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5月ＧＷに極大ピークを迎える【みずがめ座η(エータ)流星群】が2020年も出現します。
【みずがめ座η(エータ)流星群】３大流星群に次ぐスケールで、１時間に１０個ほどの流星を観測できて、流星痕もキレイです。
暖かくなってきた季節だし連休だから、夜空の天体ショーを楽しむにはちょうどいいです。でもどの方角を見たらいいのか？日付と時間も知っておきたいですね。
そこで【みずがめ座η(エータ)流星群2020】の方角と極大ピーク、見頃時間帯、観測スポットを紹介します。
目次
【みずがめ座η(エータ)流星群2020】方角はどっち？放射点はどこ？
【方角・方向】は、どこを見ても大丈夫です。
放射点の場所は『みずがめ座η(エータ)』のある東南東の方角ですが、流星は放射点を中心に四方八方に流れるから、方角・方向は夜空のどこを見ても大丈夫です。
【肉眼観測のコツ】は、月と反対方向を眺めること、夜空の広い範囲を見渡し、15分以上見ること（目が慣れるまで時間がかかるから）です。
５月ＧＷ大型連休と重なるから夜更かし出来るので、流星観測にちょうどいいですね。
【流星の数】は例年は１時間に１０個くらいですが、今年は明るさが増すし、流星の数も多いかもしれないです。（天の川が見えるような、街明かりがなく空が開けて暗い場所の場合）
というのもみずがめ座η流星群は１２年周期で活発化する傾向にあり、2020～2022年頃がその時期だからです。ラッキー！
【みずがめ座η(エータ)流星群2020】極大ピークと見頃時間帯は？
極大ピークと見頃時間帯が同じと思う人がいるかもしれないですが、実は違います。
まず【出現期間】が毎年4月19日～5月28日。
そのなかで流星群がもっとも大きく見える【極大ピーク】の日時は、2020年は5月6日(水祝)あさ6時頃と予想されています。
【極大ピーク】が昼間や夕方だったりすると、見頃時間は必然的に夜空が見える前後の時間帯になるのですが、【みずがめ座η(エータ)流星群2020】は極大ピークがあさ６時だから、見頃時間は夜明けまでです！
ということは極大ピークをそのまんま観測できるのです！
【見頃時間帯】は２つあります！
● 第１候補 5月6日(水祝)0:00～夜明け
● 第２候補 5月5日(火祝)0:00～夜明け
都合にあわせて観測する日を選べるからいいですね！
【みずがめ座η(エータ)流星群2020】観測条件は？
【観測条件】は「好条件」です。月明かりの影響が悪いですが、ピーク時刻は良いから、プラスマイナスして「好条件」という感じです。
【月明かり】は条件悪い・・・月齢１３でほぼ満月のため、月明りが夜空を照らして流星観測に邪魔で条件悪いです。
【極大ピーク時刻】は条件良い！・・・極大ピーク時刻が夜明けだから、そのまま見頃時間になります。
【みずがめ座η(エータ)流星群2020】天気が気になる
【天気が気になる場合】は、月めぐりを考慮すると、極大ピーク日時の後ろより前にずらしたほうが良いので、第２候補の5月5日(火祝)0:00～夜明けに観測するのがオススメです。
【みずがめ座η(エータ)流星群2020】時間や方角まとめ
■名前：みずがめ座η(エータ)流星群
■出現期間：4月19日～5月28日
■出現ピーク：5月6日(水祝) 明け方6時頃
■見ごろ時間帯１：5月6日(水祝)夜明け
■見ごろ時間帯２：5月5日(火祝)夜明け
■方角：どこでも
■数 ：1時間に10個くらい
■観測条件：月明かりがあるが見頃時間帯が夜明けのため好条件
【みずがめ座η(エータ)流星群2020】観測スポットの場所
東京・大阪・名古屋・北海道・福岡など九州・沖縄など、全国色々な場所の人達が観測できたらいいですね。
どうせ見るなら良く見える観測場所に行ってみたい人も多いと思います。地域別の流星群の観測場所を調べてみました。
■北海道の観測スポット
・もいわ山山頂展望台
・旭山記念公園
・幌見峠展望駐車場
・マイルドセブンの丘
・満点の星の丘
・初山別(しょうさんべつ)天文台
・摩周湖
・美幌峠
・銀河の森天文台
・知床峠展望台
・多和平和キャンプ場
■関東の観測スポット
・栃木県：戦場ヶ原
・栃木県：八方ヶ原
・栃木県：湯西川温泉の道の駅
・神奈川県：湘南国際村
・神奈川県：ヤビツ峠
・埼玉県：堂平山天文台
・千葉県：東浪見(とらみ)海岸
■愛知・名古屋の観測スポット
・平和公園
・稲永公園
・段戸湖
・三ヶ根山スカイライン
・香嵐渓（こうらんけい）周辺
・茶臼山高原
・旭高原元気村
・スターフォレスト御園
・伊良湖恋路ヶ浜
■兵庫の観測スポット
・県立大学西はりま天文台
・竹田城跡
■大阪の観測スポット
・長居公園
・ちはや園地
・箕面公園
・和泉葛城山
・みさき公園
■広島の観測スポット
・星降る展望台
・呉市かまがり天体観測館
・三ッ城古墳
・星居山森林公園キャンプ場
・道の駅 豊平どんぐり村
■福岡の観測スポット
・星の文化館
・米の山展望台
・皿倉山
・油山・片江展望台
・和布刈(めかり)公園
・伊都乃国白糸ファミリーキャンプ場
■熊本の観測スポット
・梅の木轟公園
・上天草市ミューイ天文台
・大観峰展望所
・南阿蘇ルナ天文台
・清和高原天文台
・五木村子守唄公園
■沖縄の観測スポット
・古宇利島(こうりじま)オーシャンタワー
・万座毛
・辺戸岬(へどみさき)周辺
・茅打ち(かやうち)バンタ
・国頭村森林公園
・浜比嘉島
・石垣島天文台
５月ＧＷだから、郊外の観測スポットに出かけるにはちょうどいいですね。
街明かりがなく空が開けて暗い場所なら天の川も見える時期です。夜明けの空は夏の星座でキラキラします。
海外に行く人はオーストラリアやニュージーランドなど南半球なら、みずがめ座が空高く昇るため【みずがめ座η(エータ)流星群】の数はたくさん見えます。特にオセアニア（オーストラリア中西部）で条件が良いです。
【みずがめ座η(エータ)流星群とは？】
「みずがめ座η(エータ)流星群」とは、毎年肉眼で観測できる流星群のひとつ。初めて観測されたのは8世紀の中国で、その後1868～1870年にイタリアで観測が記録されています。
正体は有名な『ハレー彗星』がまき散らしたチリなんです。彗星の通り道を地球が通過したとき、宇宙空間に残された塵が流星群として見えるんです。
1時間あたりの流星出現数は、約10個。毎年4月下旬～5月初めに活動していて、極大ピークは5月6日か7日で年によって変わります。いつも未明に東の空に昇ってくるみずがめ座が放射点。
南半球では年間最大級の流星群で、オーストラリアやニュージーランド、南アジアや南米など南半球では１時間あたり５０個など多くの流星を観測できます。日本は地平高度が低いためそんなに多くは観測できないのが残念。
●５月の流星観測の注意点
5月に入り昼間はけっこう暑いですが、夜は意外と冷えこむので上着を忘れないことが大切です。山や海岸で観測するなら特に。
連休明け早々体調を崩したら大変ですよね。魔法瓶に温かい飲み物を入れて用意しておいたりするのもオススメです。
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