を立てて、小夜子にまとまった金を要求したら笑われたことが動機で殺したのだ。
殺人がバレたら博司が刑務所行きになるのは構わないが、柏木の悪事もバレてしまう。柏木は小夜子の死体を山に埋めて殺人を隠蔽するため、いったんキャリーケースに入れて駐車場の車のトランクに入れて運ぼうとする。
しかし深夜にキャリーケースは怪しく警察官に職務質問され、逃げようとした柏木は逮捕された。博司はいつの間にか逃げていた。
月曜。本多との約束の時間、銀行に柏木は現れず、本多は柏木が逮捕されたと知った。3000万円が手にはいらない・・・再婚する夢は消えた。
朋美もニュースで小夜子が殺されたことを知る。柏木は死体遺棄で逮捕され、柏木が殺したように思える。
耕造の遺産はどうなる?小夜子が死んだし、書面も交わしてないので、小夜子が受け取るはずだった遺産を朋美たちは受け取れないかもしれない。朋美と尚子が受け取るべき耕造の遺産もどうなるかわからない・・・
■原作小説は後味の悪い結末
原作小説の結末はハッピーエンドではないことが逆にリアルです。
小夜子が殺されて、柏木が逮捕されたことは、犯人に天罰が下った感じがしますが
小夜子が死んだので朋美たちは遺産を受け取ることができるか難しくなったという、すっきりしない結末です。
探偵の本多も、悪事の証拠をネタに柏木をユスって大金を得ようともくろむも失敗に終わってます。
●映画『後妻業の女』最終回あらすじネタバレ 結末は小夜子が死んでなかった
映画『後妻業の女』は博司が弟ではなく息子という設定です。
その博司は小説と同じく小夜子を絞殺し、殺人を隠蔽しようとした柏木が警察に見つかって逮捕されるというところまでは同じです。
ところが柏木が逮捕されたとき警察がトランクを開けると、小夜子は生きてました。気を失っていただけのようです。
そして耕造の遺産のついても、仏壇から本当の遺言状が見つかり、『尚子と朋美に財産を遺贈する』と書かれてました。耕造は小夜子の愛がニセモノだと見抜いていたのです。
一方、小夜子が相変わらず結婚相談所の婚活パーティーに参加している、という結末です。
小説と比較すると、朋美たちが救われる最終回結末となっています。
●ドラマ『後妻業』最終回あらすじネタバレは、原作小説とも映画も違う結末か
ドラマ『後妻業』の最終回結末は、原作小説とも映画も違う結末になると思います。
原作小説と映画はあくまてお金を巡る物語なのに対して、ドラマでは『4人の恋心が複雑に絡まり合う大人のラブストーリー』と説明してるので、複雑な恋愛がメインで描かれそう。
ラブストーリーになりやすいように、映画で大竹しのぶさんが演じた63歳の小夜子は、ドラマでは木村佳乃さんが演じてずいぶん若返ってます。お年寄りなのは泉谷しげるさん演じる耕造だけ。
原作でも喧嘩していた小夜子(木村佳乃)と朋美(木村多江)のW木村によるビンタ合戦がドラマでも描かれるのは見どころです。
■ドラマ最終回結末ネタバレは?
お金を巡る血みどろの戦いで、誰かが殺されるという最終回にはならず、何かしらの感動的なラブストーリーになると思います。
小夜子と柏木、朋美と本多、この組み合わせかもしれないし
小夜子と本多、朋美と柏木、という敵同士のカップル成立もあり得ます。
小夜子が殺されたと思ったら実は生きていた!という設定は騙しのテクとして使われそうな気がします。そのまま警察の手を逃れて小夜子と柏木が海外逃亡するとか。
残された朋美と本多は悔しがると思いきや、こちらも小夜子と柏木を騙していて、耕造の遺産は朋美と尚子が、柏木が儲けた金は本多が、手に入れるというハッピーエンドになりそう。
★以上、原作と映画の最終回あらすじネタバレ結末と、ドラマ結末予想でした。実際はどんな結末になるのか?楽しみです。
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