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斎藤工さん窪田正孝さんW主演のSPドラマ【臨床犯罪学者 火村英生の推理2019】のキャストとあらすじ、原作小説「ABCキラー」を読んだ犯人ネタバレを紹介します。結末に待っていたのは意外が真相でした。
【臨床犯罪学者 火村英生の推理】の原作は有栖川有栖さんによる27年続く推理小説シリーズで、犯罪学者の火村教授(斎藤工)と相棒の有栖(窪田正孝)が犯人の複雑怪奇なトリックを解明します。2016年1月期に連続ドラマ化され、今回3年半ぶりにスペシャルで帰ってきました。
ある日、兵庫と大阪で殺された場所と被害者のイニシャルが同じ連続殺人事件が発生。犯人はABCキラーを名乗り世間は恐怖する。火村と有栖が捜査を始めるがC、Dと事件は被害者は増えていく。しかし火村はDの事件であることに気付く・・・
キャストとあらすじ、原作小説「ABCキラー」を読んだ犯人ネタバレ紹介するのでSPドラマ【臨床犯罪学者 火村英生の推理2019】に興味ある人は参考になれた幸いです。
目次
●SPドラマ【火村英生の推理2019】キャスト
女優の水川あさみさんと結婚したばかりの窪田正孝さんが、久々にアリスになります!
■主人公コンビ
● 准教授:火村英生(斎藤工)
犯罪学者
● 推理作家:有栖川有栖(窪田正孝)
火村英生の相棒
■火村の勤務先『英都大学社会学部』
● 学生:貴島朱美(山本美月)
● 学生:渋谷千尋(松永渚)
● 学生:堂本茉菜(山本亜依)
■火村の下宿先
● 大家:篠宮時絵(夏木マリ)
● 愛猫:モモ(サンコ)
■有栖の編集担当
● 片桐光雄(柄本時生)
■犯人「ABCキラー」
● ???(???)
■被害者
● 兵庫:頭文字Aの場所でイニシャルA
● 大阪:頭文字Bの場所でイニシャルB
● 京都:頭文字Cの場所でイニシャルC
● 頭文字Dの場所でイニシャルD
Dについては火村は違和感を覚える
■被害者の関係者
● パーカッション奏者:花井唯子(高橋メアリージュン)
被害者Cの元嫁。ファンを公言してアリスに近づく。犯人扱いされ無実を訴える。
● セレブ社長:壇健作(波岡一喜)
殺人事件に巻き込まれた
■火村を付け狙う新聞記者
● 因幡丈一郎(佐藤隆太)
■過激派組織「シャングリラ十字軍」
● 指導者:諸星沙奈江(長谷川京子)
行方不明になり姿を消した、火村の因縁の相手
■警察
● 兵庫県警刑事:鹿田弘至(長谷川初範)
● 大阪府警刑事:海原晴美(濱田マリ)
● 京都府警刑事:曽我部修(前田公輝)
● 京都府警鑑識:八十田宗則(マキタスポーツ)
●SPドラマ【火村英生の推理2019】あらすじ
■「ABCキラー」と名乗る犯人■
兵庫、大阪で連続殺人事件が発生。
事件の被害者はともに、至近距離からこめかみを撃たれて死亡。
頭文字Aの場所でイニシャルAの人物が、頭文字Bの場所でイニシャルBの人物が…と、アルファベット順の連続殺人が、アガサ・クリスティの古典的名作ミステリー「ABC殺人事件」の模倣だと社会は震撼する。
しかも「ABCキラー」と名乗る犯人から、警察と火村英生(斎藤工)宛てに挑戦状まで届く。火村と有栖川有栖(アリス・窪田正孝)は、さっそく警察への捜査協力を開始。
最近、ひきこもり気味だった火村の目に輝きが戻ったのを嬉しそうに見守る篠宮時絵(夏木マリ)。■「シャングリラ十字軍」■
捜査を開始したふたりの前に、突如、新聞記者・因幡丈一郎(佐藤隆太)が現れ、火村を挑発。
そして、被害者2人の“接点”を教える。それは「シャングリラ十字軍」――火村と因縁の関係にあり、消息不明の諸星沙奈絵(長谷川京子)が率いる過激派テロ集団だった!■京都でCの事件■
そんな中、今度は京都でCの事件が発生。
さらに、Cの被害者の元妻でパーカッション奏者・花井唯子(高橋メアリージュン)がなぜかアリスに執拗に接近する。
次々と現れる謎多き人物たち…。
貴島朱美(山本美月)と、友人の渋谷千尋(松永渚)、堂本茉奈(山本亜依)らも動揺を隠せない。■Dの事件が起こる。だが■
火村の捜査に役立ちたいと事件を追う貴島朱美(山本美月)は、因幡と一触即発状態に陥り…。
兵庫県警・鹿田弘至(長谷川初範)、大阪府警・海原晴美(濱田マリ)、京都府警・曽我部修(前田公輝)、八十田宗則(マキタスポーツ)ら3府警も総力戦での捜査を展開するが、一向に捜査に進展は見られない。そして、ついにDの事件が起こる。だが、その犯行現場で火村はふと強い違和感を覚え…!?引用:https://www.ntv.co.jp/himura2019/story/
●SPドラマ【火村英生の推理2019】ネタバレ
SPドラマ【火村英生の推理2019】の原作小説『ABCキラー』を読んだので、犯人と結末まであらすじネタバレします。
■ネタバレ1. ABCキラー■
兵庫県尼崎市安遠町の人通りのない夜道で、酒に酔って帰宅途中の会社員・朝倉一輝。「朝倉さん?」と聞かれ反射的に「はい。朝倉ですけど」と振り向くと犯人に銃で撃たれて殺された。
遺体は翌朝にジョギング中の会社員が発見。財布は無事だったがケータイは壊されていた。
朝倉一輝が殺された2時間15分後、大阪市豊中市別院町のキャリアウーマン番藤ロミが自宅前で、同じく至近距離からこめかみを撃たれて殺された。
弾丸から同一犯だと断定。しかも犯人から警察に手紙が届いた。
<アルファベットは26文字。
手元の弾丸は26発。
やってみよう、ためしてみよう。
どこまで続くかは警察しだい。
なるだけ早く止めてくれ。
自分で自分が止められないから。
まずはA、そしてB。
いったい何人イケるだろう。>
頭文字Aの場所(安遠町)でイニシャルAの人物(朝倉一輝)が、頭文字Bの場所(別院町)でイニシャルBの人物(番藤ロミ)とアルファベット順に殺してることから、アガサ・クリスティの古典的名作ミステリー「ABC殺人事件」の模倣だと思われる。犯人はZまで続けるつもりか?
2人の被害者には共通点がない。犯人の目的はいったい?テレビでも特集され犯人は本当にABC事件を実行するのかと話題になる。
■ネタバレ2. C■
そんななかABから3日後、ついにCの事件が京都で起きた。頭文字Cの場所(八幡市の千曲町)でイニシャルCの人物(茶谷滋也)が撃ち殺された。今度は帰り道ではなく自宅から遠く離れていたので、犯人は周到なリサーチのうえ殺している。茶谷滋也が隣町の千曲町に行くのをわざわざ待ってCを成立させている。
C茶谷滋也は夫婦ケンカして離婚していた。元嫁・花井唯子はパーカッション奏者だった父親の家や遺産を相続して悠々自適に暮らしてる。そんな元嫁に茶谷滋也は未練タラタラだったという。
翌日にまた犯人から同じ内容の手紙が届いた。ABCの被害者は接点も共通点もない。兵庫・大阪・京都の合同捜査本部が設置される大事件になった。
テレビのニュースは次の標的となる頭文字Dの人々に注意を呼び掛け、週刊誌は犯人を「ABCキラー」と名付けた。
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そんななか新聞記者・因幡丈一郎が火村と有栖に情報提供してきた。役に立った場合は捜査情報をくれと。
A被害者・朝倉一輝の同僚に推理小説ファンがいて、その男は昨年ゴールドアロー賞に作品を応募して2次予選まで進んだことがあるという。作品のタイトルは『ABCの悲劇』で、男の名前・衛藤善人(えとう よしひと)は『A to Z』と解くこともできる。
『ABCの悲劇』を書いた『A to Z』と読める名前の男。部屋にはB番藤ロミが勤めていたメーカーのテレビと、C茶谷滋也も元勤務先のメーカーのオーディオ機器もあったという。
■ネタバレ3. D■
犯人を絞り込めず苦戦するなかDの事件が大阪で起きた。頭文字Dの場所(大阪府高石市の道元町)でイニシャルDの人物(檀亜由子)が撃ち殺された。
火村はD檀亜由子とこれまでの被害者と接点に気付いた。旦那の不倫相手がC茶谷滋也の元嫁・花井唯子だった。しかし花井唯子はABDの事件当時アリバイがあった。
火村と有栖は花井唯子に会った。D檀亜由子とは電話で不倫を注意されただけで会ったことはないという。ABの関係者人や衛藤善人とも面識はなかった。
■ネタバレ4. 犯人を推理■
そんなか2週間前にC茶谷滋也が万馬券をあてて、競馬場で知り合ったヤ〇ザから弾丸5発つきの拳銃を買っていたことが判明した。しかしC茶谷滋也の自宅から銃は見つかってない。火村はABCキラーは単独犯ではなく3人いると睨んだ。
犯人Ⅰ茶谷滋也はABを通り魔殺人で殺した。
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精神的に追い詰められて信頼する人物(犯人Ⅱ)に自首を相談したが、裏切られ銃を奪われCとして殺された。
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犯人Ⅱは茶谷滋也がABを殺した証拠を隠滅した。
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犯人ⅡはD檀亜由子を殺した。
これらの推理から犯人Ⅱは花井唯子が当てはまる。
花井唯子と不倫していた壇健作は「彼女が犯人のはずがない」と抗議するが火村は説明を続ける。
D檀亜由子の遺体は自宅の庭で発見されたが人工芝を敷き詰めた形跡があった。場所の頭文字と名前のイニシャルが当てはまったため警察と火村・有栖はABCキラーの犯行だと思い込まされた。
事前の庭の人工芝を剥がして別の場所に運び、そこでD檀亜由子を殺してから遺体と芝を庭に戻したのだ。面倒くさい作業だが花井唯子ならば可能だった。
犯行現場はおそらくパーカッション演奏のため父親が作った防音室。
不倫をやめると言ってD檀亜由子を誘い出し
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彼女が家を出たのを確認して庭の人工芝を剥がして車に積み、防音室に先回りした。
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自宅の防音室でD檀亜由子を殺して、遺体と芝を車で運び、壇家の庭に人工芝を敷き直して遺体を置いた。
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半日で終えてアリバイも成立したまま
警察がABCキラーの犯行だと信じたままなら人工芝を調べ直すことなく騙し通せるという作戦だ。
しかし2通目の手紙を送った犯人は花井唯子ではない。投函された時間、花井唯子はパートで働いていたので、犯人Ⅲに頼んだと推理される。
■結末ネタバレ 事件の真相■
また、AB殺害後の手紙は一部しか公表していないのに、C殺害後の2通目の手紙は1通目とそっくりだったので、2通とも同じ人物が書いて投函したと推理できる。
つまりABCキラーの犯人は3人。
犯人Ⅰ・・・ABを殺したC茶谷滋也。
犯人Ⅱ・・・CDを殺した花井唯子。
犯人Ⅲ・・・2通の手紙を送った人物。
ABの場所とイニシャルが一致したのは偶然と思われる。茶谷滋也がAに「浅倉さん?」と呼びかけたのは電話の会話を聞いていたから。
事件を知った犯人Ⅲはアガサクリスティーを模倣した『ABCキラー』という犯人像を世間に印象づけ、『やってみよう』と通り魔(茶谷滋也)にエールを送った。
しかし茶谷滋也は3人目を殺すことなく自首しようとしたが、花井唯子が殺意を抱いたのでABC殺人は続くことになった。偶然にも茶谷滋也はC、檀亜由子はD、条件はそろっていた。
火村がここまで話すと、壇健作は顔が紅潮し、飲んでいたブランデーを口からこぼしてベストにシミができていた。
壇健作が電話したときの花井唯子の反応を聞くと「あなたを愛していた」とだけ。逃げようとする気配もなかったから安心してくださいと壇健作が答えると、火村は「そんなこと心配してない!」と語気を荒げた。
花井唯子には警察の監視がついてるから逃げるのは無理だし、犯人Ⅱだとバレて花井唯子がとる行動は逃亡ではない。彼女は今も銃を隠し持っていて、弾丸は最後の1発が残ってる。
壇健作の顔から血の気が引いた。そういえば「愛していた」と過去形で言っていた・・・右手からグラスが落ちた。
★終わり
●SPドラマ【火村英生の推理2019】感想
結末で2通の手紙を送った犯人は誰かはっきり言ってないですが、壇健作ということなのでしょうね。人が殺されるのを楽しんでる黒幕と言う感じで、しかも被害者のフリをしてるところがあくどいです!
犯人の動機が昼ドラのようなドロドロ不倫だったことは意外な展開だから、真相がわかったときに肩透かしを食らう人もいるかも。
ドラマだと花井唯子を高橋メアリージュンさんが演じていてけっこう出番も多そうな予告の時点で、怪しさ出てますね。
ドラマも花井唯子が犯人Ⅱだと思います!
原作小説とドラマの違いは、ABの接点になってる過激派テロ集団「シャングリラ十字軍」の存在です!これはミスリードかもしれないし、リーダーの諸星沙奈絵(長谷川京子)を犯人Ⅰに置き換えてるかもしれないですね。
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