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映画「ルパン三世 カリオストロの城」の名言の数々と、モデルの城の場所を紹介します。
「カリオストロの城」で特に有名な名言は、ルパンがクラリスを助けに行ったときと、ラストで銭形刑事が言う言葉。それ以外にも面白い名言がたくさんあります。
また「ルパン三世 カリオストロの城」のモデルになった城は1つだけではないです。場所も南ドイツ、フランス、イタリアなど色々。モデルの城はどれも素敵でファンならずとも1度は行ってみたい場所。
ゴート札のモデルや、実在したカリオストロ伯爵など、モデルの城を知ると「カリオストロの城」をより一層楽しめそう。
目次
●映画「ルパン三世 カリオストロの城」名言の数々
「ルパン三世 カリオストロの城」には名言がたくさんあります。
■ルパンと次元の泥棒らしい名言
(映画冒頭、愛車フィアット500に大金を積んで走ってるシーン ※五右衛門はトランクの中)
次元「ナンバー不揃いで50億はあるぞ!札ビラのシャワーだ!それ~」
ルパン「ワァァ~ 熱い熱い熱い~。もっと埋めてちょおだいょぉ~!」
■ルパンがクラリスに捧げた名言
(ルパンが、カリオストロ城の北の塔に幽閉されたクラリスを救出しにやってきて再会した時の名シーン)
「誰?」
「こんばんは、花嫁さん」
「あなたはあの時のかたですね」
「忘れ物ですよ」指輪をクラリスに指にはめる
「このためにわざわざ?伯爵に見つかったら殺されるというのに」
「なあに。狙い狙われるのが泥棒の本性です。仕事が終われば帰ります」
「お仕事?私に何か差し上げられるものがあればよいのですが」
クラリスが指輪を差し出そうとするルパンは首を振り
「私の獲物は悪い魔法使いが高い塔の天辺にしまい込んだ宝物。どうかこの泥棒めに盗まれてやって下さい」
「私を?」
「金庫に閉じ込められた宝石たちを救い出し、無理やり花嫁にされようとしている女の子は緑の野に放してあげる。これみんな泥棒の仕事なんです」
「私を自由にしてくださるの?ありがとう。でもあなたがカリオストロ家の恐ろしさをご存知ないのです。どうかこのまま帰って」
「ああ何というとだ。その女の子は悪い魔法使いの力は信じるのに、泥棒の力は信じようとはしなかった。その子が信じてくれたなら、泥棒は空を飛ぶ事だって、湖の水を飲みほす事だってできるのに」
落ち込むルパン
すると右手を握り締めたかと思うとポン!
手の中から一輪の花が
「今は、これが精一杯」
さらに国旗が出るマジックを見せて2人は笑顔を交わす。
■不二子の名言
(クラリスを救出するがルパン撃たれたシーン)
カリオストロ伯爵から指輪と交換にクラリスを助けるといわれ、ルパンは断るが、不二子がルパンの命を助けるため割って入る。
「襟の裏よ、ルパンはいつもそこに隠すわ」
■銭形刑事のコミカルな名言
(銭形刑事とテレビレポーターに扮した不二子がわざと地下のボート札工場をテレビ中継するシーン)
「世界中の偽札だ、ルパンを追っていてとんでもないものを見つけてしまった。どうしよー」
■五右衛門の名言
「今宵の斬鉄剣の切れ味は一味違うぞ」
■ラピュタのシータの古い言い伝えを彷彿とさせるクラリスの名言
「『光と影を結び、時告ぐる。高き山羊の 陽に向かいし 眼に我を納めよ』昔から私の家に伝わってる言葉です」
■ルパンの名言
不二子が偽札の原盤を盗んだと知ったシーン
「お友達になりたいわぁ!」
(実は当時の「金鳥サッサ」CMが元ネタ)
■銭形刑事の渋い名言
ラストシーン
銭形「一足遅かったか。ルパンめ、まんまと盗みおって」
クラリス「いいえ、あの方はなにも盗らなかったわ。私のために戦ってくださったんです。」
銭形「いや、ヤツはとんでもないモノを盗んでいきました。あなたの心です」
ほほ笑むクラリス
●映画「ルパン三世 カリオストロの城」モデルの城の場所は?
「ルパン三世 カリオストロの城」の舞台となるカリオスト城のモデルは3つあるといわれてますが、それぞれ場所はどこでしょう?
「カリオストロ城」とは、カリオストロ公国の城です。
カリオストロ公国は城と城下町だけの人口3500人の世界一小さな国連加盟国。美しい山々と湖に囲まれ自然豊かですが、世襲制のカリオストロ男爵が独裁しているという設定。また、ルパンが若い頃に追った伝説の偽札「ゴート札」の出所。
■モデルの城1.「リヒテンシュタイン城」
面白い記事があったので、、、
カリオストロの城でお馴染みのルパンジャンプですが、実際にモデルとなったリヒテンシュタイン城を見ると、とんでもない距離でした。。。恐るべし。。 pic.twitter.com/RAhdMhmM0X
— じん。🇫🇷 (@Jin85350663) 2017年12月10日
●場所はどこ?
ドイツ南西部の世界都市シュツットガルトから、ロイトリンゲン駅を経由してバスで30分、さらに山道を歩いて1.5kmでやっと到着です。
●カタチが似てる
城のデザインがとても似ていて、クラリスが幽閉されたいた別塔もあります。城の中には隠し部屋や地下室があるなど、謎めいた仕掛けがあるところも似てます。
●成り立ちが似てる
リヒテンシュタイン城の持ち主は、ドイツ南部のバイエルン・シュヴァーベン地方のドナウヴェルトから発祥したドイツ系貴族・リヒテンシュタイン家。代々公爵または侯爵が受け継いできました。現在は世襲制ではなくなってます。
●小さな公国だし
リヒテンシュタイン城はカリオストロ城と同じで小さな公国「リヒテンシュタイン公国」です。世界で6番目に小さな国で、中立国なので軍隊はなくスイスが代わりに防衛を担ってます。また、金融課税が低く先進国の大企業がタックスヘイブン(税金避難地)として免税に利用してます。
●印刷技術が似てる
リヒテンシュタイン公国は大きな産業がない代わり、印刷技術が優れていて切手作りと観光で潤ってます。リヒテンシュタイン家は莫大な資産を持ち、国民は税金が少なく豊かに暮らしてます。
●偽札「ゴート札」
リヒテンシュタイン公国の近隣諸国のひとつドイツは、偽札を作って敵の国の経済を混乱させる「ベルンハルト作戦」を行いました。
映画に出てくる偽札「ゴート札」も世界経済を混乱に陥れていたので、モデルはリヒテンシュタイン公国の印刷技術とベルンハルト作戦をミックスさせて連想したようです。
このようにカリオストロ城のモデルは、リヒテンシュタイン公国の城のカタチ・設定。印刷技術など全般なようです。
■モデルの城2.「モン・サン・ミッシェル」
モン・サン・ミッシェル(フランス) pic.twitter.com/gH7YvHp7gB
— 心奪われる景色たち (@kesiki_zekkei_) 2018年1月18日
●場所はどこ?
フランスのパリから約370キロの北西部にあります。距離東京~名古屋間とほぼ同じ。遠いです。
●風景が似てる
モン・サン・ミッシェルは海に浮かぶ小島で、湖に浮かぶカリオストロ城と似てます。
■モデルの城3.「サン・レオ」城と街
サンレオ【イタリア】
カリオストロの城のモデル地 pic.twitter.com/pb7ls5qMSl— 旅に出たくなる画像 (@world_looks) 2018年1月18日
カリオストロの城のある街サンレオ、めちゃくちゃ素朴で観光地化されていなくてサイコーだった pic.twitter.com/9Yt7NlLsCH
— Maari (@maarisugs) 2014年11月19日
●場所はどこ?
イタリア中部にそびある標高583mのフェルトロ山の頂上、断崖絶壁の上に城と街があります。
●城の中が似てる
サン・レオ城は1631年に牢獄となりました。断崖絶壁にあるのでちょうどよかったみたい。
そして罪人を天井の穴から吊り下げる巨大な部屋があり、出口は天井の穴しかありません。「カリオストロの城」でもルパンと銭形刑事が落とされた似たような部屋がありました。
●城下町が似てる
サン・レオ城には中世の街並みを現在に残したままの街があります。「カリオストロの城」にも城下町がありレストランで次元がミートボールスパゲティを食べてます。
●カリオストロ伯爵が実在してた
カリオストロ伯爵はなんと実在の人物でサン・レオ城の牢獄で死んでます。正体はニセモノの伯爵で、マリー・アントワネットなど貴族に近づいたときに逮捕されました。本名はアレッサンドロ・ディ・カリオストロといいます。映画の人物モデルだったかも?
↓ミートボールスパゲティ
今日ラジオで「映画メシ」の話が有り、映画「カリオストロの城」の中でルパンと次元が奪い合って食べるミートボールスパゲティが紹介されてた。映画に出て来た料理を再現してみるのも楽しそうだな。 pic.twitter.com/qS6QpoUVS8
— Green Pepper (@r2d2c3poacco) 2018年1月17日
●まとめ
映画「ルパン三世 カリオストロの城」の名言の数々と、モデルの城の場所を紹介しました。
名言はアレンジしていつでも遊びで使うことができますが、モデルの城にはそう簡単には行けないので、一生に一度は行ってみたいものです。
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