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吉川晃司さん主演ドラマ【探偵・由利麟太郎】の6月30日(火)放送第3話「殺しのピンヒール」の原作「銀色の舞踏靴」を読んだので、キャスト登場人物、犯人とトリックなどあらすじネタバレ紹介します。
【探偵・由利麟太郎】は、金田一耕助を生み出した横溝正史さんの名探偵シリーズ「由利 麟太郎」を初めて連続ドラマ化した作品。
ゲストキャスト村川絵梨さんを迎え、原作「銀色の舞踏靴」を現代風に「殺しのピンヒール」へタイトル変更してますね。
原作あらすじは、映画館で三津木の席に『銀色の舞踏靴』が片方だけ落ちてきたところから始まり、美女が殺される恐ろしい事件が発生。犯人は怪しい老人?それとも・・・
あらすじ結末には驚きの犯人正体とトリックネタバレが待ってます。
目次
【探偵・由利麟太郎】第3話【殺しのピンヒール】ドラマキャスト
■メインキャスト
● 由利麟太郎(吉川晃司)
元捜査一課長の経歴を持つ名探偵。
● 相棒の三津木俊助(志尊淳)
小説家志望の青年。
● 等々力警部(田辺誠一)
由利の旧友。
■事件関係者
■名越夫妻
● 名越優美(村川絵梨)
● 名越恭介(浅利陽介)
■モデル仲間
● モデルの白川珠喜(島居香奈)
● モデルの川瀬文乃(阿部純子)
■犯人?
● ピエロ
【探偵・由利麟太郎】第3話【殺しのピンヒール】原作の登場人物
● 由利麟太郎(吉川晃司)
元捜査一課長の経歴を持つ名探偵。
● 相棒の三津木俊助(志尊淳)
新聞界きっての腕利き記者。犯罪事件に関しては特別の嗅覚をもつと評判。
■謎の男
● びっこで猫背の老人
■雑誌『婦人の光』で投票した三美人
● 鮎沢由美
● 白川珠子
● 河瀬文代
■鮎沢由美の父親
● 神経科医の鮎川慎吾博士
■白川珠子の旦那
● 名越恭助
失業中のヒモで卑屈な男。
※
ドラマと原作の女性を比較すると
鮎沢由美➝名越優美(既婚)
白川珠子(既婚)➝白川珠喜
河瀬文代➝川瀬文乃
となり、
原作の名越恭助は白川珠子の旦那ですが、ドラマでは名越優美の旦那になっています。
【探偵・由利麟太郎】第3話【殺しのピンヒール】原作「銀色の舞踏靴」あらすじ犯人とトリックネタバレ
第3話【殺しのピンヒール】の原作、横溝正史さんの「銀色の舞踏靴」を読んだので、あらすじネタバレを紹介していきます。
■ネタバレ1 シンデレラの靴
三津木が東都映画劇場で映画鑑賞中、女性の軽い叫び声とともに2階席から『銀色の舞踏靴』が落ちてきた。
靴を返しに行くと2階から急いで降りてくる毛皮のコートの若い女性がいたので声をかけると、女性はハッとするも無言でタクシーに乗って去ってしまった。
女性が片方しか靴を履いてなかったのを目撃した三津木は、タクシーで追いかけた。
ある屋敷の前で女性がタクシーを降りたので声をかけるとわざと驚いた様子で、映画館には行ってないと嘘をつかれた。『銀色の舞踏靴』を見せると見覚えないと否定し、タクシーの中で履き替えたのか靴は両方履いていた。
女性と別れたあと名前を確認しようと屋敷に引き返すと、表札を剥がした跡があり空き家だった。靴を忘れたシンデレラは誰だ?
一方、東都映画劇場では【黒いコートに黒メガネで目深の帽子、片足をびっこ引いてる猫背の老人】が「フフフうまくいったわい」と笑っていた。
■ネタバレ2 白川珠子
三津木は帰宅すると東都映画劇場で『銀色の舞踏靴』を履いたダンサーが2階席で殺された事件が起きたと知る。警察とマスコミが駆け付けて大騒ぎ。
観客が帰ったあと2階の正面席に若い女性が残っていたので、寝てると思って掃除婦が肩をゆすると死んでいた。
死因は食べ残したチョコレートから検出された毒物。身許はハンドバッグの名刺から白菊ダンスホールのダンサー白川珠子だと判明した。
白川珠子には名越恭助という旦那がいた。年齢30代半ばだが雑誌社をクビになり失業中のヒモでおどおどした卑屈な男だ。名越恭助曰く自殺の原因は見当たらないし、殺される怨恨もない。夫婦喧嘩してもすぐ仲直りしてた。
白川珠子は三津木が片方拾ったのと同じ『銀色の舞踏靴』を両方履いていたので、探してるシンデレラではない。また、等々力警部によると受付でいかにも犯人らしき【黒いコートで片足びっこの猫背の老人】が目撃されてるが、事件に関係あるかはわからない。
■ネタバレ3 雑誌の三美人
翌朝、『銀色の舞踏靴』には銀座の白玉堂のマークがあったので三津木が行ってみた。店まですぐの角を曲がると出合い頭に【黒いコートを着たびっこで猫背の老人】とぶつかり、老人は三津木の『銀色の舞踏靴』を見て「あ!」と叫んで逃げた。
三津木は慌てて追いかけようとしたが白玉堂の店員に囲まれた。さっきショーウィンドウを割って『銀色の舞踏靴』を一足盗んで逃げた犯人が三津木だと思ったが、目撃していた通行人が「犯人は猫背の老人」だと誤解を解いて助かった。
白玉堂には『銀色の舞踏靴』がもともと4足あったが去年末に1人の客が3足買ってそれぞれ別々の女性にクリスマスプレゼントで送っていた。
送り先はこの3人。
・鮎沢由美
・白川珠子
・河瀬文代
買った客はなんと【黒いコートを着たびっこで猫背の老人】だった。
三津木は女性記者の桑野夏子から、靴の送り先3人は婦人雑誌『婦人の光』の美人投票の三美人だと知る。12月17・18日に発売された新年号で発表し、老人は12月20日過ぎに靴を買ってるので、雑誌を見て3人に送ったに違いない。
そのうち白川珠子は映画館で殺された。さらに河瀬文代は昨夜、『銀色の舞踏靴』を履いて運転中の車同士の衝突事故で死亡し、相手の車は逃げていた。
三津木は自分が追いかけた女性が残りの1人、鮎沢由美だと確信する。
女性記者の桑野夏子は鮎沢由美に会ったことがあるが、父親である神経科医の鮎川慎吾博士は変人で、娘の美人投票応募をけしらからんと怒っていたという。鮎川慎吾博士の容姿はなんと【びっこで猫背の老人】だった。
■ネタバレ4 白川球子からの手紙
三津木が鮎川慎吾博士に電話すると、鮎沢由美は昨夜から帰っておらず「帰ってきも家に入れない」と怒ってガチャ切りされた。
三津木は由利に相談すると、鮎川慎吾博士は近所だからよく知ってるし犯人とは思えないという。
そんななか鮎川慎吾博士のほうから由利邸に来て「娘の行方を捜してほしい」と依頼してきた。
鮎川慎吾博士は、娘が三美人に選ばれたことは名誉ではなく『婦人の光』の宣伝に利用されたと大変ご立腹。怪しい手紙や電話、変な靴も届いて迷惑だと。靴を履いたら二度と家に入れないと言ったのに、鮎沢由美は昨夜靴を履いて外出したきり帰ってきてない。
部屋に残っていた手紙の差出人は白川球子で内容はこうだった。
● 河瀬文代の事故死を知ってますか(新聞の切り抜き)
● 履いていた『銀色の舞踏靴』が関係ありそうです。
● 会って話したい(映画のチケット同封)
● 面識ないので目印に『銀色の舞踏靴』を履きましょう
だから2人とも『銀色の舞踏靴』を履いていたのか。鮎沢由美は白川球子が死んでるのを見て怖くなり逃げた。心配で用意していた他の靴に履きかえようとしたら慌てて落としたのだろう。
由利は差出人は白川球子に成りすました犯人で、白川球子には鮎沢由美に成りすました犯人が手紙を送ったと推理した。鮎沢由美は靴を片方落としたから、両方履かせるため白玉堂で盗んだと推理。
一目につかず誘拐するなら、三津木が鮎沢由美と出会った空き家の屋敷が怪しい。
■結末ネタバレ 犯人のと正体
鮎沢由美はいきなり後ろから誰かに捕まり、空き家の屋敷の中で手足を縛られ猿ぐつわをされ監禁され、殺される恐怖を感じていた。
誰かの足音が聞こえてきた。犯人は【黒いコートを着たびっこで猫背の老人】で、わざと声を変えてるような押し殺した声で脅し、死に装束として『銀色の舞踏靴』を鮎沢由美に無理やり履かせた。
犯人が短刀を鮎沢由美の喉仏にいよいよ突きつけたその時!由利と三津木が駆け付けて犯人を取り押さえた。犯人の正体はなんと、白川球子の旦那の名越恭助だった。
■結末ネタバレ 犯人の動機とトリック
名越恭助の動機は、嫁の白川珠子のヒステリーと、他の女が出来たこと。嫁の言いなりだった男が恐ろしい犯行を思いついた。
しかし白川珠子だけ殺したら自分が犯人だと疑われるから、三美人全員殺して【黒いコートを着たびっこで猫背の老人】を犯人に仕立て【ヨーロッパの怪談「青髭」】のような事件に見せかけた。
『銀色の舞踏靴』は、【青髭】が殺した女性たちにつけた【貞操帯】と同じように殺しのマークにして事件を神秘的に見せようとした。
いざとなったら鮎川慎吾に罪をかぶせるつもりでもあった。
※【青髭】とはヨーロッパ各地に伝わる物語でグリム童話のモデル。「青髭」と呼ばれる金持ちの男が6回結婚した嫁が全員行方不明だった。「青髭」の外出中、貞操帯をつけられた新妻が不倫相手と共に秘密の部屋のカギを開けると元嫁全員が貞操帯をつけた状態で殺され吊るされていた。
グリム童話『青髭』の小部屋を開けてしまった時の先妻の磔シーンをイメージして作られた縄の磔台。
こないだロック座でコラボレーションさせてもらった時に使った縄の磔台で作品撮りさせてもらった写真。
グリム童話は、残酷なものが多いですね。Model よしかわいと
写真、縛り Hajime Kinoko pic.twitter.com/Z2KLbZTpQI— Hajime Kinoko・3/28 緊縛写真部 (@Shibarijp) November 10, 2018
●まとめ
【探偵・由利麟太郎】第3話【殺しのピンヒール】の原作、横溝正史さんの「銀色の舞踏靴」を読んだあらすじネタバレを紹介しました。
ドラマの名越恭助は俊助(志尊淳)に罪をかぶせようとしてますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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