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門脇麦さん主演の映画「二重生活」の原作を読んだので、あらすじの結末をネタバレします。
結末までのあらすじネタバレに迫るので、映画「二重生活」を見れなかったひとや、映画を見るほど興味はないけど内容は知っておきたい人は参考になればと思います。
目次
● 小池真理子原作 映画「二重生活」キャスト
●同棲中の大学生カップル
・白石珠(しらいしたま)(門脇麦)
・鈴木卓也(菅田将暉)
●ある秘密を持つ、珠が尾行する隣人
・石坂史郎(長谷川博己)
●珠の担当教授
・篠原弘(リリー・フランキー)
● 小池真理子原作 映画「二重生活」あらすじ
大学院で哲学を学ぶ平凡な学生、珠(たま)。
同棲しているゲームデザイナーの恋人、卓也との日々は、穏やかな日々だった。ところがそんな毎日は、担当教授から修士論文の題材に”哲学的尾行”の実践を持ち掛けられたことで一変する。
それは、無作為に選んだ対象を追ういわば”理由なき尾行”。半信半疑ではじめた、隣人、石坂への尾行だったが、彼の秘密が明らかになっていくにつれ、珠は異常なほどの胸の高鳴りを感じ、やがてその禁断の行為にのめりこんでいく。
※引用:http://nijuuseikatsu.jp/
● 小池真理子原作 映画「二重生活」ネタバレ 結末は?
珠は、同棲中の彼氏には「秘密★」で、隣人・石坂史郎の尾行を始めます。
■マンションの隣人・石坂史郎
ある「秘密★」を持つ、珠が尾行する隣人・石坂史郎は、出版社に勤務しています。
その出版社は業界トップクラスの大手。
家族構成は、夫・妻・小学3年生の娘の3人。+犬が一匹。
名前は、石坂史郎・美保子・美奈。
車はなぜか高級外車・ベンツです。
美奈は私立大学付属小学校に通っている。
■石坂史郎 土曜に女と会う
土曜に尾行すると、石坂史郎は渋谷で女性に会っていました。
珠はいきなり石坂史郎の「秘密★」を目撃したのです。
女性の名前は「シノブ」
会話の内容から、シノブは出版業界の人間で、石坂史郎の浮気相手らしかった。
クリスマス(22日)にホテルのスイート予約する話もしていました。
2人は手をつないで歩き、柱の陰で抱き合いキスもしていた。
石坂史郎は作家に会うので、シノブと別れ、珠はシノブを尾行する。
シノブはマンションに入っていき表札は
「澤村デザイン事務所 澤村しのぶ」だった。
■父の部下の弟、武男が「胃がん」
武男は珠の元カレでした。武男には妻子があったので不倫です。
武男は胃が痛いので病院に行き検査を受けたら、なんと「進行性の胃がん」でした。
末期で転移もしていて手の施しようがない状態。
珠はショックを受けます。
武男は入院するとどんどん痩せていきました。
3か月後、武男は亡くなりました。
ちなみに、珠は卓也に、卓也は初カレだと嘘をついています。
武男と不倫した過去は「秘密★」にしているのです。
■11月 石坂史郎の浮気が嫁にバレる?
石坂史郎は洗車を装って部屋を出て、ケータイで浮気相手と電話をします。
しかし、ベランダから嫁の美保子が無表情でその様子を見ているのでした。
その後、美保子も部屋を出て石坂史郎の元へ行き、問い詰めます。
しかし石坂史郎は逆切れして、嫁を怒鳴るのでした。
■12月 嫁の美保子が出ていく
石坂史郎が帰宅すると玄関が開きませんでした。
カギは持っていない模様です。
石坂史郎が窓ガラスから家の中に声をかけて、嫁の美保子がやっと玄関を開けます。
しかしその後、美保子は般若の形相で家を飛び出し、車に乗り込みました。
石坂史郎があとを追いかけてきましたが間に合わず、美保子は車で走り去りました。
浮気のことで夫婦喧嘩をしたのでしょう。
■12月22日 石坂史郎がしのぶとホテルに
夕方5時、珠はホテルに到着し、石坂史郎としのぶが来るのを待ちます。
2人が何時にくるかはわかりません。
しのぶはロングコートを着て現れ、直接エレベーターへ。
石坂史郎はすでに部屋にいるようでした。
珠は2人が不倫を済ませホテルから出るのを待ちます。
(この時、珠は武男との不倫を思い出しています)
2人はホテルから出てくると、レストランに行きました。
石坂史郎が何かを話したあと、しのぶの表情が曇ります。
そのうち2人とも話さなくなりました。
■石坂史郎がしのぶが喧嘩
珠は大胆に、かなりの至近距離の場所に席をとり、盗み聞きします。
石坂史郎としのぶは、喧嘩寸前の緊張状態になっていました。
再び会話が始まると、しのぶが石坂史郎を責めていました。
しのぶが石坂史郎の家庭の話をすると、石坂史郎がいつも話題を変えるので、しのぶは怒っていました。
そしてしのぶは「もう一緒にいたくない」と言い、レストランを出ていきました。
石坂史郎は追いかけませんでした。
珠は、2人がまたホテルに戻ると考え、ホテルで待ちます。
しかしなかなか2人は現れません。
あきらめかけたとき、トイレでしのぶに会いました。
しのぶは泣きはらした顔で、石坂史郎にケータイで電話をし、さっきのことを謝っています。
結局好きで、これから会いにいくようです。
■尾行がバレる
と、その時、しのぶが珠に話しかけてきました。
尾行と盗み聞きががバレていたのです。
珠はとっさの言い訳でごまかし、なんとか言い逃れました。
■12月30日 美保子が自殺未遂
石坂史郎の家に救急車が。
部屋から美奈の泣き声が聞こえてきました。
嫁の美保子が、薬を飲み過ぎて意識朦朧になったらしいのです。
きっと旦那の浮気に耐えられず自殺を図ったのでしょう。
石坂史郎は上の空の表情のまま、嫁を乗せた救急車に乗り込んでいきました。
大事には至らず美保子は数日で退院しました。
■1月下旬 石坂史郎に尾行がバレていたと判明
石坂史郎が駅の改札で珠に話しかけてきました。
案の定、石坂史郎にも尾行がバレていたのです。
尾行がバレていないと思っていたのは珠だけでした。
石坂史郎は理由を知りたがっています。
珠は石坂史郎から逃げますが、同じマンションの住人なので簡単にまた見つかってしまいます。
珠は怖くなってきました。
■篠原教授に相談
珠は篠原教授に相談します。
篠原教授は驚くとともに、珠が文学を実践したことをほめました。
篠原教授は「尾行相手に取材するのもあり」と言い、珠のことを「日本のソフィ・カル」と呼び、珠は舞い上がります。
■石坂史郎に会う
ある日、石坂史郎から珠のケータイに電話が。
珠は金曜の夜、石坂史郎と赤坂見附のホテルのロビーで会うことに。
石坂史郎は、嫁が依頼して珠に尾行させたのでは?など考え、珠のことを不気味に思っていました。
珠は「文学的・哲学的尾行」だったことを告白します。
理解できない石坂史郎に、珠はソフィ・カルを引き合いに出して解説します。
石坂史郎は「文学的・哲学的尾行」は理解できず、これまでの尾行を珠から聞き出し、珠に嫌味を言ったりします。
「尾行に意味はない」と主張する珠を、石坂史郎は変人扱いします。
そうこう話しているうちに、なぜか2人は打ち解けてきて、バーでワインと食事をします。
そして一緒に電車に乗って自宅の最寄り駅についたあと、タクシーに乗ります。
珠は、美保子と卓也に気を使って、マンションの下まではいかずに途中でタクシーを降ります。
しかしそれを卓也が部屋から見ていて、珠が帰宅するとちょっとした口論に。
ただ、珠は卓也が嫉妬してくれたことが嬉しくも思います。
■珠と卓也 お互いに嫉妬 でも仲直り
実は珠が尾行を始めてからしばらくして、卓也は女優の運転手のアルバイトを始めていて、珠は卓也がその女優とデキてるのではと疑うようになっていました。
どうやら石坂史郎の不倫を尾行したことで、自分の彼氏を疑いようになってしまったようです。
しかし映画の結末ではその誤解も解け、結局は仲直りしたのでした。
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