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SPドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官 ~緋色のシグナル~」のキャストとあらすじ、原作を読んで犯人・結末まであらすじネタバレします。
「未解決の女 警視庁文書捜査官 ~緋色のシグナル~」の原作は麻見和史さんによる小説「緋色のシグナル」。
熱血刑事の矢代朋 28才(波瑠)と文字フェチ鳴海理沙 48才(鈴木京香)の女性刑事コンビが、未解決の殺人現場に残された『品字様』の謎と犯人に挑みます。原作とドラマに違いはありますが、原作を読んだ限り犯人・結末など本筋は同じだと思います。
原作を読んで犯人・結末まであらすじネタバレするので、SPドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官 ~緋色のシグナル~」を見れなかったひとや、テレビで見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います
目次
●ドラマSP「未解決の女 緋色のシグナル」キャスト
■レギュラーキャスト
■警視庁捜査一課「特命捜査対策室」
● 室長:古賀清成 50才(沢村一樹)
捜査一課に戻るため成果が欲しい
■第6係(文書解読係)
● 熱血刑事:矢代朋 28才(波瑠)
文字をヒントに未解決事件を解決する
● 文字フェチ鳴海理沙 48才(鈴木京香)
「文字の神様が下りてきた」が口癖
● 係長:財津喜延 58才(高田純次)
みんなのまとめ役
● 主任:草加慎司 53才(遠藤憲一)
実は鳴海理沙のことが好き
■第5係
● 岡部守 32才(工藤阿須加)
明に協力的な同期
● 係長:川奈部孝史 55才(光石研)
■第2係
● 吉田治郎(西銘駿)
■ゲストキャスト
5年の時を経て同一人物がが犯人?
■東京の最大手ソフトウェア企業「Wテクノス」
● 社長:涌井徹(中村俊介)
● 社長秘書:米須雅人(武田真治)
■京都府警の捜査一課
● 刑事:国木田哲夫(谷原章介)
■現在の事件
● 喫茶店経営者・武村勇介(河相我聞)
殺された現場に「男」という漢字が3つ連なる赤インク文字が発見された。4~5年前まで「Wテクノス」で働いていて、殺される2日前に涌井社長と会っていた。
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接点が見つからない
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■5年前の未解決事件
● 被害者:IT業界の人間A
● 被害者:IT業界の人間B
IT業界の人間が2人連続で殺され、それぞれの現場に「蟲」と「品」という赤インク文字が残された
●ドラマSP「未解決の女 緋色のシグナル」あらすじ
警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係に所属する熱血刑事・矢代朋 (波瑠)はある日、文字フェチの先輩刑事・鳴海理沙 (鈴木京香)と主任・草加慎司 (遠藤憲一)とともに、京都府警を訪ねる。
実は3日前、京都市内で喫茶店経営者・武村勇介(河相我聞)の遺体とともに、「男」という漢字が3つ連なる赤インク文字が発見されるという、異様な事件が発生。奇しくも、5年前には東京都内でもIT業界の人間がふたり相次いで殺され、それぞれの現場に「蟲」と「品」という赤インク文字が残されていたのだが、いずれも未解決のまま時が流れていたのだ。事件現場に残された、同じ漢字が3つ連なる“品字様”の文字――朋と理沙はこの奇妙な共通点に注目。5年の時を経て同一人物が犯行を再開した可能性を主張する。だが、上司である「特命捜査対策室」室長・古賀清成 (沢村一樹)からは「こじつけだ」と一蹴され、京都府警の捜査一課刑事・国木田哲夫(谷原章介)からも文書捜査に対する懐疑心を丸出しにされてしまうことに…。それでもめげずに、3つの事件をつなぐ“真実の欠片”を探し出そうと奮起する朋と理沙。だが、被害者3人の接点すら見つからず、捜査はなかなか思うようには進まない。
その矢先、武村の過去を洗い直した国木田は、彼が4~5年前まで東京の最大手ソフトウェア企業「Wテクノス」で働いていたという情報を入手。
しかも、武村が殺される2日前に、「Wテクノス」の社長・涌井徹(中村俊介)と会っていたことも判明したのだ!
さらなる手がかりを求め、朋は国木田とともに「Wテクノス」へ。ところが、応対した社長秘書・米須雅人(武田真治)から門前払いを食らってしまい…。そんな中、都内で新たな殺人事件が発生! 現場に残された赤インクの品字様を見た理沙は、にわかに目の色を変える――。
引用:https://www.tv-asahi.co.jp/mikaiketsu/story/sp190428/
予告動画:
●ドラマSP「未解決の女 緋色のシグナル」原作ネタバレ 犯人・結末は?
ドラマSP「未解決の女 緋色のシグナル」の原作、麻見和史さんによる小説「緋色のシグナル」を読んで犯人と結末まであらすじネタバレします。
※原作と当時人物に違いがあるので、ドラマに合わせて書き換えてネタバレします。
出演者 | 曲名 |
---|---|
■原作■ | ■ドラマ■ |
国木田 | 矢代朋 28才(波瑠) |
理沙 | 鳴海理沙 48才(鈴木京香) |
日永テクノス | Wテクノス |
武村修二郎支社長 | 社長:涌井徹(中村俊介) |
総務部の久米信博 | 社長秘書:米須雅人(武田真治) |
香取晶代 | ??? |
原作を読んだ結果、おそらく違いはこれで合ってると思われます。また、原作の被害者は3人ですがドラマは新たに4人目も殺されるようです。
ここからネタバレになります。
■『QQシステム フタバ 香取』
被害者は3人。それぞれの現場に赤インク文字が残されていた。
●『フタバソフト』課長・海老沼寛也
「蟲(ちゅう)」「品」の2文字
●『Wテクノス』のQQシステム担当・武村勇介
「轟(ごう)」「晶」の2文字
●『美山開発』社長・美山孝雄
「磊(らい)」「森」の2文字
昨日ネットの掲示板で『品字様6文字』が見つかったが、誰が書き込んだのか?プロバイダーに人物特定を求めてるが、難しいという。
朋と理沙は武村勇介の自宅マンションを調べなおす。するとPCデスクにあった古いよれよれの文庫本を、理沙がカバーを外して裏面を見ると黒いペンこう書かれていた。
『QQシステム フタバ 香取』
システムの開発遅延に、フタバソフトの香取が関わってるという意味か?
■フタバソフトの香取
朋と理沙はフタバソフトへ行き藤代部長に『QQシステム フタバ 香取』のメモを見せる。
フタバソフトはWテクノスからQQシステムの開発を請け負い、やりきれない分を美山開発に下請けに出していた。
香取とは香取晶代の苗字。責任感ある優秀な社員だったのでQQシステムのプロジェクトリーダーを任されたが、途中で遅延問題発生した。原因は下請けの美山開発の品質が悪く、テストに非常に苦労した。納期も遅れてきてスケジュールに影響が出て、そのうちWテクノスから品質やスケジュール面でクレームがきた。
殺された美山孝雄は下請け・美山開発の社長だ。海老沼寛也から安い値段で下請けをやらされ、香取晶代に文句ばかり言っていた。
美山開発の品質はひどくやっつけ仕事で、やがてギブアップして納品できないと言ってきた。香取晶代はこられの原因で土日出勤もして疲れが溜まっていて、ある日、車を運転中に停車中のトラックに突っ込んで死んだ。
殺された海老沼寛也は香取晶代の上司だった。しかし香取晶代の助けに応じなかった。海老沼は優秀といわれる香取をよく思わず、自分も忙しかったので面倒を見なかった。
殺された武村勇介はWテクノスの担当者だった。香取晶代と似てる車に乗っていて、香取晶代が死んだあと頑丈なSUVに買い替えていた。文庫本の小説のラストも、ヒロインが自動車事故で死ぬストーリーだった。
3人を殺した犯人は香取晶代の関係者か?
■涌井社長が行方不明に
今日は『QQシステム』が東京消防庁で本稼働する日。ところが起動後システムトラブルが発生。病院の選定機能が正しく作動せず、重傷者がいたら命に関わる事態となった。
そんなかWテクノスの涌井社長が行方不明になった。犯人に誘拐されたか?
朋と理沙はWテクノスへ行きて『QQシステム』に関わったメンバーに順番に話を聞いていくと、武村勇介は思ったことをすぐ口にするタイプで、よく思わない人が多かった。自慢するタイプで応接室で雑誌の取材を受ける自慢していた。
理沙はハッとして美山社長の殺害現場に落ちていたメモを思い出す。
『10時 経営戦略会議 第一会議室
13時 雑誌取材 応接室』
これがWテクノスのことだと仮定すると犯人が浮かんできた。
その人物はメモの筆跡と似てるが、知人が亡くなったショックで3か月ほど休職したことがあり、今日も体調悪くて休んでいた。
理沙は美山社長の殺人現場に残っていた「磊(らい)」「森」の2文字から犯人の居場所を探る。
「森」は木と石など自然の残ってる場所、「磊(らい)」は石が積み上げられてる場所。
理沙「そっか!文字の神様、ヒントをありがとう」
木がたくさんあって石積みの場所➝江戸城➝皇居。そしてお堀のすぐそばに東京消防庁の本部庁舎がある!
■犯人ネタバレ
東京消防庁に不審者の出入りはなかったが、犯人はトラブルを見届けるため近くにいるはず。
監視できそうなビルを発見。そのなかの防災センターで犯人の目撃情報があり、エレベーターが止まらない13階が『ゴーストフロア』(高層ビルは真ん中くらいの高さに機械室をつくることがある)に行くとカギが空いていた。
中に入ると拘束されている涌井社長と、ナイフを持つ犯人がいた。
犯人は社長秘書の米須雅人(武田真治)!!
落としたメモから、会議室を予約する人物だとわかったのだ。
■犯人の動機
米須雅人は香取晶代の彼氏だった。2人で会えないほど仕事が忙しいのは知っていたが、交通事故で死んだと知り、ショックで会社を休んだ。
そして同僚女性から、香取晶代は『QQシステム』のリーダーになってから仕事量が膨大だったと知った。タイムカードの残業時間は月49時間だったが、手帳を見ると150時間以上の超ブラックで、過労が原因で交通事故を起こしたと知った。
武村勇介は厳しい言葉で香取晶代を精神的に追い込んでいて、死んだときも「事故なんか起こしてプログラムの納期はどうするんだ?」と言っていた。涌井社長はコストダウンと納期圧縮を厳しく指示していた。
復讐を決意した米須雅人は、システム開発の不正について重大な秘密を握ってると言って呼び出して3人を殺した。死体を頭・胸・膝と損壊したのは 香取晶代が事故で受けた傷を与えるためだ。
システムトラブルの仕掛けは、米須雅人は元開発部なので設定数値を間違ったものに変えただけ。涌井社長が総合テストで手抜きした部分を利用した。
『QQシステム』稼働日に大きなトラブルを起こし、『Wテクノス』の信用を失墜させる。誘拐した涌井社長にそのトラブルを見せつけて苦しめるのが目的だった。
■犯人の逮捕
朋が涌井社長を救うべく突進すると、米須雅人はなぜか自分の腹をナイフで刺した。
「もうどうでもいいんだよ、他人のことなんて」
そこで理沙が
・香取晶代が作ったシステムでこんなことしていいのか
・香取晶代が事故を起こしたとき助けようと努力した救急隊員たちにこんなことしていいのか
と説得すると、久米信博はシステムを正常化するためのメモを書いて、理沙はそれを東京消防庁に伝えた。
米須雅人は大きな事件を起こせば『QQシステム』が注目され、香取晶代がどんな目にあったか世間に訴えることができると思っていたのだ。
■最後に、文字の意味ネタバレ
ネットの掲示板に品字様を書きこみしたのも米須雅人だった
●『美山開発』社長・美山孝雄
「磊(らい)」「森」の意味は、皇居のそばの東京消防庁
●『フタバソフト』課長・海老沼寛也
「蟲(ちゅう)」「品」の意味は、品質を下げて信頼性を失墜させる
●『Wテクノス』QQシステム担当・武村勇介
「轟(ごう)」「晶」の意味は、道路のそばのうるさい場所で開発作業をすることと、香取晶代の名前
★以上、ドラマSP「未解決の女 緋色のシグナル」原作読んで犯人と結末まであらすじネタバレでした。
ブラック上司や下請け、過労が原因で亡くなった恋人の復讐という、なんともやりきれない悲しい結末でした。
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