_
元大関・清國さんは、昭和の名横綱・大鵬の同期で優勝争いもし、引退後は7代目 伊勢ヶ濱親方になりましたが、嫁と子供たちをいっぺんに失う悲劇に見舞われてからは、人生が狂いました。
家族を失った悲しみを乗り越え現在の嫁(女将)・麻記子さんと再婚。しかし「5億円詐欺事件」の被害にあい、清國さんと嫁(女将)は苦しめられました。
嫁(女将)は犯人に名誉を傷つけられ、清國さんは洗脳され犯人に5億円を騙し取られました。犯人はなんと・・・
現在は清國は相撲茶屋をオープンし、嫁が女将を務めています。また、息子も落語家として活躍しています。
目次
■元大関・清國(伊勢ヶ濱親方)プロフィール 引退理由は病気
名前:清國 勝雄(きよくに かつお)
本名:佐藤 忠雄(さとう ただお)
生年月日:1941年11月20日
年齢:現在76才
出身地:秋田県湯沢市
清國さんは中学3年生のとき、秋田出身の荒磯部屋からスカウトされ最初は夏休みだけのつもりで入門。
15才で初土俵にあがり、22才で入幕を果たした翌年には1月場所で14連勝して横綱大鵬と優勝争いで盛り上げました。1969年28才、5月場所で12勝3敗をあげ大関に昇進。現役時代は両手をちゃんと土俵についてぶつかっていく綺麗な立会いで評判の力士でした。
33才で引退。引退理由は心臓の病気でした。これ以上現役を続けると命に関わると判断しての引退決意でした。
引退後は、死去した師匠・伊勢ヶ濱親方の七代目を襲名し、部屋を継承。後進の育成を務めていきました。
■人生が一転
しかし1985年、500人以上が亡くなった「日航ジャンボ機事故」で、清國さんは嫁(女将)と2人の子供(長男、長女)を一度に失い、人生が一転します。
気落ちして親方業にも身が入らなくなり、立ち直れない、ふさぎ込む毎日が続きました。明るい性格にも影がさしました。
それでも数年後に再婚しますが、今度は嫁(女将)が中傷被害にあい、さらに「5億円詐欺事件」の被害にあいます。
■元大関・清國 5億円詐欺事件、犯人は?
清國さんが再婚した嫁(女将)は、佐藤麻記子さん。
■清國の嫁、女将のプロフィール(画像)
名前:佐藤 麻記子
大学:名古屋女子大学
職業:相撲部屋の女将(元女優)
備考:日本舞踊「藤間流」名取
麻記子さんは名家の生まれで、しかも元女優だけあって綺麗ですし、実は家系もすごいです。国宝犬山城12代目城主・平岩親吉の末裔なのです。平岩親吉は、私心の無さと正直さで徳川家康からも信頼も厚かったとか。
1989年、清國さん48才のときには麻記子さんとの子供、清國さんにとっては次男の嘉由生さんが生まれました。
ところが麻記子さんは、週刊誌に捏造記事を売られて名誉を傷つけられます。
さらに文京区白山にあった5億円の土地を詐欺で騙しとられました。清國さんは天理教の信者としても有名だったのですが、それを利用して洗脳していたという話も。
犯人は、親方の近親者。相撲界では前代未聞な親族間でのトラブル。
犯人は詐欺で逮捕され、傷つけられた麻記子さんの名誉の回復。
※清國の妹は、ボクシング元ミドル級王者のタートル岡部さんの嫁で、妹夫婦と清國さんは折り合いが悪いことで知られてますが、しかし犯人ではないです。
■その後
「5億円詐欺事件」のその後は、捏造記事の風評被害や、5億円の詐欺被害で苦しみました。
部屋運営はホテルを転々とする苦労する状態でしたが、嫁のサポートもあり千葉県柏市と台東区に新しく部屋を作ることができました。
■定年退職
35年間勤めた親方業も、2006年65才で定年退職ともに引退。理事から監察委員を歴任し後進に道を譲りました。
定年退職したとき、後継者がおらず部屋を閉じる事態に陥りましたが、元横綱旭富士の安治川に年寄伊勢ヶ濱を継承させて伊勢ヶ濱部屋が復活しました。
伝統ある伊勢ヶ濱部屋が一時的にも無くなってしまったことは当時話題になりました。
■元大関・清國は現在、相撲茶屋を経営?
清國さんは2012年、東京都台東区に「相撲茶屋・清國」をオープン。嫁の麻記子さんが女将を務めています。
店名:相撲茶屋 清國
住所:東京都台東区寿1-12-2 清國ビル
電話:03-5858-1500
お店は、1日1組限定で、完全予約制。
ちゃんこ鍋は、鶏ガラで出汁を取る伝統のソップ炊きなど、食事と寛ぎの茶屋です。
内装を見るとかなりの高級仕様なので、料金もかなり高そうです。
■元大関・清國 麻記子との息子は落語家
大阪は 2466 フィット の周りでは 林家木りん、師匠・木久扇への愛情がハンパなかった「福山雅治さんと師匠は似ているんです」(スポーツ報知) https://t.co/0r2jbqeuCv だから嫌がらせ傷が増えるのか pic.twitter.com/skoKKArmY8
— fit大阪は2466 (@fit_ha2466b) 2018年7月19日
清國さんと麻記子さんとの息子、林家木りん(1989年2月10日生まれ)の職業はなんと落語家です。
落語家になった理由は
「10代の頃に、林家木久扇と柳亭市馬、ふたりの師匠の噺を聴いて落語のイメージが一変しました。こんなおもしろいものだったのかと。今後もさらに修業を重ねて、いつか師匠のようにマルチに活躍していきたいです」
2009年に林家木久扇に入門し、2013年には二ツ目に昇進するなど順調に落語家の道を歩んでいます。
この記事へのコメントはありません。