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人気漫画【テセウスの船】が竹内涼真さん主演でTBS日曜劇場で実写ドラマ化されるので、キャストとあらすじ、原作漫画の最終回結末犯人ネタバレ紹介します。
【テセウスの船】の原作は東元俊哉さんによる漫画で、逆説を意味するギリシャ神話。
平成元年に起きた謎の連続毒殺事件の犯人として父親が逮捕・死刑囚となるも無罪を主張している。殺人犯の息子となった田村心(竹内涼真)は父親の冤罪を証明するため真相を追ううち、事件直前の過去にタイムスリップ。真犯人は誰なのか?事件の真相は?時空をを超えた父と子の絆の物語。
原作漫画あらすじ、最終回結末犯人ネタバレもそうですが、ドラマとに違いにも注目ですね。
目次
●竹内涼真主演2020冬ドラマ【テセウスの船】キャスト
主演の竹内涼真さんが演じる役は殺人犯の息子。31年前の殺人事件で逮捕された、顔を知らない父親のせいで長年苦しい思いをしてきたという重い役柄です。
日曜劇場と竹内涼真さんは切っても切れない仲。これまで4作に出演。2015『下町ロケット』で初出演、2017年『陸王』で重要なランナー役、2018年に『ブラックペアン』『下町ロケット』と、出演するたびに重要な役を任されるようになり、ついに主役を射止めました。
2019年に連続ドラマ出演がなかったのは『テセウスの船』のためだったのでした。
■2020年
● 主人公:田村心(竹内涼真)
死刑判決を受けながらも無罪を主張する父親の冤罪を信じて、事件の真相を追う。
● 父親:佐野文吾
平成元年に北海道の小学校で起きた謎の無差別毒殺事件の犯人として逮捕された警察官。死刑判決が下され収監中だが、冤罪で無罪を主張している。
● 心の嫁・由紀(上野樹里)
文吾の冤罪の可能性を調べる。
■鈴カップル
● 田村鈴(貫地谷しほり)
● 車椅子の男(安藤政信)
■1989年
■心の家族
● 警察官:佐野文吾(鈴木亮平)
● 嫁:和子(榮倉奈々)
● 長女:鈴(白鳥玉季)
● 長男:慎吾(番家天嵩)
■小学校
● 校長:石沢秀夫(笹野高史)
● 先生:木村さつき(麻生祐未)
■婚約者カップル
● メッキ工場のパート:佐々木紀子(芦名星)
● 新聞配達員:長谷川翼(竜星涼)
■警察
● 刑事:金丸茂雄(ユースケ・サンタマリア)
■村人
● 田中正志(霜降り明星せいや)
● 農家の無口な青年:徳本卓也(今野浩喜)
● 村のまとめ役:井沢健次(六平直政)
●竹内涼真主演2020冬ドラマ【テセウスの船】あらすじ
田村心(竹内涼真)は、家族の運命を変えた警察官の父親が起こした殺人事件の謎を追う青年。心と母親は父親が逮捕されてからずっと、世間から後ろ指をさされ、身を隠すように生きてきた。
ある日、心は最愛の妻から「お父さんを信じてみて」と言われ、拘置所にいる父に会おうと決意。しかし、昔の事件現場に向かうと突然の霧に包まれ、過去にタイムスリップしてしまう!
心がタイムスリップしたのは、事件が起こる直前の1989年(平成元年)、事件現場となる雪深い村だった。その村で心が目にしたのは、自分の家族の温かく笑顔あふれる姿。
父の事件を阻止すれば、家族の笑顔を守れる! 心は事件によって失われた家族の笑顔を取り戻すため、「過去を変える」というタブーに挑む決意をする。 時代を超えて繋がる家族の絆が生み出す奇跡の物語。
あらすじ引用:https://www.tbs.co.jp/theseusnofune/
●竹内涼真主演2020冬ドラマ【テセウスの船】タイトルの意味
ドラマタイトル【テセウスの船】の意味は『逆説』でギリシャ語のパラドックスといいます。たまに聞く単語ですね。
【テセウスの船】とは、ギリシャ神話の英雄テセウスの船を後世に残すため、老朽化した部品が全て新品に交換したら、もはや別の船になってしまったという『矛盾』を問題提起するエピソードのこと。
ドラマで描かれるのは、未来を救うため過去を変えたら、未来の家族は同じ家族と言えるのか?という難しいテーマ。冤罪も取り扱ってるのでさらに重くなってます。
【テセウスの船】の原作は、東元俊哉さんによる漫画。
講談社の雑誌『モーニング』で2017年30号から連載され、2019年の30号で最終回を迎えました。
●【テセウスの船】原作漫画あらすじネタバレ 2017年現在
■28年前の【音臼村無差別殺人事件】の影響
平成元年1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校のお泊り会で、児童16名と職員5人の計21人が夕食のオレンジジュースに青酸カリを混入され毒殺された【音臼村無差別殺人事件】。証拠をもとに逮捕された犯人は村の警察官だった佐野文吾。
それ以来家族は、殺人犯の家族として迫害され引っ越しを繰り返し、人前で笑顔と涙を見せない人生を生きた。母親の和子は笑顔を失い、長女の鈴・長男の慎吾・次男の心(シン)は人前で感情を見せずバラバラに暮らしている。
文吾は現在も無罪を主張している。心(シン)は産まれたとき文吾はすでに拘置所にいたため、会ったこともない父親を信用してない。
■28年前にタイムスリップ
心(シン)は嫁の由紀と結婚。しかし由紀は子供(未来(ミライ))を出産と同時に死亡・・・。殺人犯の息子に孫を育ててほしくない由紀の両親はミライを引き取ろうとする。子供を手ばなさないためには文吾の冤罪を証明するしかない。
文吾の冤罪の可能性を調べていた由紀のノートと意志を継ぎ、心(シン)が調査のため北海道・音臼村へ向かうと【謎の濃い霧】に包まれ、気付くと【音臼村無差別殺人事件】が起きた平成元年1989年にタイムスリップしていた
●【テセウスの船】原作漫画あらすじネタバレ 最初のタイムスリップ平成元年
■1人目の犠牲者 三島千夏(妹)
平成元年1989年1月7日、由紀のノートの新聞記事によると三島病院の次女・三島千夏がパラコート誤飲で死んだ日。心(シン)は千夏の死を阻止するため倉庫のパラコートを盗んで捨てるが、千夏はやはりパラコート誤飲で死んでしまう。
パラコートを盗んだ現場を新聞配達員の長谷川翼にも目撃され犯人扱いされるが、屋根から落ちた小学生の鈴を偶然助けた心(シン)を若い頃の文吾がかばう。心(シン)は正体を隠したまま、佐野家に招待され居候することに。母親の和子は妊娠中で、文吾は生まれる赤ん坊の名前を『正義』と決めた。
千夏と最後に一緒にいた文吾を心(シン)は疑い、駐在所でパラコートを発見しますます疑う。一方、平成27年交付の免許証を文吾に見られてしまう。
■文吾と仲良くなる
1月12日、由紀のノートによると小学校教師・木村さつき先生の父親・敏行が車を運転中に雪崩に巻き込まれ重体になる。心(シン)が木村敏行に直接会って説得したことでタイムラグができ雪崩から助けるのを文吾も目撃した。
そんななか北海道県警の金丸刑事が三島千夏殺害の容疑者として心(シン)を取り調べすると、身分証は雪崩で紛失したと文吾が庇った。その際、駐在所のパラコートは心(シン)が森で捨てた空の容器だとわかり、心(シン)の文吾への疑いは晴れていく。
文吾と心(シン)は温泉で裸のつきあい。2017年の未来からタイムスリップしたと告白し、ドラマ『北の国から』のネタバレで意気投合。これから起こる悲劇を食い止めようと約束するが、文吾が殺人犯で逮捕される【音臼村無差別殺人事件】のことは言えなかった。
また、和子の提案で小学校の臨時教師の仕事を紹介され教師になる夢が叶った。佐野家と学校の子供たちの未来のために、事件事故を未然に防ごうと決意した。
■ウサギ連続殺害事件
小学校のウサギが4羽連続で殺される事件発生。心(シン)は学校によく顔を出す新聞配達員の長谷川翼が怪しいと言って子供たちの反感を買う。そのことが原因で、翼を庇う三島明音vs心(シン)を庇う鈴の親友同士のケンカに発展。明音は親友の印の鈴のSのキーホルダー引きちぎる。
さらに三島千夏が殺されたとき心(シン)がパラコートを盗んだと知った子供たちは心(シン)を疑い、教室は険悪な雰囲気に・・・。生徒の加藤みきおは「みんなで仲良くしよう」と声をあげるが、鈴は家で部屋に引きこもり状態になる。
一方、由紀のノートによると2週間後2月5日に元町議会議員の田中義男が心筋梗塞で死亡する。事件とは無関係だが念のため様子を見に行く。田中義男はほとんど目が見えず自宅で詩を書くことが趣味で、夕方に薬を飲ませに来る子供たちの会うのが楽しみな老人だった。
そんな田中義男の詩のノートを見ると、別の誰かが書いた【2人の少女を描いた不気味な絵】が1枚あった。
■2人目の犠牲者 三島明音(姉)
2月5日、吹雪の夜。三島明音と鈴が一緒に出かけたきり行方不明になり村中で捜索。鈴は見つかったがなぜか何も話そうとしない。由紀のノートによると三島明音は3月に行方不明になり原因不明のまま発見もされていない。心(シン)が来たことが未来が変わってしまったのか?
田中義男の詩のノートにあった【2人の少女を描いた不気味な絵】は明音と鈴のことなのか?絵の右上に【飛行機のようなもの】が書いてあり、加藤みきおがそれは音臼山の山小屋だと気付いた。
しかし山小屋に行くと無人で、嘔吐物・大人と子供の靴跡・Sのキーホルダーがあった。そこに2人を尾行していた金丸刑事が現れ、心(シン)は一瞬逃げて免許証と由紀のノートを崖に捨てるが、公務執行妨害の言いがかりをつけられ逮捕される。
その後、長谷川翼と三島明音の死体が神社で発見された。長谷川翼は自殺、三島明音は小屋で長谷川翼にレ〇プ後、青酸カリで死亡。心(シン)は明音殺しの容疑者として取り調べを受けるが、佐野家の機転で釈放される。
翼の婚約者・佐々木紀子は、木村さつき先生の父親が経営する鍍金工場のパートスタッフだったが、明音の行方不明中は仕事を休み、工場からは青酸カリが盗まれていた。
心(シン)はついに【6/24音臼村無差別殺人事件】のことを文吾に話すが、自分が連続殺人の犯人になるわけないと激怒。追い出された心(シン)が道を歩いてると【謎の濃い霧】に包まれ2017年にタイムスリップした。
●【テセウスの船】原作漫画あらすじネタバレ 2017年に戻ったら微妙に違う
■2017年に戻ったら微妙に変わっていた
【音臼村無差別殺人事件】の犯人は佐野文吾のままだが、日付が1日遅れの6月25日。青酸カリが混入された飲み物はオレンジジュースではなく牛乳に変わっていた。
和子は心(シン)を出産後に一家心中をはかり、和子と兄は死亡。心(シン)と鈴は児童養護施設『しらぎくの杜』に預けられたが、殺人犯の息子だとバレて鈴だけ施設を出て行き居場所がわからないまま。
心(シン)は由紀と出会ってすらおらず独身。自宅には真犯人らしき人物から差出人不明で【不気味な絵】が頻繁に郵送で届いていた。
由紀はバツイチシングルマザーで週刊誌の記者であり、【音臼村無差別殺人事件】を取材して文吾と手紙のやりとりをしていた。もともと教師志望だったが和子のインタビュー記事を読んで加害者家族の苦しみを知り、事件の真相を調べて犠牲者や加害者家族を救うため記者になっていた。
心(シン)は札幌拘置所にいる文吾と初めて父子として対面する。文吾は、心(シン)が平成元年に会った心(シン)で、自分が名付けた息子『正義』であると一目でわかった。
■心が消えたあと過去はどうなった?
文吾によると、2月末、三島明音の事件の真相に近づいていた金丸刑事が崖から転落死。三島は病院をたたんで村を出て、翼の婚約者・佐々木紀子も村を出た。文吾も事件に巻まれないように引っ越そうとしたが、理由を知らない和子が反対。
校長にお泊り会中止を頼んだが断られたため、鈴と慎吾はお泊り会に参加させず、文吾は警備についた。お泊り会は無事終わったが翌日6/25に事件が起きて文吾が疑われた。自宅から身に覚えのない青酸カリが見つかり逮捕された。
被害者は当初と違い5年生と卒業生も犠牲者。死ななかった生徒や先生の中に木村さつき先生もいた。
■鈴は結婚・妊娠 旦那は誰?
文吾から鈴が妊娠中だと知らされた心(シン)が会いに行くと、鈴は顔を整形して名前も『村田藍』に変えて別人になり結婚もしていた。旦那はなんと小学校のクラスメイト加藤みきおだった。
【6/25音臼村無差別殺人事件】で加藤みきおも牛乳を飲んで数日間意識不明に陥り、青酸カリの後遺症で下半身不随の車イス生活。また、事件後に木村さつき先生の養子となり苗字が変わって木村みきおになっていた。木村さつきも後遺症で発作と痙攣がある。
鈴と木村みきおの馴れ初めは、鈴が介護の職場で再会し、後遺症で苦しんでる彼を見て償う責任を感じ、自分の正体を隠して嘘ついてもサポートしようと結婚した。そのため『村田藍』が『佐野鈴』だという事実を知らせてない。心(シン)も正体を明かさない。
木村みきおは毎年行ってる『音臼村の慰霊祭』に心(シン)を誘った。
そんななか三島明音をレ〇プして自殺した長谷川翼の元婚約者・佐々木紀子が、青酸カリは工場から持ち出されたものだと証言。ほかにも再審に有力な証拠を持ってると名乗りを挙げてため、文吾の冤罪を証明できる可能性が出てきた。
■佐々木紀子の証言内容とは?
事件当時の佐々木紀子は、三島千夏がパラコート誤飲で死んだあと婚約者の翼から青酸カリを盗めと暴力で命じられた。そして三島明音が行方不明になった翌日、翼は「明音ちゃんは死んだ。三日後に開放するなんてアイツの嘘だった。殺すなんて俺は聞いてない。明音ちゃんを隠しに行ってくる」と言い残して音臼岳で遺体で発見された。
その後、音臼岳で金丸刑事とある人物の会話を目撃。金丸刑事が「犯人はズブの素人」だと話すとその人物は、未来に起こる【音臼村無差別殺人事件】の記事が貼ってあるノート(心が捨てた由紀のノート)を見せ、文吾が冤罪で真犯人が別にいるなら本当に素人か?と崖に誘い込み、背後から鈍器で殴り金丸刑事を転落死させた。
佐々木紀子はその人物の顔は物陰で見えなかったが、翼あてにかかってきた電話の声と同じだったため、真犯人の正体に気付いた。
■真犯人が判明!
心(シン)は鈴の産まれてくる子供のためにも文吾の無実を証明しようと決意し、記者の由紀に協力を求めるが、しカフェで事情を話してる内容を木村さつきが盗み聞きし『村田藍』と心(シン)の正体に気付いた。
遺族会を通じて佐々木紀子の連絡先をつきとめ木村さつきは、正体を世間にバラすと鈴を脅して同行させ、証言をやめさせるために自宅を訪問。佐々木紀子は旦那が4年前に他界し、自分もガンで余命1年のため証言を決意していた。
佐々木紀子の証言と真犯人の写真を見た鈴はマンションを飛び出し、心(シン)とばったり遭遇。そのまま陣痛で倒れて病院へ着くと医師に中絶を懇願。鈴が真犯人の名前を「この子が一番それを望まない人」と言ったため心(シン)は木村みきおだと確信した。
一方、木村さつきは佐々木紀子を刺し殺し、自分の腹を刺して正当防衛を偽装し警察に通報。病院に緊急搬送されるが、偽装がバレるのを恐れる真犯人に青酸カリ入りオレンジジュースで殺された。
そのころ心(シン)は慰霊祭で木村みきおを捕まえるため音臼村へ。現れた真犯人・木村みきお(本名:加藤みきお)は下半身不随はウソで両足で立っていた。110番で駆け付けた警察に追われるなか、木村みきおは心(シン)の左わき腹を刺す。そして【謎の濃い霧】に包まれ再び過去にタイムスップした。
●【テセウスの船】原作漫画あらすじネタバレ 2度目のタイムスリップ平成元年
■加藤みきおの行方を追う
心(シン)は道端で倒れてるところを村人に救助され文吾に再会。微妙に変わった2017年での出来事と、真犯人は加藤みきお(10才)と木村さつき先生であることを伝える。だが過去の木村さつき先生は犯人とは思えない善人だった。
加藤みきおはシングルマザーの母親が亡くなり、村の祖母に引き取られてた複雑な家庭環境に育ったと判明。2日前に祖母が病気で入院し、加藤みきおは施設に入ったところだった。しかし施設に行くと、叔父の加藤信也が引き取って2人で祖母の病院へ見舞いに向かったということだった。だが加藤信也の電話番号はデタラメで見舞いもウソだった。
加藤みきおの自宅を調べると、鈴以外のクラスメイトの顔をつぶした写真があった。
文吾は小学校にお泊り会中止を求めるが反対され、逆に毎日様子を見に来てやりすぎだと批判される。安全のため和子・鈴・慎吾にはしばらく村を出て親戚のところへ行ってもらうことにし、家族みんなで過ごす最後の夜、タイムカプセルを埋めた。心(シン)は2度と会えないだろう由紀と未来との家系図と結婚指輪を入れた。
■加藤みきお(10才)の罪
心(シン)だけでなく加藤信也も過去にタイムスリップしていた。そして10才の自分=加藤みきおに会い、犯行を振り返る。
三島千夏と明音を殺した動機は鈴への嫌がらせ。三島の父親は文吾に交通違反のキップを切られた恨みで子供に鈴と遊ぶなと命じていた。
千夏は、自作したパラコートジュースで殺した。
明音は、まず長谷川翼に、自分にイタズラしたことをバラすと脅して明音を小屋に誘拐させ、翼の願望通りレ〇プさせた。その後助けるフリをして青酸カリ入りジュースを飲ませたが、即死しなかったので首を絞めて殺した。現場に置いたSのキーホルダーは鈴に気付いてほしいメッセージ。
金丸刑事は、明音の首についた小さな絞め跡から真相に迫っていたので殺した。
■加藤みきお(10才)と加藤信也の最悪コンビ
加藤みきおと加藤信也は田中義男の自宅を訪ね、ウサギと明音を殺した犯人は自分だと告白し、放火して殺した。
加藤みきおが木村さつきを呼び出して加藤信也が殺した。【音臼村無差別殺人事件】後に木村さつきは加藤みきおを養子にしたが、犯行を記録したカセットテープを28年後に偶然聴いて真犯人だと気付いてからは、加藤みきおを守るため佐々木紀子を殺してしまうなど頑張りすぎて警察にバレる危険をおかしたから。
また、加藤信也は甥っ子を探すフリをして、文吾が不在中の佐藤和子を心(シン)を出産する前に殺そうとするが、鈴の顔を見て中止した。
■真犯人の動機
目的は鈴。転校初日、優しく笑いかけてくれた鈴を好きになった。
【音臼村無差別殺人事件】のあと加藤信也は鈴を探し、児童養護施設・高校・勤務先・顔の整形・名前を変えたこと、すべて突き止め、偶然を装って鈴に近づいたが、事件のせいで昔の明るい鈴とは別人で暗い性格になっていた。失望した加藤信也は慰霊祭で全員巻き添えにして自殺する計画を立てたが、心が現れ一緒に過去にタイムスリップし、少年時代の自分(加藤みきお)を見つけた。
このまま加藤みきおが【音臼村無差別殺人事件】を起こしたら鈴は別人になってしまうため、加藤信也は別の計画を提案。
「おじさんは君に従うよ。助言も協力もする」「だけどこれは君の人生だ。シナリオは君が作るべきだ」
真相を知ってる心と文吾を殺さなければいけないが、不幸になればなるほど鈴の未来は別人になってしまうから、和子を心(シン)を出産する前に殺すことも中止。
鈴は父親のような正義感のある男性が理想の結婚相手だと言っていたので、加藤信也は全ての罪を告白する遺書を書いて悪役になり、加藤みきおが正義の味方になって鈴を手に入れる新計画を立てた。
●【テセウスの船】原作漫画の最終回あらすじネタバレ お泊り会で真犯人と対決
■山小屋
食事の時間が近づき、避難させるため心(シン)は火災報知器を鳴らすが作動しない。
一方、加藤みきおは校内放送で「みんな一緒に眠っていい夢を見ましょう」と呼びかけたり、ジュースになる白い粉を水に混ぜて飲んで死んだフリするなどふざけたので、物品室に閉じ込めた。
そんななか行方不明だった慎吾を佐々木紀子が道端で発見し、お泊り会は中止。慎吾の証言で鈴と和子は知らない男に誘拐されたと判明。
慎吾のズボンのポケットには、和子・鈴・慎吾・お腹の子と風速計のある山小屋が描かれていた不気味な絵が入れられていた。
心(シン)が山小屋に急行すると、明音を殺した犯行内容を記録した加藤みきおのカセットテープの音声が流れていた。背後から石で殴られ、気付くと手錠で拘束され、隣には木村さつきの死体。
山小屋に火をつけられ、加藤信也が姿を現した。「お泊り会の大量殺人は起きません。それにはもう興味がない。僕は鈴が欲しかった。純粋な最初の鈴が」
■事件の結末
文吾は警察に応援要請し、子供たちと先生を体育館に避難させる。
そんななか旧体育館に監禁されて和子と鈴を加藤みきおが「正義の味方」を演じて助けだした。誘拐犯は加藤信也だと犯行声明の手紙を渡すが文吾は信じない。
雨が降り救急車到着でざわつく校庭で、山小屋に行こうとする佐藤文吾を、背後から加藤信也が、子供や大人が見てる前で刺そうとする。「おじさんは全ての罪を背負う、音臼村無差別殺人事件をすべて自供して死刑になる」「君は未来は生きる」と加藤信也は加藤みきおに約束していた。
しかし心(シン)が文吾をかばって胸を刺される。加藤信也は文吾に襲い掛かかるが銃で撃ち殺されて死んだ。
文吾は心(シン)の手を握り「お前は俺の子だ!俺の息子だ」と泣いて叫ぶが、心(シン)は加藤みきおの殺人の証拠カセットテープを残して死んだ。1984年(平成元年)6月24日享年28才。
●【テセウスの船】原作漫画の最終回エピローグあらすじネタバレ 犯人逮捕後の2017年現在
佐野家は全員無事に生きている。音臼村の閉村式が近いため、佐野一家はタイムカプセルを掘り起こす。
兄で長男の慎吾は、キン肉マン消しゴム
姉・鈴(妊娠中)は、筆箱
母・和子は、使い捨てカメラ
父・文吾は、心(シン)が埋めた封筒を開けて、嫁が岸田由紀という家系図を見つける。
次男の名前は「正義」にするはずだったが、命の恩人から「心(こころ)」と名付けた。心(シン)の顔は、現在の心(こころ)にそっくりた。
翌日に帰省した心(こころ)は、婚約者で同僚教師の岸田由紀を佐野家に紹介した。
一方、少年Aこと加藤みきおは、児童2人を含む5人(三島千夏・明音・木村さつき・田中義男・心(シン))を殺した犯人として逮捕され、児童支援施設を出て20年以上たち、現在、東京でひっそり生きている。共犯の加藤信也の正体は現在も謎のまま・・・。
★終わり
●竹内涼真主演2020冬ドラマ【テセウスの船】原作とドラマの違いは?
原作者の東元俊哉さんは、脚本が素晴らしいと絶賛したうえで、原作にはない設定やシーンがたくさんあることがとても嬉しいと喜んでいます。
脚本を読むたびに感動してるそうですから、原作とドラマの違いが多少あったとしても、感動ドラマになることは間違いですね。
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