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ドラマ【悪魔の弁護人・御子柴礼司-贖罪の奏鳴曲(ソナタ)-】のキャストと原作ネタバレを紹介します。
キャストには悪魔の弁護人・御子柴礼司を演じる主演の要潤さんよりも、ベッキーのほうが大きく報じられています。事務員という脇役なんですが、ベッキーは不倫と嘘のイメージがまだ印象強いですね。
原作は岐阜県出身のミステリー作家・中山七里さんによる小説『御子柴礼司』シリーズ。結末の見事などんでん返しだけでなく、過去の罪と向き合う御子柴の苦悩が物語に深みを与える大人気なシリーズ。
小説『御子柴礼司』シリーズは『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の輪舞曲』の4冊あり、4冊ともドラマの原作になってるので濃厚なドラマになりそうです。1作目の『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』はサブタイトルにもなってますね。
目次
●ドラマ【悪魔の弁護人・御子柴礼司-贖罪の奏鳴曲(ソナタ)-】キャスト
主演は、仮面ライダーアギト、朝ドラ、昼ドラなどで様々な役を演じてきた稀代のカメレオン俳優・要潤さん。異色の過去をもつ御子柴をどう演じるか注目です。
御子柴と裁判で戦うライバル、東京地検のナンバー2岬恭平役には、憑依型俳優・津田寛治さん。怪演が楽しみ。
御子柴弁護士の事務員には、『ショムニ2013』以来6年ぶりの連続ドラマレギュラー出演となるベッキー。要潤さんとは13年前に一度ドラマ共演してるので2度目の共演。最近はNHKドラマ『これは経費で落ちません』でわざとメール誤爆したり性格の悪い社長秘書役を演じ、不倫のダーティなイメージを利用した役がぴったり似合ってました。
ベッキーは起用した理由は謎ですが、ドラマタイトルが贖罪なので、不倫を正当化しようとしたり嘘ついたので、そういう意味では似合っるのかもしれません。
ベッキー、6年ぶり連ドラレギュラー 要潤主演『悪魔の弁護人・御子柴礼司』 #悪魔の弁護人 #要潤 #ベッキー #津田寛治 #中山七里 https://t.co/Kc8qCfTt0w pic.twitter.com/FjgUvbQIyW
— クランクイン! (@crank_in_net) October 9, 2019
● 御子柴 礼司 44才(要潤)
依頼人に法外な報酬を要求するが、手段を選ばず必ず勝訴に導く悪徳弁護士。一匹オオカミで過去は謎に包まれているが、実は14才のとき凶悪犯罪を起こした元少年A。当時は園部信一郎という名前だったが、医療少年院を経て御子柴礼司に改名し独学で弁護士になった。冷酷さの中にもピュアで純粋な優しさを隠し持っている。
● 日下部 洋子 35才(ベッキー)
母子家庭で育ち、奨学金を得て大学進学するも、就職先がブラック企業で体調を崩し退職。派遣先でも契約を切られ無職になり、ハローワークで紹介され、『悪魔の弁護人』の評判を知らずに御子柴法律事務所の事務員になる。ふとしたきっかけで御子柴の過去を知ることになる。
● 岬 恭平 55才(津田寛治)
東京地検次席検事。「法は絶対である」という信念をもつ東京地検のナンバー2が、『悪魔の弁護人』御子柴と裁判で対決する。
●ドラマ【悪魔の弁護人・御子柴礼司-贖罪の奏鳴曲(ソナタ)-】あらすじ
■日下部洋子
派遣切りにあい現在・無職の日下部洋子(ベッキー)。ハローワークで紹介された事務員募集の面接の為、とある法律事務所の前にやってくる。
と、中から聞こえてくるクラシック曲。事務所のプレートは何故か割れている。不審に思いながらもドアを開けて入る洋子。そこには事務所の主・御子柴礼司(要潤)が静かに座っていた。
「時間に正確だな、採用だ」訳も分からぬまま、御子柴法律事務所の事務員として採用されてしまう洋子。しかしそこは、「悪魔の弁護人」と呼ばれる悪徳弁護士の事務所だった―――
■『世田谷の夫殺し』
そんなある日、御子柴は『世田谷の夫殺し』に興味を抱く。被告は、どこにでもいそうな疲れた主婦・津田亜季子。パート先の上司に惹かれ、夫と二人の娘を捨ててその上司と結婚することを夢見、夫を刺し殺したという。
たまたま近所に住んでいた被害者の父親が訪問し事件は発覚したが、遺体をブルーシートの上にのせていたことから、事件を隠蔽する意志もあったと裁判所は判断。一審では懲役16年という重い刑罰が下されていた。
そんな事件を強引な手を使って他の弁護士からぶんどる御子柴。洋子は、身勝手な加害者を何で好き好んで弁護するのか気になるが、御子柴は何も教えてはくれなかった。
早速、被告人と面会した御子柴だったが、そこで御子柴はあることに気付く。「津田亜季子は何かを隠している……」
■岬検事
その頃、東京地方検察庁では、次席検事の岬恭平(津田寛治)が、事務官から世田谷の夫殺しの弁護人が変わったと報告を受けていた。
後任の弁護人は御子柴礼司。直接相対したことはなかったがその悪名は岬の耳にも届いている。法の抜け道をつき、悪人を無罪に導く「悪魔の弁護人」として――これ以上、御子柴のような弁護士をのさばらせておくわけにはいかない。岬は事務官に告げる。「この事案は、私が担当する」と。
■公判裁判
そして迎えた初公判の日―――
御子柴と岬がそれぞれの席につく。洋子の他、新聞記者たちも悪魔の弁護人・御子柴がどんな手で減刑を勝ち取ろうとするのか、御子柴の言動を注視していた。
しかし御子柴は、開口一番、信じられないことを口にする。「弁護人は被告人、津田亜季子の無罪を主張し、原判決の破棄を求めます」情状酌量による減刑どころか圧倒的不利な中での無罪主張! 悪魔の弁護人・御子柴による、悪魔の法廷劇(ゲーム)が幕を上げる!!!
あらすじ引用:https://www.tokai-tv.com/akumanobengonin/
●ドラマ【悪魔の弁護人・御子柴礼司-贖罪の奏鳴曲(ソナタ)-】原作
ドラマ【悪魔の弁護人・御子柴礼司-贖罪の奏鳴曲(ソナタ)-】の原作は、どんでん返しの帝王・中山七里の傑作ミステリー小説『弁護士・御子柴礼司』シリーズの4冊です。王様のブランチの谷原章介さんがMC10年間の「思い出の一冊」に選んだそう。
原作1「贖罪の奏鳴曲」
・・・御子柴の過去がわかる
原作2「追憶の夜想曲」
・・・御子柴の過去と関係ある被告
原作3「恩讐の鎮魂曲」
・・・御子柴の恩師が登場
原作4「悪徳の輪舞曲」
・・・御子柴が30年ぶりに妹と母親に会う
小説4冊を1つの連続ドラマ化するとなると、かなり濃厚な内容になりそうです。
●ドラマ【悪魔の弁護人】原作あらすじネタバレ
原作小説4冊のあらすじをネタバレします。
ドラマでは
・戦慄の過去とは?
・正義の意味とは?
・贖罪とは何か?
をテーマに掲げてるので原作小説からこれらのことをメインにネタバレされると思います。
■原作1「贖罪の奏鳴曲」あらすじ
弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した。死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聴く。
だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった――。
引用:amazon
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■原作ネタバレまとめ■
● 御子柴礼司の過去が判明
御子柴はもともと園部信一郎という名前で、感情がなく、14歳のとき近所に住む佐原みどり(5才)を「人を殺してみたかった」という興味本位で殺して医療少年院に送致され、赤ん坊からやり直すという意味を込めて全員名前を変える。園部信一郎は御子柴礼司を名乗り、虚言癖の嘘崎雷也と、大柄だが左肩先欠損で臆病な夏本次郎と出会った。
ある日、矯正プログラムの一環で女子寮の院生・島津さゆりが弾くピアノ奏鳴曲(ソナタ)を聴いたことで感情が蘇り、犯した罪の大きさに恐怖した。さらに、母親に捨てられた嘘崎雷也が自殺し、脱出を助けた夏本次郎が事故死、その際にもみあって足を刺した稲見教官は半身不随になった。
苦しむ御子柴に稲見教官は「後悔なんかするな。謝罪もするな。償え。(犯した罪の埋め合わせをしろ。別の人間を苦しみから救え)」と諭し、御子柴は弁護士志望だった嘘埼の意志を継いで猛勉強して弁護士になった。
悪魔の弁護士として多額の報酬を得る理由は、殺した佐原みどりの母親に毎月100万円を送る贖罪のためだった。
■御子柴は保険金殺人事件・東條美津子被告の弁護を担当する。東條美津子はトラック事故に巻き込まれて脳挫傷の重体になった夫・彰一を、集中治療室の人工呼吸器が止めて殺した容疑。東條夫婦には全身まひで車いすの息子・幹也がいる。
ある日、美津子の薬物歴と御子柴の正体をネタに強請っていたフリーライター加賀谷が東條工場で雷に打たれて死んだ。強請りネタが世間バレたら裁判に不利になるため御子柴は死体を遺棄した。
御子柴は裁判で、人工呼吸器のボタンは美津子の指紋のついている面積の圧力では切れないことを証明して無罪を勝ち取る。
東條彰一は美津子が殺したのでも医療ミスでもなく別の者に殺された。犯人は幹也。携帯電話の電磁波で電源OFFして殺した。動機は保険金。自分を妊娠中の薬物の影響で脳性麻痺させたくせに息子として愛さなかった美津子に罪をかぶせた。
加賀谷は感電死で殺されていた。犯人は車いすの幹也。オートメーション化されたフォークリフトを使って蛍光灯に触れさせた。動機は彰一殺しのトリックに気付いてゆすってきたから。
黒幕は美津子。不倫関係の社員と共謀してトラック事故を仕組んだが夫・彰一を殺すには至らなった。そこで幹也の計画はすべて見抜いたうえで黙って見守り、まんまと彰一を殺してくれた。
最終判決で無罪を勝ち取ることができれば『一時不再理の大原則』によって2度と夫殺しを追及されずにすむ魂胆だったが、御子柴を追っていた刑事に真相を見破られ、美津子は殺人未遂、殺人ほう助、殺人教唆の罪に問われる。
※「贖罪の奏鳴曲」はWOWOWでドラマ化されています。
■原作2「追憶の夜想曲」あらすじ
豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。
対する検事は因縁の相手、岬恭平(みさききょうへい)。御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか? そして第二審の判断は……
引用:amazon
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■原作ネタバレまとめ■■
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殺された夫・伸吾は開発部長だった会社が倒産したためデイトレーダーになるも上手くいかず負債額6000万円を抱え部屋にひきこもっていた。伸吾は父・要蔵から支援された金も株につぎ込んで失敗。さらにDV夫であり、自白も動機もあるため亜希子は懲役16年の決まり量刑を争っていた。
裁判で御子柴は、亜希子が9才のとき5才の妹を惨殺されたことでPTSDを患い、いまも先端恐怖症だと看破する。台所に包丁が1本もなく、亜希子は包丁に触ることさえできず無罪が証明された。しかし同時に、亜希子の妹みどりを殺した当時14才の園部信一郎が御子柴であることがバレて大バッシングを浴びる。
亜希子が自分を犠牲してまでかばった真犯人は13才長女・美雪だった。岬は美雪が伸吾に性的虐待され犯行に及んだとみたが真相は違った。
性的虐待していた犯人は祖父の要蔵。使用済みの避妊具は持ち帰っていたが箱をキッチンに捨てていたので、御子柴は要蔵の指紋のついた名刺を証拠として岬検事に渡した。要蔵が小学校教師をやめた理由も11才女児へのイタズラで学校は証拠がないのをいいことにうやむやにしていた。要蔵でなく伸吾が殺された理由は、支援という名の口止め料で要蔵に美雪を売ったから。
亜希子を弁護した理由について岬検事が「贖罪なのか?」と尋ねると御子柴は「買いかぶりもいいところだ」と答えた。
■原作3「恩讐の鎮魂曲」あらすじ
少年時代の凶悪犯罪が暴露され、悪評が拡散する弁護士・御子柴。勝率九割の敏腕も依頼者が激減、事務所移転を余儀なくされた。
そんなとき少年院時代の教官が殺人容疑で逮捕され、御子柴は恩師の弁護を力尽くでもぎ取る。罪を自ら認める教官だったが、御子柴の弁護法廷は驚愕の展開に!
引用:amazon
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■原作ネタバレまとめ■■
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少年院時代に贖罪を説いてくれた教官・稲見が、老人ホーム『伯楽園』の介護士・栃野を殴り殺した殺人容疑で逮捕された。御子柴は恩師の弁護を力尽くでもぎ取る。
しかし自白と証拠もあり、稲見は殺意を認め、罰せられ罪を償うことをを望んでる。
御子柴は証拠をそろえていく。栃野は日常的に入所者を虐待しており監視カメラの映像も入手。また、稲見は栃野と普段からもめていたという自白は入所者仲間と口裏を合わせていた嘘だと突き止め、実際は栃野から虐待された後藤清次を守るため殺していた。
後藤清次は、駅のホームから転落したとき稲見の息子・武士が助けた男だった。武士はそのとき電車にひかれて人身事故で死んでしまった。それから時を経て『伯楽園』のテレビ特集で後藤を見た稲見が入所したが、恥ずかしさで名乗れないままだった。
被害者・栃野は、ブルーオーシャン号事件(転覆事故)で日浦佳織の救命胴衣を奪って生き延びた過去がある。逮捕されたが緊急避難が認められ無罪になった。栃野は『伯楽園』で「オレは人殺しだ」と入所者たちを脅して支配していた。
裁判の最終弁論。御子柴は稲見の入所者仲間の小笠原夫人を証人として呼び、日浦佳織の生前のアルバム写真を見せる。そこには小笠原夫人が映っていた・・・佳織の祖母だったのだ。「稲見に後藤を守ってくれと頼んだのか?」と質問すると夫人は「記憶にございません」と答えた。
検察は懲役15年を求刑、御子柴は第三者を助けるための緊急避難だとして無罪を主張したが、判決は懲役6年。御子柴は控訴しようとするが稲見は断った。
法廷の外で、小笠原夫人は稲見に「あの人を守って」と『男子特有のヒーロー精神』を刺激したことを告白した。完全犯罪だが、これは法律違反ではない。CDラジカセからはモーツァルトのレクイエムが流れていた。
一方、稲見も小笠原夫人が黒幕で復讐のため自分を犯人にしたことを知っていた。しかしあくまで後藤を守るために栃野を殺したという。
■原作4「悪徳の輪舞曲」あらすじ
14歳で殺人を犯した悪辣弁護士・御子柴礼司を妹・梓が30年ぶりに訪れ、母・郁美の弁護を依頼する。
郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕されたという。接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。
名を変え、過去を捨てた御子柴は、肉親とどう向き合うのか、そして母も殺人者なのか?
引用:amazon
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■原作ネタバレまとめ■■
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御子柴は法廷に機材を持ち込んで、郁美の再婚相手・成沢拓馬の自殺現場を再現し、釣り金車の仕掛けは不可能だと証明した。これによって郁美の偽装殺人の冤罪は晴れた。
成沢の自殺は、郁美に偽装殺人の罪を着せることが目的だった。
前妻・佐希子は無差別通り魔事件で殺されたが、犯人は統合失調症で不起訴。心身障害で犯行責任を問われず医療機関に収容され、両親は民事裁判後に賠償金を払わずに夜逃げして失踪し、成沢は憎しみを溜め込んだ。
成沢のPCの閲覧履歴から、熟年婚活パーティーで紹介された女性が『少年犯罪ドットコム』9ページ目の『死体配達人』こと園部信一郎の母親・郁美だと知ったと判明。
行き場のない憎しみを、同じ刑罰を逃れた犯罪者と家族に向けて前妻の無念を晴らすため、郁美と再婚して冤罪にしようと首吊り自殺を偽装したのだった。
無罪を勝ち取ったあと郁美は、父の自殺の真相を御子柴に明かした。
御子柴が園部信一郎だった14才のとき、5歳少女を惨殺して逮捕され、父・謙造は仕事をクビになりノイローゼ、世間からの誹謗中傷にあい母・郁美もノイローゼ気味だった。
高額な慰謝料を保険金で賄うため父・謙造は自殺偽装を計画し、母・郁美は首吊りを自殺幇助したというのが真相だった。
父親は現実から逃げて自殺、母親は自分を捨てたと思っていた御子柴だったが、本当は両親は自分を愛していたと知った御子柴だった。
★終わり
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