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NHK金よる10時ドラマ「ブランケット・キャッツ」のキャスト・あらすじ、原作小説を読んだので最終回まで結末ネタバレに迫ります。猫がたくさん登場するので7匹の猫の名前と画像も紹介。
ドラマ「ブランケット・キャッツ」の原作は、重松清さんによる傑作短編小説集。
子どものできない夫婦が迎えた三毛、いじめに直面した息子が選んだマンクス、リストラされた父親が家族のために借りたロシアンブルー、老人ホームに入るおばあちゃんのために探したアメリカンショートヘア――。など明日が揺らいだ人々へ猫が贈ったハートフルストーリー7編です。
ドラマでは、家具店店長と幼馴染の獣医師がキャストとしてアレンジされています。
キャスト・あらすじ、原作小説を読んで最終回まで結末ネタバレに迫るので、ドラマ「ブランケット・キャッツ」を見れなかったひとや、テレビで見るほど興味はないけど結末は知っておきたい人は参考になればと思います。
目次
●ドラマ「ブランケットキャッツ」キャスト
ブランケットキャッツ楽しみ❤️
早く見たいなぁ〜 pic.twitter.com/E0slAKu1Ve— ぱるん (@parunnnnnn) 2017年6月10日
■家具修理店・猫の飼い主
● 椎名秀亮(.西島秀俊)
家具修理店を営む。交通事故で亡くなった嫁が飼っていた7匹の猫の新しい飼い主を探す。
● 亡き嫁:椎名陽子(酒井美紀)
大の猫好きで7匹飼っていた。2年前に交通事故で亡くなった。
■藤村動物病院
● 藤村美咲(吉瀬美智子)
獣医師で経営者。秀亮の幼馴染で、嫁を亡くした秀亮を気にかける。
● 水島楓(元AKB48ぱるる島崎遥香)
動物看護師。秀亮に時々店番を頼まれる。
■さくら食堂
秀亮の母親・奈緒子が経営する。
● 女将:佐伯奈緒子(美保純)
秀亮が子供の頃から知ってるので心配してお見合い相手を紹介する。
● 看板娘:佐伯さくら(唐田えりか)
■7匹の猫「ブランケットキャッツ」
ドラマ「ブランケットキャッツ」7匹の猫たちの画像!
チャイ、たま、みこ、キー、むぎ、ペコ、クロ pic.twitter.com/UAgFdr7Mzh— クロスケ (@kuro_we) 2017年6月21日
● チャイ(焦げパン)
マイペースでさびしん坊。おしゃべり好き。
● たま(たまお)
人見知りで少し気難しい。遊んでくれる人は好き。
● みこ(みーこ)
食いしん坊で怖がり。慎重な性格。
● キー(金時)
甘えん坊で抱っこされるのが大好き。
● むぎ(にぼし)
しっかり者で少し臆病。子供と遊ぶのが好き。
● ペコ(うに)
やんちゃで遊び好き。人の肩に乗るのが大好き。
● クロ(ジャック)
おとなしくて優しい。争うのが嫌い。
●ドラマ「ブランケットキャッツ」あらすじ
椎名秀亮(西島秀俊)は、小さな家具の修理工房を経営しながら、妻(酒井美紀)が残した七匹の猫たちの新しい飼い主を探していた。
秀亮の幼馴染で、近くの動物病院の院長藤村美咲(吉瀬美智子)は、妻の死から立ち直ろうとしない秀亮を心配し、診療時間中でも秀亮の様子を覗きに来ていた。
ある日、祖母(佐々木すみ江)が大切にしていたロンロンという猫に、そっくりな猫を探しているヒロミ(蓮佛美沙子)という女性が訪ねてくる。
秀亮はヒロミの家が猫を飼うに相応しい家かどうか見極め、猫をヒロミに預ける。
愛猫との再会を喜ぶ祖母は、ヒロミの婚約者と会いたいと言い出すのだが…。
引用:http://www.nhk.or.jp/drama10/blanketcats/html_blanketcats_story.html
●ドラマ「ブランケットキャッツ」原作小説読んでネタバレ 結末は?(前半4話)
ドラマ「ブランケットキャッツ」の原作小説を読んだので、最終回までネタバレします。猫1匹ずつの話になるのでそれぞれに結末があります。
■ブランケットキャッツの契約ネタバレ
基本の契約期間は3日間
人間は3日を過ぎると情が移るし、猫は帰れなくなるのではと不安になるから。
買取は不可。
猫と一緒に寝ることは禁止、寝る時は必ずバスケットに入れる。
バスケットの中の毛布(ブランケット)もそのままの状態で。汚れていても洗濯してはいけない。猫は環境の変化を嫌うから。
7匹の猫は生まれた時からずっと毛布を順繰りに使い眠っていた。子猫の頃から慣れ親しんだこの毛布があればどこでも落ちついていられる。
ここから7匹の猫のエピソードのネタバレをしていきます。
■花粉症のブランケットキャット
猫:
■助手席に座るブランケットキャット
猫:クロ
■尻尾のないブランケットキャット
猫:マンクス
■身代わりのブランケットキャット
猫:身代わりロンロン
■嫌われ者のブランケットキャット
猫:ザツ
■旅に出たブランケットキャット
猫:タビー
■我が家のブランケットキャット
猫:ニャース
■花粉症のブランケットキャット
猫:ミケ(三毛猫)
客:子どものできない夫婦(石田紀夫・妻は有希枝)
ミケは花粉症でメス。三毛猫はメスしかいない。オスで生まれても生殖能力がない。紀夫は自分と同じだなと思った。
石田夫婦の自宅は広くてキレイな3LDK。有希枝は猫にまるで子供につけるように杏樹(アンジュ)と名付ける。
紀夫はホームセンターで猫のおもちゃを買うが、モノトーンの我が家に似合わない可愛らしいものばかりだ。
帰宅すると紀夫はカメラで猫と有希枝を撮りまくる。
有希枝は最近、些細なことでイラつくようになり、面倒を見なければいけないものが欲しくなっていた。猫は子供の代わりなのだ。
しかし公園に散歩に行くと、茂みでアンジュがネズミをくわえてきたので、有希枝は吐気がして抱っこできなくなってしまう。
すると抜け毛や臭いが気になってきて、猫を飼うのはやめようという空気になる。
翌朝、有希枝は元気がないままだ。外は花粉が飛んでいる。すると突然、アンジュがリビングの中を跳んで走って暴れ出し、花瓶を割ったり障子を破いたり壁を引っかいたり、キレイでお洒落なリビングが台無しになった。
その後、夫婦2人で1時間かかってリビングを片付ける。久しぶりの共同作業だ。アンジュは台所のシンクに入って汚れたので、2人でお風呂で洗う。
なんだか楽しくなってきた2人。くしゃみが3人分聞こえた。
※感想:アンジュはわざと暴れて、夫婦に子供を持つイメージを持たせてあげたんですね。子供は親の思い通りには動かないですからね。
■助手席に座るブランケットキャット
猫:クロ
客:たえ子(運の悪い人生に嫌気がさした50代)
たえ子は季節に一度ずつ猫を借りにきて必ず黒猫を借りる。今回は車で温泉に行くという。たえ子の両親がすでに他界。たえ子は30年前に結婚したら3年後に離婚。その翌年に再婚したが10年後に離婚。どれも苗字が変わった時の名前の総画数は最悪だった。
40代になって出会いもあり3人目の旦那と結婚。しかし7年前に離婚。
3度目の離婚のあと、「ふしあわせ」と意味する黒猫をレンタルし始めた。
たえ子の愛車は軽自動車だが、今回は奮発してレンタカーでベンツを借りる。助手席にクロ。
たえ子は30年勤めてきた会社で、定年まであと少しというところで運転資金を3000万円横領した。いい人ばかりの会社で不満はなかった。動機は自分でもわからない。
最初の離婚は、旦那の不倫が原因。
2度目の離婚は、旦那が酒乱でギャンブル好きで働かなかったから。
3度目の離婚は、前妻をガンで亡くし連れ子がいたが、連れ子をたえ子になつかせることができず。
温泉旅館に到着すると、車内にクロがいなかった。クロを探していると、旅館から聞き覚えのある人達の声が。会社の社長や社員、その家族たちだった。
たえ子は思わず泣き出したが、彼らは「怒ってないよ」と言い、霧がたちこめてきた。
霧の中、たえ子は骸骨を抱いてきた。霧が晴れると、現実に戻った。会社の人達が死んだ夢を見たのだ。
気付くと露天風呂で、クロもいた。たえ子は泣きながら、末期のガンであることをクロに告白した。
誰かを裏切りたくなった、傷つけたくなった。でもなぜ彼らを選んだ?
旅館を出たたえ子は、日本海へ向かう。海が見えるとラジオで横領事件がニュースになっていた。
たえ子は砂浜で海に入り死ぬつもりだ。しかしその時、クロが先に海に入っていった。
思わずたえ子はクロを助けるため海に入り、溺れそうになりながらもクロを助けた。するとまたクロとドライブしたいと思い死ぬ気がなくなった。
停車したベンツのほうから警官の声が聞こえた。
■尻尾のないブランケットキャット
猫:マンクス(別名ラビットキャット)
客:コウジ少年(いじめに直面した中一の息子)
コウジは父親の自慢の息子だ。
マンクスは、ノアの箱舟にギリギリで乗れたがその時に尻尾がちぎれたという強運の伝説がある。
コウジはマンクスの強運にあやかるため、自分と同じコウジと名付けた。
コウジの携帯に同級生から何度もメールが届く。
『ヤマシュウが親にチクったらしい。主犯はコウジだからよろしく』
ヤマシュウこと山本修吾は、コウジのことが好きでいつもくっついてきた。
ある日、クラスの悪ガキ連中がヤマシュウがムカつくとコウジに話してきて、一緒にイジメの対象になるのを恐れたコウジは、いじめる側に加わってしまう。
みんなでイジメた結果、ヤマシュウは自宅の風呂で手首を切って自殺未遂した。ヤマシュウは遺書にコウジたちの名前を書いていた。学校にも両親にもバレた。父親はコウジが主犯だとは知らず、誰から命令されてイジメに加わったと思っている。
父親は学校へ謝罪に行った。自宅でコウジはマンクスを抱くが、頬と右腕を爪でひっかかれる。
コウジは父親の期待や信頼を裏切った。きっと一生許してもらえないと自分を責める。
学校で全てを知り、ヤマシュウの親に土下座して父親が帰宅した。「こんな奴に育てた覚えはないぞ」と言われ、コウジが無我夢中で父親に殴りかかった。
翌朝、いじめっ子たちは両親と一緒に謝罪に行くが、コウジの父親は同行しない。
学校で、ヤマシュウの父親に謝罪すると涙が出た。
帰宅するとマンクスがリビングがめちゃくちゃになっていた。父親がマンクスを抱っこしようとしたら暴れて、追っかけっこが始まって部屋の中がめちゃくちゃに。
父親はマンクスのことを出来損ないと言い、返してくるようコウジに言った。
さらに父親は、猫を借りたから最低なヤツになったんじゃないか?と言ったが、コウジは「最初から最低だった」と否定した。でもそのあと「コウジは最低なんかじゃない」と言い直してくれた。
■身代わりのブランケットキャット
猫:身代わりロンロン
客:
ロンロンはブラウンクラシック・タビーのアメリカン・ショート・ヘアーで3ヵ月前に12才でなくなった。
ロンロンが可愛がっていた祖母が今年も我が家にやってくる。その間だけロンロンの身代わりが欲しい。ボケてて目も悪いから多少の違いには気づかないだろう。
家族4人、祖母が来る日には会社も休んで時間を作る。30近い長女は彼氏で旦那候補の長野さんも連れてこいと両親から言われたが、実は彼とは最近うまくいってない。
祖母が到着。想像以上に年老いている。目もほぼ見えず…来年はもう来れないだろう。
長野さんは祖母に「結婚を前提に付き合ってます」と言うため、祖母孝行のために来てくれるという。
一家団欒の食事が始まったが、祖母があまりに食べすぎるので父が注意すると、祖母が叫んだりして一家団欒は崩れた。母も泣いた。そこに身代わりロンロンが来て祖母はおとなしくなる。
祖母は寝る前に暴れて、おしっこを漏らした。オムツを替える父の背中は小さく見えた。長女は祖母を引き取れないか尋ねるが、父は、そうしたら介護する母が倒れてしまうから無理だと答える。
翌日、父は祖母を連れてドライブへ出かけた。
長野さんは夕方5時に来る予定だが、そのまえに駅前の喫茶店で会った。結婚について話し合う。高齢者の介護について、長野さんは施設に入ったほうが家族は幸せというが、長女は「でも」が止まらず納得できず、走って逃げかえってきた。
帰宅すると長女は長野さんとは結婚しないことを家族の前で祖母に話す。すると聞こえていないはずの祖母が「若い人はもっと喧嘩したほうがいい」と言った。そして「みんな優しいね。ありがとう」と言い、家族みんな泣いた。
長女は長野さんに「喧嘩しよう」と電話で呼び出す。彼はすぐそこまで来ていた。
長野さんは優しい人だ。喧嘩するなら、迷ったり悩んだりする相手のほうがいいし、仲直りするなら優しい人に限る。
※前半はここまで。後半の4匹はもう一つの記事でネタバレします。
■嫌われ者のブランケットキャット
猫:ザツ
■旅に出たブランケットキャット
猫:タビー
■我が家のブランケットキャット
猫:ニャース
▶【ブランケットキャッツ】最終回まで猫ネタバレ後半3話。原作7匹の結末は「猫の優しさで救われる人たち」
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