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「鬼滅の刃」主題歌「紅蓮華」がヒットしたLiSAさんが主題歌を務める大人の土ドラ【サーティーン(13)】は、イギリスBBCのドラマを原作にした日本版です。原作のネタバレ紹介します。
【サーティーン(13)】というドラマタイトルは、ヒロインが13才で拉致され、13年間の監禁を経て26才で解放された誘拐事件を表してます。13年も地下室で監禁なんて壮絶すぎ。
ただ原作ドラマは秘密や真相がだんだん解明され真相がわかるあらすじなので、誘拐事件を時系列で解説することがネタバレがわかりやすくなると思います。
日本版は新婚のあの女優が刑事役だったり、オリラジ藤森慎吾さんが犯人役だったり、おもしろそう。
事前に原作の誘拐事件を時系列で解説ネタバレ見ておくと、予習になるし、日本版との違いもわかって大人の土ドラをより一層楽しめるかもしれません。
目次
ドラマ【サーティーン(13)】原作イギリス版登場人物※()内は日本版キャスト
ネタバレの前にまず原作イギリス版登場人物をざっと紹介です。
()内は日本版キャストです。
■モクサム家
● アイビー(桜庭ななみ)
13才で誘拐され13年後26才で解放
● 母親クリスティーナ(板谷由夏)
● 父親アンガス
● 妹エマ(石川瑠華)
● エマの婚約者で同居してるクレイグ
■アイビーの友達
● 初恋の相手ティム(井上祐貴)
結婚してて嫁はヤズミン(高月彩良)
● 親友エロイーズ
悪いこと教えた不良
■警察
● リサ刑事(遊井亮子)
● エリオット刑事(青柳翔)
■犯人と家族
● 犯人マークホワイト(オリラジ藤森慎吾)
● 異父弟ディロン
● 母親キャロル
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説1「犯人の正体」
アイビーを誘拐した犯人の名前はマークホワイト。
母親キャロルは旦那と離婚後、彼氏のグレッグと酒の勢いで肉体関係になり妊娠し、マークホワイトの8才年下の異父弟ディロンを出産。
ディロンが7才のとき、母親キャロルは16才になったマークホワイトを家から追い出しました。
14年前の2002年、老人ホームに預けた母親が死去すると、マークホワイトは母親宅を他人に貸して家賃収入を得ます。
家賃収入があるにも関わらず、誘拐事件を起こす前からアイビーが通う中学校の食堂の職員として働き、誘拐事件後も何食わぬ顔でしばらく働いてました。
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説2「13才で拉致」
2003年5月29日
13才のアイビーは初恋の相手ティムに映画に誘われましたが、親友エロイーズから学校をさぼって街のゲームセンターに行こうと誘われたので、本当はデートしたい気持ちを抑えてティムに「ゲームで遊びから行かない」と断りました。
しかし約束の場所に来ませんでした。実はエロイーズは大学2年生サラ先輩に誘われて学校をサボったんですが、先輩に「アイビーは足手まといになる」と言われてアイビーを迎えに行きませんでした。
アイビーがエロイーズの家の方角に裏道をイヤホンしながら歩いてると、後ろから頭を殴られて失神し、犯人にバンで拉致されました。
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説3「13年間の監禁」
犯人マークホワイトは「レナード」と名乗って銃でアイビーを脅し、服を脱がし、毎日昼夜わからず缶詰を食べさせる監生活が始まりました。
アジトに同居していたは犯人の異父弟ディロンは認知機能障害の病気で、ナイフ所持で退学になった犯罪歴あり。年齢27才ですが精神年齢はアイビーより若い。誘拐事件には関与してません。
アイビーが良い子にしてるとディロンに会わせてくれて、ゲームボーイのテトリスで遊んだ優しい友達で唯一の救いでした。
ディロンは母親に見捨てられた自分を救ってくれたので兄マークは命の恩人だと感謝する一方で、普段から暴力をふるうので怖がってもいました。
誘拐事件から3年後の2009年、犯人マークホワイトが初めてディロンに家を任せて外出。
30才のディロンはアイビーを外に出そうとしました。ところが犯人マークホワイトが戻ってきて怒り、ディロンを階段に突き落として頭をつかんで暴行を加え殺してしまいました。
犯人マークホワイトは死体を直視できず吐いたので、死体に漂白剤をかけてシートにくるむようアイビーに命令。(この時アイビーのDNAがシートに付着)
死体を壁の中に隠し、「私たちだけの秘密だ」「誰にも言うな。言ったら1人になる。もう誰も愛してくれない」とアイビーを脅しました。
これ以降アイビーはディロンが死んだことで自分を責め続けます。
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説4「犯人との子供」
アイビーは犯人マークホワイトから肉体関係を強要され子供を妊娠、しかし流産しています。
アイビーが26才で脱出したとき、もし子供が生きていれば年齢3才半だったので、23才のとき流産した計算。
犯人マークホワイトは、アイビーが流産したとき泣いたのを悲しいからと思ってましたが、実際は犯人の子供を産むのがイヤでほっとしたからです。
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説5「26才で解放」
2013年7月5日、13才で誘拐されてから13年後、26才で全身アザだらけのアイビーは犯人がカギをかけなかった隙にアジトから逃げて、警察に通報して保護されました。、前代未聞の誘拐事件としてマスコミはセンセーシショナルに報道。
母は泣いて喜び、不倫で別居中の父アンガスも家に戻ってきました。ただ結婚式を控えていた妹エマは、13年前の時の記憶と違う姉が別人に見えます。
■犯人の特定捜査
エリオットとリサの刑事カップルが捜査にあたります。
警察がアジトに突入すると犯人は去ったあとで監禁された地下室は証拠隠滅されていました。
アイビーは心は13才のまま。家族は優しく迎え、部屋は13年前のまま。警察が24時間警護と保護担当アリアが常駐します。
アイビーの事情聴取でわかった誘拐場所を調査すると、ガソリンスタンドの監視カメラに犯人が映ってた。使用した偽造カードから本名マークホワイトだと特定。
マークホワイトはアイビーが通っていた中学校の食堂の職員で事件後も働いていたと判明し、警察は校長のて責任を追及します。
アイビーの証言には矛盾も多く犯人の特徴を言わないし、アジトの寝室にアイビーの服と髪とパスポートの写真があったので、リサ刑事は被害者が犯人に感情移入する『ストックホルム症候群』を疑います。一方、アイビーを信じるエリオット刑事は慕われます。
■アイビーとティム
妹エマに化粧してもらい仲良くなってきたアイビーの元へ、元彼氏ティムが花束持って訪ねてきた。
だがティムは結婚してること隠す。テイムが手を握ろうとしたらアイビーは怖くなって裏口から逃げて、2人で放課後よく行った裏庭に行った。
父は秘書ソフィアとの不倫で別居中した事実を、ショックを与えるから母はアイビーに伝えず、仮面夫婦を演じる。
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説6「フィービーが誘拐される」
犯人マークホワイトがまた誘拐事件を起こした。被害者は10才の少女フィービー。
リサ刑事はアイビーに、犯人がフィービーを拉致した新しいアジトの心当たりないか尋ね、「母親キャロルを老人ホームに預けた」という証言をもとに犯人の母親を探します。
その後、母親がすでに死んでいて、家はマークホワイトが他人に貸して家賃を得ていたことが判明。
そんななかティムが思い出の品を持ってモクサム家を訪ねます。父は歓迎しますが、娘をそっとしたい母は追い払います。
アイビーは家を抜け出して丘でティムに会い、手帳や写真や恋のメモなど思い出の品受け取り、昔話に花が咲きますが、その様子を記者に隠し撮りされて見世物にされます。
その後ティムがアイビーの部屋で、結婚してることを言い出そうとしますが、アイビーが音楽かけて踊り出したので言えず。
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説7「犯人と顔見知りだった?」
リサ刑事は強引にアイビーの記憶を呼び起こすため拉致されてたアジトに連れて行きました。
するとアイビーは地下室を見て「部屋が変わってる。私たちのだったのに」と発言したので、リサ刑事はやはりアイビーは学校で働いてたマークホワイトを誘拐事件前から知っていて顔見知りだったのでは?と疑います。
アイビーは事情聴取で、犯人とは一度だけ外出したが、行先は覚えてないし、1人になる時間もなかったと証言してました。
そこでリサ刑事は、犯人マークホワイトがアイビーを連れてショッピングモールを散策する監視カメラの映像を見せます。アイビーは1人で女子トイレへ行ってるし、トイレから出ると自ら進んで犯人を探しベンチで隣に座って手を握ってました。
もしアイビーが犯人を庇って嘘の証言をしてるなら共犯者です。エリオット刑事は、リサ刑事がアイビーに嫉妬してるのでは?と思いカップルは喧嘩。
警察から疑われて傷ついたアイビーはティムの店に行き「昔の2人に戻りたい。愛してる」と告白しますが、そこに嫁ヤスミンがいて結婚してると知り泣いて帰ります。
さらに父親が不倫していたことを知りどんどん追い込まれます。
一方、だいぶヤンチャな大人に育った親友エロイーズも警察の事情聴取を受けますが、マークホワイトが学校の職員だったことは知りませんでした。
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説8「犯人の異父弟ディロン」
差出人不明で「アリソン」宛の手紙が届きます。アイビーをアリソンと呼んでた犯人マークホワイトからの仕業です。
<親愛なる僕のアリソン 君は僕を1人にはしない 必ず戻ってくる 僕らの愛は永遠だ 君のしたことは許す>(キスの印つき)
同じ頃、犯人マークホワイトに異父弟ディロンがいたことが判明しますが、アイビーは知らないとシラを切りますますリサ刑事から疑われます。拉致されたアジトにはディロンの指紋がたっぷり残っていたので、アイビーは知ってるはずです。
アイビーが怪しくなったことでリサとエリオット刑事はキスして仲直り。
一方モクサム家は家族崩壊の危機。結婚延期したい妹エマと結婚したいクレイグは酒飲んで喧嘩。父親は姉妹の成長ビデオを流しますがアイビーは父の浮気を許せなくてビデオ踏みつぶして壊し、父親は家を出て行きました。
リサ刑事が地下室の壁を叩くと異変を感じ、発掘するとディロンの白骨化死体が埋められてました。
検死の結果、死体は埋められたので、嘘の証言したアイビーは司法妨害で逮捕されます。真相を答えないと起訴されて最低36カ月の実刑です。
ディロンの死体の写真を見せるとアイビーは泣き出し、母親の説得もあって真相を話しました。自分を逃がそうとしたディロンが犯人マークホワイトに殺され、ずっと自分を責めてました。
『誰にも言うな。言ったら1人になる。もう誰も愛してくれない』という犯人との秘密だったから証言しなかったですが、いざ証言すると家族は優しかったです。
【サーティーン(13)】原作誘拐事件ネタバレ 時系列で解説9「犯人の結末」
母親が家族崩壊を嘆いてるなか、父親は愛人と別れました。
不良のエロイーズは、13年前のあの日アイビーとの約束をすっぽかしたせいで誘拐されたと謝ります。
嫁ヤズミンとの夫婦仲に亀裂が入ったティムをエロイーズが「アイビーとは本当の生活じゃない」「ヤズが現実。ヤズに謝って」と諭しました。
リサとエリオット刑事はディロンの死体発見を公開して犯人マークホワイトを釣る作戦にでます。アイビーは釈放され、エリオット刑事は逮捕したこと謝りますがもう慕われません。
ティムとアイビーはお互いずっと思いあってたが、昔は知ってたけど今は私たちお互いを知らないと現実を受け入れました。
母親は夫婦仲を話す相談相手の男性(校長)がいたと父親に告白。誘拐事件の日その人といたから天罰くだったと自分を責めてたし、自分のこと棚に上げて父親を不倫で追い出したことを謝り、夫婦仲は修復されました。
深夜、犯人マークホワイトから警察に「アリソンとだけ話す」と電話があり、アイビーが出ると「午後3時にサーカス前の映画館前で2人きりで会いたい」「来なければフィービーを殺す」と条件を出されます。
午後3時、アイビーは指定された場所に行きます。刑事たちは私服で監視し、警官40人待機の厳戒態勢。
上映が終わった映画館から大勢出てきてアイビーの動きが見えなくなります。証明写真のボックスに隠れていた犯人から指示され、アイビーは無線を捨ててどこかに消えました。
刑事たちが探し始めると、フィービー少女がエレベーターで保護されました。
犯人マークホワイトはアイビーだけを拉致。車(青いバン)に乗せて移動するところをリサ刑事が見つけ、警察が追跡します。
挟み撃ちにしようとしてリサ&エリオットの車がまえをふさぎますが、ぶつけられて横転させられ逃げられました。犯人マークホワイトは工場地帯で別の乗用車に乗り換え逃走。
リサ刑事は頭を打って重体。エリオット刑事は足を複雑骨折したが無理して捜査に復帰します。
モクサム家は自力でアイビーを探すと決め、エロイーズ、ティムとヤズも一緒に協力します。
アイビーは過呼吸になって渡されたジュース飲んだら気を失い、目覚めるとどこかの部屋。口にテープを貼られ椅子に拘束されています。
犯人マークホワイトはアイビーに13才の服を着せ、もう一度子作りしようとします。アイビーは賛成したフリをして彼が風呂が入ってる隙に銃を奪いました。
流産したとき泣いた理由は悲しいからではなく、犯人の子供を産みたくないからほっとしたのだとアイビーは告白。
ディロンの死はアイビーのせいだと言われると「唯一の救いだった彼をあなたが殺した」「家族は私を許さないと思っていたけど許してくれた」と泣きながら銃を撃ちますが、弾は入ってなかったので殴られて気絶。
「僕らは家族になる 母さん、ディロン、僕らの赤ん坊、僕」
犯人マークホワイトはアイビーと心中するつもりで家に火をつけてました。アイビーは自分からキスして犯人の舌を噛んで業火の中を逃走。
玄関を出たら家が爆発してギリギリ助かり、犯人は死亡。
そこに、上司に無断でフィービー少女に事情聴取してわかった煙突の絵をヒントに急行してきたエリオット刑事と、愛する家族に、無事保護されたアイビーでした。
★終わり★
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