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広瀬すずさんと山崎賢人さんW主演の映画「四月は君の嘘」が地上波テレビ初放送されるので、キャストとあらすじ、結末最後の手紙全文や病気名までネタバレ紹介します。
映画「四月は君の嘘」は、母親の死後ピアノの音が聞こえなくなったピアニスト公生(山﨑賢人)と、病気のヴァイオリニスト宮園かをり(広瀬すず)の嘘に隠された真実を描く感動ラブストーリー。
キャストとあらすじ、結末最後の手紙全文や病気名までネタバレするので、映画「四月は君の嘘」に興味のある人は参考になったら幸いです。
目次
●映画「四月は君の嘘」キャスト
■高校生
● ピアノ有馬 公生(山﨑賢人)
かつて神童と呼ばれたが母親の死を最後にピアノの音が聞こえなくなった
● ヴァイオリン宮園 かをり(広瀬すず)
公生に病気を隠して出会う
● サッカー部 渡 亮太(中川大志)
● ソフトボール部 澤部 椿(石井杏奈)
■
● 公生の母 有馬 早希(檀れい)
● 母親の親友 瀬戸 紘子(板谷由夏)
●映画「四月は君の嘘」あらすじ&予告動画
完全無欠、正確無比、ヒューマンメトロノームと称された天才ピアニスト・有馬公生(山﨑賢人)は、母の死を境にピアノが弾けなくなってしまう。
高校2年生となった4月のある日、公生は幼馴染の澤部椿(石井杏奈)と渡亮太(中川大志)に誘われ、ヴァイオリニスト・宮園かをり(広瀬すず)と出会う。
勝気で、自由奔放、まるで空に浮かぶ雲のように掴みどころのない性格―そんなかをりの自由で豊かで楽しげな演奏に惹かれていく公生。
かをりの強引な誘いをきっかけに公生はピアノと“母の思い出”に再び向き合い始める。ようやく動き出した公生の時間。だが、かをりの身体は重い病に侵されていて…。
あらすじ引用:http://www.fujitv.co.jp/movie/
予告動画:
●映画「四月は君の嘘」ネタバレ 結末、最後の手紙全文が切ない・・・
映画「四月は君の嘘」見たのでネタバレします。結末の手紙がとっても切ないです。
■宮園かをりとの出会い
4月 満開の桜
椿と渡はいつも仲良しでキラキラしてるが、公生の世界は鍵盤のようにモノトーンだ。渡は女子に呼ばれて上機嫌でチャラい。
公生が帰宅すると母の親友・瀬戸紘子がハンバーグを作ってる最中。父は単身赴任中だ。公生は母親の遺影にただいまを言う。
公生は公園で子供たちを鍵盤ハーモニカを弾く少女を発見。曲名は「ブレーメンの音楽隊」その少女はヴァイオニスト宮園かをりといい、椿から渡と一緒に公生は友人Aとして紹介された。
宮園かをりのコンクールをみんなで見に行く。公生は昔神童として有名だったので一部の観客から視線を浴びる。
宮園かをりのヴァイオリン演奏は、他の出演者とは一味違った。テンポも譜面もデタラメで審査員は憤慨する者と面白いと興味を持つ者に分かれる。しかし万来の拍手。楽しそうに弾く宮園かをりを公生は不思議に思った。
■宮園かをりから任命される
学校の帰り道、桜の木の下で公生は宮園かをりと偶然出会う。コンクールの感想を聞かれ「とてもよかった」と答える。宮園かをりは渡を待ち伏せしていたそうだが、実は渡は女子と遊びに行ってる。
公生は渡の代役として抜擢され宮園かをりとスイーツを食べに行く。店でピアノを弾く子供を見つけた宮園かをりは、公生を「すごいピアノが上手なお兄さん」として紹介して弾かせる。
公生は演奏を始めるが途中で手が震えて弾けなくなり帰る。すると宮園かをりが追いかけてきて、海の見える公園へ連れていき「もうピアノは弾かないの?」・・・宮園かをりは公生のことを知っていた。
かつて公生は数々のピアノコンクールで優勝し、正確無比な演奏で「ヒューマンメトロノーム」と呼ばれ、8才でオーケストラとモーツァルトの共演を果たした神童。同年代で公生を知らない演奏家はいない。
「どうしてピアノやめちゃったの?」
公生は始めは弾けても途中からピアノの音が聞こえなくなる。集中すればするほど、のめり込めばのめり込むほど。そんな公生の話を聞いた宮園かをりは無理やり伴奏者に任命した。
曲名「序奏とロンド・カプリチョーソ」次の発表会で宮園かをりが演奏する。
■
宮園かをりは椿をバスに2人で乗ったとき、公生が母親が死んで以来ピアノが弾けなくなったことを知る。そして椿は公生の時間を動かしてあげたいと願っている。
公生は昔を思い出す。病気の母親から「ちゃんと譜面通りに!すべては譜面に書いてあるの!」と厳しく指導されていた。
公生は「やっぱり弾けない。ほかの人を探して」と宮園かをりに伴奏者を断るが、音が聞こえないのを言い訳にして逃げてるだけだと言われる。「怖い」と言うと「私がいるよ」と。観客に音を届けることが公生となら出来ると思ったからだと。
「くじけそうになる私を支えてください」と泣いて頼む宮園かをり。公生はついに伴奏者を引き受けた。
■宮園かをりとコンクールで共演
コンクール会場で出番を待つ間、公生は必死に譜面を見るが、宮園かをりは「下ばかり見たなら自由になれないよ」と公生の手をひっぱる。
ステージの公生を見てざわつく観客。演奏が始まる。宮園かをりが自由に弾くなか、公生はピアノを弾くが、途中で母親の亡霊を見えて譜面の音符が見えなくなり、ズレた伴奏になってしまう。
ついには宮園かをりの邪魔になるためピアノを弾かなくなった公生。すると宮園かをりも演奏をストップし一言「アゲイン」と言って再び演奏を始める。が、これはもうコンクールの採点外。
公生はピアノの音が聞こえないが、譜面を思い出して弾き始める。ヴァイオリンもピアノもめちゃくちゃだが聴くものを惹きつける。演奏が終わると2人は万来の拍手に包まれた。
「ここにいる人たちが私たちのこと忘れないでいてくれる。死んでも忘れない」宮園かをりは意味深なことを言った。
その後、2人に感化された椿と渡はそれぞれソフトボールとサッカーに燃えた。
■コンサートへむけ練習
宮園かをりはコンクールは落ちたが、入賞者しか出演できない8月31日のコンサートに招待され、また公生を誘う。断ろうとする公生に宮園かをりは「思い切って飛び込もうよ、こんな風に」と言って橋から川に飛び込む自由っぷり。公生も飛び込んだ。
びしょぬれになった宮園かをりは、公生の家でお風呂に入った。ピアノの部屋に行くと放置され散らかっていて驚くが、さっそく掃除してキレイにする。
宮園かをりは本棚からコンサートで弾く曲を決めた。曲名はクライスラー「愛の悲しみ」。2人がピアノ部屋にいる様子を、隣の家の椿は窓から偶然見かけてしまう。
夏休み中、宮園かをりと公生は学校でも連日練習に励むようになるが、公生を好きな椿は2人が一緒で切なくなる。
公生の母親は、テンポ・譜面の正確性がとにかく大事で優勝してもちょっとのミスも許さずビンタした。起こった公生少年は「お母さんのために頑張ったのに・・・死んじゃえばいいんだ!」その日、病院に戻った母親が死んだ。公生は自分が母親を殺したと思い、ピアノの音が聞こえなくなった。
クライスラー「愛の悲しみ」は母親が好きな曲だから公生は弾いていいか迷っていた。そんな公生に母親の親友・瀬戸紘子は、もっと自由に弾いてみたら?とアドバイス。さらに「音が聞こえないのは贈り物かもよ」と意味深発言。
学校で夜遅くまで練習した帰り道。「Twinkle Twinkle Little Star」を仲良く一緒に歌う2人。
■コンサート
コンサート当日、宮園かをりは会場に来なかった。
ステージには公生だけ。クライスラー「愛の悲しみ」を弾く。子守歌だった母親の演奏をイメージして弾く。ピアノの音は聞こえない、でも僕の中に音がある。
母親が厳しかった理由は、自分が病気で死んだあと公生が1人でピアニストとして生きていけるようにするためだった。「愛の悲しみ」を弾く理由は、悲しみに慣れるためだった。
公生は自分の中に母親を感じながらピアノを弾く。弾き終わったとき公生は母親にサヨナラを告げた。会場は拍手に包まれた。
■宮園かをりの病気
宮園かをりは入院していた。公生・渡・椿の3人で見舞いに行くと、コンサート当日に家を出たとたんに貧血で倒れ緊急搬送されたが元気だという。
公生はそんな宮園かをりを見て1人で先に帰った。夜、黙って帰ったことを宮園かをりから電話でツッコまれる。
電話のあと宮園かをりは突然、足が動かなくなって倒れてしまう。
それ以来、宮園かをりは椿が見舞いに行くと元気なものの、入院が長引き学校には来ない日が続いた。公生は見舞いに行ってない。
一方、椿は友達から、公生を好きなことを隠すなとツッコまれる。
ある日、公生は桜の木の下で突然、宮園かをりと再会する。今日から登校したという。そして見舞いに来なかった公生を薄情者と言い、渡の代役に任命してデートに繰り出す。お菓子を食べ、水族館に行き、海岸を歩く。
宮園かをりは公生に「君は表現者なんだよ」と言う。そろそろ帰ろうとしたとき、宮園かをりが教室にカバンを忘れたことに気付き2人で夜の学校へ。
しかしカバンを忘れたも登校したのも嘘で、1日だけ外出許可を得て来ていた。病院にいるとできない色々なことをしたくて。どうしても学校に行きたくて。「私の病気、ちょっと悪くて・・」泣きだす宮園かをり。
公生が手を取ると、1人で平気だと言って宮園かをりは走り出すが、途中で転んでしまう。
その後、病院で公生は宮園かをりの両親に謝罪。病室で宮園かをりに会うと「こんなんなら私たち会わなきゃよかったね」と言われ、公生は何も言えず帰る。
■
公生は見舞いに行かないことを渡に責められる。公生は何も言ってあげられなかったからどんな顔で会ったらいいかわからず涙を流す。それでも会いに行くべきだという渡。
公生が見舞いに行く病院の入口に椿がいた。公生は宮園かをりのことが好きだと椿に認めるが、椿は、宮園かをりは渡のことが好きなんだから、公生は自分と恋しなくちゃいけない、バカ!と言ってその場を去る。
公生は渡に、宮園かをりを大好きだと伝える。渡はとっくに知っていた。
公生はついに見舞いに行った。約束していたお菓子を出すと、宮園かをりの要望で屋上で食べる。公生は前に進むために東日本コンクールに出ることにしたと告げる。一緒に演奏したいし、君のことが好きだと告白する。
宮園かをりは「怖くて仕方がない。死にたくない。1人にしないで」と泣き、公生は抱きしめる。
■宮園かをりの最後
宮園かをりはリスクがあることは承知して手術を決意した。手術は東日本コンクール当日だ。
公生の演奏が始まる。宮園かをりの手術も始まる。
ピアノ演奏は公生から宮園かをりへのラブレターだ。公生にはヴァイオリンを弾く宮園かをりが見えた。
■宮園かをりからの最後の手紙
宮園かをりは亡くなった・・・
彼女から手紙が。
■手紙全文
『拝啓 有馬公生様
さっきまで一緒にいた人に手紙を書くのは変な感じです。
私が初めて君の演奏を見たのは5才のとき。当時通っていたピアノ教室の発表会でした。きごちなく登場したその子は椅子にお尻をぶつけ笑いを誘い、大きすぎるピアノに向かい、一音を奏でた途端、私の憧れになりました。
どうしてもいつか一緒に演奏がしたくて、私はヴァイオリンを始めました。それなのに君は、ピアノをやめるんだもん。人の人生を左右しといて酷いヤツです。グズ、のろま、アンポンタン。
同じ高校だと知ったときは舞い上がりました。どうやれば声かけられるかなぁとずっと考えて。でも結局眺めてるだけでした。だってみんな仲良すぎるんだもん。あたしの入るスペースないんだもん。
子供の頃に手術をして、定期的に通院して、中一のときに倒れたのをきっかけに、入退院を繰り返し、病院で過ごす時間が長くなりました。
ある夜、病院の待合室でお父さんとお母さんが泣いているのを見て、私は長くないのだと知りました。その時です。私は走り出したのです。後悔を天国に持ち込まないために、好き勝手やってやりました。怖かったコンタクトレンズ。髪型も変えて。偉そうに指図する譜面も私らしく弾いてあげました。
そして1つだけ嘘をつきました。宮園かをりが渡亮太くんと好きという嘘をつきました。その嘘は私のまえに、有馬公生くん・・・君を連れてきてくれました。渡くんに謝っておいてね。あと、椿ちゃんにも謝っておいてください。
私は通り過ぎる人間で、変な過去を残したくなかったので。椿ちゃんに紹介してとは頼めませんでした。だって椿ちゃんは君のこと大好きだったから。
私の姑息な嘘が連れてきた君は想像と違ってました。思ったより暗くて卑屈で意固地で盗撮魔。思ってたより声が低くて、思ってたより男らしい、思ってた通り、優しいひとでした。
度胸橋から飛び込んだ河は、冷たくて気持ちよかった。一緒に歩いた砂浜のキュッキュッていう感触。夜の学校って絶対なにかあるよね。忘れられない風景がこんな些細なことなんておかしいね。
君はどうですか?私は君の心に住めたかな?ちょっとでも私のこと思い出してくれるかな。リセットなんか嫌だよ?忘れないでね、約束だよ
届くかな・・・届くといいな。有馬公生くん、君が好きです。わがままばかりごめんね。いっぱいいっぱいごめんね
ありがとう 宮園かをり』
椿が部室に入ってきて「ちゃんと食べてる?」
公生は「食べてるよ椿の半分くらいは」と答えてからかう。渡も部室にきて公生が食べてるか心配する。
最後、窓の外の桜を見て3人は宮園かをりを想う。
『有馬公生くん、今君の周りは何色ですか?私の人生はね、君のおかげでとてもカラフルだったよ』
★おわり
以上、映画「四月は君の嘘」のネタバレでした。やっぱり最後の手紙が切なかったです。
宮園かをりの病気名は、映画でも原作でも明かされていませんが、病状から推測するに、先天性の心疾患、脳腫瘍や骨肉腫、白血病などではないかといわれています。手術シーンを見ると、胴体に手術をしているように見えたので病気名は、心疾患や骨肉腫、ガンかもしれません。
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