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【テセウスの船】最終回ネタバレ。原作漫画の結末・真犯人は「加藤信也の正体がヤバい」

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竹内涼真さん主演2020年1月期冬ドラマ【テセウスの船】の原作漫画を読んだので、最終回あらすじネタバレを紹介します。

【テセウスの船】の原作は東元俊哉さんによる漫画で、タイトルの意味はパラドックス(逆説)を意味するギリシャ神話のこと。ドラマで描くのは、未来を救うため過去を変えたら、未来の家族は同じ家族と言えるのか?という矛盾と、冤罪もテーマなのでさらに重くなってます。

平成元年に起きた【音臼村無差別殺人事件】の犯人として逮捕された父親・文吾は死刑囚となるも2017年の今も無罪を主張している。殺人犯の息子となった田村心(シン)(竹内涼真)は嫁の由紀が子供の出産で亡くなったのをきっかけに父親の冤罪を証明しようと真相を追ううち、突然事件当時にタイムスリップしてしまう。事件の真相は?真犯人は誰なのか?

タイムスリップ、パラドックス、冤罪、父子の絆(家族愛)、犯人の動機など、様々な要素が盛り込まれた原作漫画の最終回あらすじネタバレを紹介するので、【テセウスの船】に興味ある人は参考になれば幸いです。

 

■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 1巻あらすじ

■平成元年1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校のお泊り会で、児童16名と職員5人の計21人が夕食のオレンジジュースに青酸カリを混入され毒殺された。

証拠を逮捕された犯人は村の警察官だった佐野文吾。それ以来家族は、殺人犯の家族として迫害され引っ越しを繰り返し、人前で笑顔と涙を見せない人生を生きた。

■28年後の現在、佐野の息子・田村心(シン)は結婚した嫁・由紀が第一子【未来(みく)】を妊娠中。心は殺人犯の息子では無理だと教師になる夢をあきらめている。由紀は心を励まし、事件当時の新聞記事を調べて冤罪の可能性を感じていたが心は関心を示さなかった。

そんななか由紀が子供を出産して死んでしまう。殺人犯の息子には育てさせたくないと未来(ミク)を引き取ろうとする由紀の親を納得させるには、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪を晴らすしかない。心は由紀のノートをもとに心は独自に調査を始める。

事件現在の音臼村に向かうと【謎の濃い霧】に包まれ、気付くと平成元年1989年にタイムスリップしていた。この時代は心はまだ産まれておらず母親のお腹のなかで胎児。

■心は佐野家の前で、屋根の雪かきから転落して雪に埋まって気絶してる少女を見つけ救急車で付き添う。少女の正体は、幼い頃の姉・佐野鈴だった。これがきっかけで若き日の父親・佐野文吾と出会う。

心は村を出ようとするが、今日1月7日にパラコートを誤飲して死ぬ歴史の三島病院の次女・三島千夏と出会い、事故を阻止するため倉庫のパラコートを盗んで森で中身を捨てた。

■しかし三島千夏は結局パラコートの誤飲で死んだ。心はパラコートを盗んだのを新聞配達員の長谷川翼にも目撃されていたため怪しまれるが、鈴を助けてもらった佐野文吾は心を庇い、佐野家に招待した。

佐野家ではこれから生まれる赤ん坊(未来の心)の名前を『正義』と決めた。

心は三島千夏と最後に一緒にいた佐野文吾を疑い駐在所でパラコートを発見する。そんななか心の平成27年交付の免許証を佐野文吾に見られてしまう。

■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 2巻あらすじ

心は佐野家の両親・姉・兄と触れ合ううち、由紀のノートにある事件事故を未然に防ごうと決意。

■1月12日、小学校教師の木村さつきの父親・敏行が車を運転中に雪崩に巻き込まれ重体になる歴史なので、直接会って説得した。木村敏行は心と会話した時間のおかげでタイムラグができ雪崩から助かった。

■北海道県警の金丸刑事が三島千夏殺害の容疑者として心を取り調べ。身分証は雪崩で紛失したと佐野文吾が庇った。佐野文吾が持っていたパラコートは心が森で捨てた空の容器だともわかった。

佐野文吾は心を温泉に連れていった。心は2017年からタイムスリップしたと告白し、『北の国から』のネタバレで打ち解けあい、2人でこれから起こる悲劇を食い止めようと約束した。(音臼村無差別殺人事件のことは言ってない)

■佐野家で暮らし始めた心は、母親・佐野和子の提案で小学校の臨時教師の仕事を紹介される。教師になる夢が叶った心は子供たちの未来を守いたいと強く思った。

■佐野文吾は、2週間後の2月5日に心筋梗塞で死亡する歴史になってる元町議会議員の田中義男の様子を見に行く。田中義男はほとんど目が見えず自宅で詩を書くことが趣味で、夕方に小学校の子供たちが来てくれるのが楽しみ。

田中義男の詩のノートを見ると、詩のほかに、別の誰かが書いた【2人の少女を描いた気味の悪いい絵】が1枚あった。ウサギを殺した犯人が書いたものかもしれない。

■小学校のウサギがスコップで首を切り落とされて子供たちはショックを受ける。木村さつきによると過去4羽殺されていた。心は新聞配達員の長谷川翼が怪しいと子供に言ってしまい反感を買う。放課後、翼を慕う三島明音は心こそ怪しいと怒り、心を慕う親友の佐野鈴とケンカになってしまう。
 
 

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■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 3巻あらすじ

■学校では生徒たちが、三島千夏が殺されたときパラコートを盗んだ心を怪しむようになり鈴は泣いていた。生徒の1人・加藤みきおは「もうやめて、みんなで仲良くしよう」と呼びかけた。鈴は部屋に引きこもる。

■2月5日、吹雪の夜、三島明音が佐野鈴と出かけたきり行方不明になり村中で捜索する。鈴は見つかったが高熱で倒れ何も話そうとしない。由紀のノートでは明音は来月に行方不明になり原因不明のまま発見もされなかった。

心は田中義男の様子を見に行くと異変はなかった。【2人の少女を描いた気味の悪いい絵】を見直すと右上に飛行機のようなものが書いてあることに気付く。

■明音が見つからないまま数日経過、心は学校で【2人の少女を描いた気味の悪いい絵】を床に落としてしまったとき加藤みきおが【飛行機のようなもの】がある小屋を知ってると教えてくれた。

心と佐野文吾が小屋に行くと無人で、嘔吐物・大人と子供の靴跡・鈴のSのキーホルダーがあった。そこに2人を尾行していた金丸刑事が現れ、公務執行妨害の言いがかりをつけて心に手錠をかける。

■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 4巻あらすじ

■心は金丸刑事の不意をついて身分証と由紀のノートを山の中に捨てた。一方、長谷川翼と三島明音の死体が神社で発見され、心は殺人の容疑者として取り調べを受ける。

長谷川翼は自殺、三島明音は小屋で長谷川翼にレ〇プ後に青酸カリで殺されていた。

■長谷川翼の婚約者・佐々木紀子は、木村さつきの父親が経営する鍍金工場のパート勤めだったが、明音の行方不明時、仕事を休んでおり、工場からは青酸カリが失くなっていた。

心は意を決して6月24日に起こる【音臼村無差別殺人事件】のことを話すと佐野文吾は激怒し、心を追い出した。

■【変化した2017年】

心が佐野家を出ると【謎の濃い霧】に包まれ2017年にタイムスリップすると、未来が変わっていた。

【音臼村無差別殺人事件】は起こり犯人は佐野文吾のままだったが、事件の日付が1日遅れの6月25日に変わっており、青酸カリが混入されたのはオレンジジュースではなく牛乳に変わっていた。

母・和子は次男(心のこと)を出産後に一家心中をはかり、和子と兄は死亡。一命をとりとめた心と鈴は児童養護施設『しらぎくの杜』に預けられたが、殺人犯の息子だとバレて鈴は出て行き、居場所はわからないままだった。

心は由紀と出会ってすらおらず独身で、【音臼村無差別殺人事件】の犯人から【気味の悪い絵】が頻繁に送られ続けていた。

【絵】を見た心は由紀の身を案じて岸田家を訪ねるが不審者扱いされる。
 
 

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■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 5巻あらすじ

【変化した2017年】

■由紀はこの未来では週刊誌の記者として【音臼村無差別殺人事件】を調べており、佐野文吾と手紙のやりとりをしていた。心は札幌拘置所にいる佐野文吾に会いに行き、父子として対面する。

高齢の佐野文吾は、心が心であり、自分の息子・正義であるとひとめでわかった。

佐野文吾によると、2月の終わりに金丸刑事が崖から転落死した。三島明音の事件の捜査で何かに気付いた矢先の出来事だった。その後、三島は病院をたたんで村を出て、翼の婚約者・佐々木紀子も村を出た。

6月に起こる【音臼村無差別殺人事件】に巻まれないように佐野文吾は引っ越そうとしたが、和子が反対した。校長にお泊り会中止を頼んだが断られたため、鈴と慎吾は参加させずに佐野文吾は警備についた。

6月24日に事件は起きなかったが翌日に犠牲者が出て、佐野文吾が疑われ、自宅から身に覚えのない青酸カリが見つかり逮捕された。青酸カリは木村鍍金工場から盗まれたものと同じだった。

■被害者も違う。5年生や卒業生も犠牲者になっていた。その代わり死なずにいたい生徒もおり、木村さつきも生きていた。また、鈴にも疑いの目が向けられていた。

佐野文吾から鈴が妊娠中だと知らされる。犯人から送られてきた【気味の悪い絵】の中に、妊婦を描いたものもあった。

心は鈴に会いに行った。鈴は整形して名前も変えて『村田藍』という別人になって結婚もしていたが、少しだけ話してすぐ帰ってしまう。

■鈴の旦那は車イスの男。友達も紹介しないし、弟にも会わせようとしない鈴に旦那は怒っている。おびえる鈴は渋々、心を家に招待することにした。

■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 6巻あらすじ

【変化した2017年】

■心・鈴・文吾が再会を果たすなか、佐々木紀子が青酸カリは工場から持ち出されたものだと証言した。ほかにも再審に有力な証拠を持ってるという。

■心と鈴は母親・和子と弟・慎吾の墓参りへ。当時、和子と鈴は慎吾と心に睡眠薬を飲ませ風呂場で練炭自殺をはかったが、鈴は「正義は勝つ」と言い残して逮捕されにいった父親の夢を見て思い直し、運ぶことが出来た心だけを助けた。

鈴は『村田藍』として過去を旦那に隠しているから、心には軽く挨拶だけして帰ってほしいと望む。

■鈴の自宅へ。鈴の旦那は車イスの木村みきお。義母は木村さつきだが心の正体に気付いてない。

木村みきおは鈴のクラスメイト加藤みきおだった。事件後に木村さつきが養子にして苗字が加藤から木村になっていた。

お泊り会では21人が殺され18人が倒れ、木村みきおも牛乳を飲んで数日間意識不明だが命は助かり後遺症で下半身不随になった。木村さつきも後遺症で発作と痙攣がある。

木村みきおは毎年行ってる『音臼村の慰霊祭』に心を誘った。

■鈴と木村みきおの馴れ初めは、鈴が介護の職場で再会した。後遺症で苦しんでる彼を見て償う責任を感じ、過去を隠して嘘ついてもサポートしようと思った。

だが鈴は子供も生まれるし一生隠し通せるわけないため、心は佐野文吾の無実を証明する決意をする。

■心は岸田由紀とカフェで会い、佐々木紀子が慰霊祭のあと札幌で佐野文吾の弁護団と会う約束をしており、佐野文吾の無実が証明されるかもしれないこと、姉夫婦と義母に誘われてることを話した。

心は慰霊祭には岸田由紀と一緒に行くことにした。

カフェで盗み聞きしていた木村さつきは、木村さつきは遺族会を通じて佐々木紀子の連絡先をつきとめる。

木村さつきは鈴を木村鍍金工場の跡地に呼び出し、正体が佐野鈴だと世間にバラすと脅して、佐々木紀が子が何を証言するか聞き出すし、佐野文吾の死刑執行を願う人々のために証言をやめさせることに協力させる。
 
木村さつきは鈴を連れてアポなしで佐々木紀子の自宅を訪問。佐々木紀子の旦那は4年前に他界し、息子夫婦とも別々で高級マンションに1人暮らしだった。
 
 

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■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 7巻あらすじ

【変化した2017年】

■【2017年】記者の岸田由紀は、1989年に音臼村で起きたいくつかの時間はどれもが毒物が使われていたため同一犯人による、大量殺人をするための実験だったのではないかと考えてる。

岸田由紀はもともと教師を目指していたが、心の母親のインタビュー記事を読んで加害者家族の苦しみを知り、事件の真相を調べて犠牲者や加害者家族を救うため記者になった。

記者の岸田由紀はバツイチで1人息子を育てるシングルマザーだった。

■1989年(平成元年)当時、佐々木紀子は事件を起こることを知っていたという。

三島千夏がパラコート誤飲で死んだあと婚約者の長谷川翼から、工場から青酸カリを盗んでこいと暴力で命じられた。

その後、三島明音が行方不明になった翌日、長谷川翼が「電話があったら、俺は昨日からずっとお前と一緒に自宅にいて風邪で寝てると言え」「明音ちゃんは死んだ。三日後に開放するなんてアイツの嘘だった。殺すなんて俺は聞いてない」「明音ちゃんを隠しに行ってくる」そして明音のポラロイド写真を全て燃やせと言い残し、翌日に明音ととも遺体で発見された。

現場にあった青酸カリの瓶は、工場にあった容器とは違った。小分けにしたと思った。

長谷川翼と三島明音が死んだ音臼岳で、佐々木紀子は金丸刑事が犯人に殺される現場を目撃していた。

木陰にいる人物から犯人像を聞かれた金丸刑事はこう答えた。「犯人はズブの素人。青酸カリで人を殺すのはそう簡単じゃない。いつ言えるのは犯人は必ず捕まるということ」

するとその人物は笑って未来のことが書かれてあるノート(心が捨てたもの)を見せた。オレンジジュースに混入された青酸カリで21人が死ぬ【音臼村無差別殺人事件】の記事があり、逮捕された犯人は佐野文吾だが冤罪を主張している。

真犯人が別にいるなら本当に素人か?ノートを拾った場所に金丸刑事はを誘い、背後から鈍器で攻撃。崖から転落死させた。金丸刑事はは事件の真相をつかみかけていた。

4月6日に自分が青酸カリで自殺すると話していたのを聞いた佐々木紀子は、怖くなって村を出た。犯人の姿は見えなかったが声だけは記憶した。

■佐々木紀子が今になって裁判で証言した理由は、余命1年とわかり知ってることは全部話そうと思ったから。金丸刑事を殺した犯人の顔は見てないが、思い当たる人物がいた。翼あてに電話をかけてきた人物に声が似ていた。

翼と犯人が2人で映ってる写真を撮りに奥の部屋に行ってる間、木村さつきは鈴に「紀ちゃんの紅茶にお砂糖を入れてあげたら?」と青酸カリの入った瓶を鈴に勧め、真犯人の正体を教えた。

佐々木紀子が持ってきた写真を見せられた鈴は、青酸カリの小瓶を持って裸足でマンションを飛び出し、佐々木紀子に会いにいくところだった心と岸田由紀にばったり遭遇する。鈴は陣痛で倒れタクシーで病院へ連れていくが、鈴は医師に子供をおろしてほしいと懇願する。

木村さつきは、裁判で証言することをやめない佐々木紀子を刺し殺し、証拠の写真を口から飲み込んだ。正当防衛を偽装するため自分の腹を刺し、警察に通報した。

一方、心は鈴から犯人の名前を「この子が一番それを望まない人」と答えたこと旦那の木村みきおだと確信する。

心は佐々木紀子のマンションに向かうがヤジウマの言動から佐々木紀子が死んだと知る。心は岸田由紀に、警察に事情を話して鈴を保護してもらうよう頼み、明日の慰霊祭で殺人事件が起きる可能性があるため真犯人を捕まえるために行く。

一方、病院に緊急搬送された木村さつきのもとを真犯人が訪れる。傷が浅いためらい傷のため警察に偽装を疑われるのは時間の問題だ。真犯人は青酸カリ入りオレンジジュースを騙して飲ませて木村さつきを殺した。

■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 8巻あらすじ(ついに犯人と対峙)

■音臼村を訪れた心の前に、木村さつきの目玉を持った真犯人が姿を現した。真犯人は木村みきお(本名:加藤みきお)だった。下半身不随はウソで両足でしっかり立っている。

木村みきおは、1989年に心が雪山にノートとともに捨てた免許証を見せ、タイムスリップの方法を教えろと迫る。しかし心は方法を知らない。

心は木村みきおに自首を勧める。来る前に110番に殺人予告していたためパトカーのサイレンが聞こえてきた。

【謎の濃い霧】が出現し、木村みきおは心の左わき腹を刺した。警察が到着したが【謎の濃い霧】は心と木村みきおを飲み込み、【1989年(平成元年)】にタイムスリップした。

■【1989年(平成元年)】
心は道端で倒れてるところを村人に救助された。病院で心は佐野文吾に、2017年に拘置所で会ったこと、真犯人は加藤みきおと木村さつきであることを伝える。

佐野文吾は小学校にお泊り会中止を求めるが受け入れてもらえない。逆に毎日様子を見に行ってることがやりすぎだと批判される。

木村さつきは2017年とは別人で、とても犯人とは思えない善人だった。

無理やり退院した心は佐野文吾とともに加藤みきおの自宅を訪ねる。加藤みきおは祖母と2人暮らしだったが、祖母が病気で入院したので、加藤みきお2日前には町の施設に入ったところだった。

加藤みきおはシングルマザーの母親が亡くなり、村の祖母に引き取られていた。

町の施設に着くと、加藤みきおは叔父を名乗る加藤信也が引き取り祖母の病院へ向かったということだった。しかし加藤信也の電話番号はデタラメで、祖母の病院にも行ってなかった。

佐野文吾は村を出れば事件の犯人になる運命から逃れることができるが、悲劇を見て見ぬふりはできない正義感から、事件を阻止する決意。

加藤みきおは田中義男の自宅を訪ね、ウサギと明音を殺した犯人は自分だと告白し、放火して殺した。

ここからいよいよ最終回ネタバレです。
 
 

 
 

■【テセウスの船】最終回結末までネタバレ 9巻あらすじ

■加藤信也は心と一緒にタイムスリップしていた。

加藤みきおを探すフリをして文吾が不在中の佐藤家を訪ね、心を妊娠中の和子を殺そうとするが、鈴の顔を見て躊躇した。

心と佐藤文吾は加藤みきおの自宅を捜索。鈴以外のクラスメイトの顔をつぶした写真と、大量のカセットテープがあった。

■安全のため和子・鈴・慎吾にはしばらく村を出て親戚のところへ行ってもらうことにした。家族みんなで過ごす最後の夜、タイムカプセルを埋めた。心は2度と会えないだろう由紀と未来との家系図と結婚指輪を入れた。

■翌日、車でとっくに親戚家についたはずの和子・鈴・慎吾と連絡が取れない。

佐藤家に文吾を犯人に仕立てるための青酸カリが隠されてないか探すが見つからない。

■お泊り会当日。食事の前に火災報知器を鳴らして避難させる計画。

■一方、加藤みきおはこれまでの犯罪を加藤信也に告白する。自作したパラコートジュースで千夏を殺した犯人だった。動機は鈴への嫌がらせ。千夏の父親は佐藤文吾に交通違反のキップを切られた恨みで子供たちに鈴と遊ぶなと命じていた。倉庫で偶然千夏を見かけて殺した。

明音を殺したのも加藤みきお。まず長谷川翼に、自分を虐待していたことをバラすと脅して明音を小屋に誘拐させ、翼の願望通りレ〇プさせた。その後助けてあげると嘘をつき青酸カリ入りジュースを飲ませたが、即死しないため絞殺した。

そして今、木村さつきを呼び出して加藤信也が殺した。【音臼村無差別殺人事件】後に木村さつきは加藤みきおを養子にしたが、犯行を記録したカセットテープを30年後に偶然聴いてしまった。それ以来加藤みきおを守るため佐々木紀子を殺してしまうなど頑張りすぎた。生きていたらまた同じ未来で邪魔になるから今ここで殺した。

■【テセウスの船】原作漫画10巻最終回結末ネタバレ 犯人は?

■「みんな一緒に眠って・・・クスクス・・・いい夢を見ましょう」と校内放送が流れた。心と佐藤文吾が放送室に急行すると加藤みきおが1人でいた。無理やりリュックを開けて水筒の中身を捨てた。

佐藤文吾は村人が持参したジュースや酒を捨て、水道水だけ飲むよう命令する。一方、和子・鈴・慎だけでなく木村さつきも行方不明だが加藤みきおは何も知らないととぼける。

食事の時間が近づいてきたため心は火災報知器を鳴らすが、いくらスイッチを押しても鳴らない。-

そんななか加藤みきおが白い粉を水に混ぜて飲んで倒れた。心は毒入りだと騒ぐが、それは加藤みきおの演技で白い粉はジュースになる粉末だった。

■行方不明だった慎吾を佐々木紀子が道端で発見したため、多目的室での子供たちのお泊り会は中止。鈴と和子は知らない男に誘拐されていた。

心は加藤みきおを物品室に閉じ込める。慎吾のズボンのポケットに犯人が入れた不気味な絵には、和子・鈴・慎吾・お腹の子と、風速計のある小屋、そして18:30という時刻が書いてあった。今18:18のため心が山小屋に行く。危険は承知だがどっちみち心には戻る未来がない、事件を止めたら存在が消えるかもしれない。
 
■山小屋では明音を殺したときの加藤みきおのカセットテープの音声が流れていた。心は背後から加藤信也に石で殴られ気絶・・・手錠で拘束され、隣には木村さつきの死体があり、山小屋に火をつけられた。

加藤信也「お泊り会の大量殺人は起きません。それにはもう興味がない。僕は鈴が欲しかった。純粋な最初の鈴が」

加藤みきおの転校初日、隣の席の鈴が優しく笑いかけてくれた。すべての目的は鈴だった。明音を殺した理由は鈴を泣かせたからで、Sのキーホルダーは鈴にそれを知ってもらいたいメッセージ。

■加藤信也は【音臼村無差別殺人事件】のあと鈴を探し、児童養護施設・高校・勤務先・顔の整形・名前を変えたこと、すべて突き止め、偶然を装って鈴に近づいたが、昔の明るい鈴とは別人だった。

失望した加藤信也は慰霊祭で全員巻き添えにして自殺する計画を立てたが、心が現れ一緒に過去にタイムスリップし、加藤みきお(少年時代の自分)を見つけた。

このまま【音臼村無差別殺人事件】を起こしたら鈴は別人になってしまうから「おじさんは君に従うよ。助言も協力もする」「だけどこれは君の人生だ。シナリオは君が作るべきだ」

真相を知ってる心と佐野文吾を殺す必要があるが、心が生まれる前に和子を殺すと、不幸にするほど未来の鈴は変わってしまうため中止し、別の計画を立てた。

鈴は父親のような正義感のある男性が理想の結婚相手だと言っていたので、加藤信也は全ての罪を告白する遺書を書いて悪役になり、加藤みきおが正義の味方になって鈴を手に入れる新計画。

■佐藤文吾は警察に応援要請 山小屋に向かわせる 子供たちと先生を体育館に避難させる

■和子と鈴は旧体育館に監禁されており、加藤みきおが正義の味方として助けだす。誘拐犯は加藤信也だと犯行声明の手紙を渡すが佐藤文吾は「ふざけるな。これもお前の計画なんだべ?」と怒り加藤みきおは「なんのこと?」ととぼける。

■雨が降り救急車到着でざわつく校庭で、山小屋に行こうとする佐藤文吾を背後から、子供や大人が見てる前で加藤信也が刺そうとする。

加藤信也は加藤みきおに「おじさんは全ての罪を背負う、音臼村無差別殺人事件をすべて自供して死刑になる」「君は未来は生きる」と約束していた。

しかし心が佐藤文吾をかばって胸を刺されると同時に、加藤信也に手錠をかけ、加藤みきおの殺人の証拠カセットテープを見せた。

加藤信也は佐藤文吾に襲い掛かかるが撃ち殺される。加藤みきおは唖然としてた。

佐藤文吾は心の手を握り「お前は俺の子だ!俺の息子だ」と泣いて話すが心は死んだ。1984年(平成元年)6月24日享年28才。

■現在
音臼村の閉村式が近いため、佐野一家はタイムカプセルを掘り起こす。

兄・慎吾は、キン肉マン消しゴム 
姉・鈴(妊娠中)は、筆箱
母・和子は、使い捨てカメラ

父・文吾は、封筒を開けると家系図が入っていて、岸田由紀という名前に反応する。


佐野の実家には、少年Aこと加藤みきおを取材した週刊誌が置いてある。児童2人を含む5人を殺した犯人・加藤みきおは、児童支援施設を出て20年以上たち、今も生きている。

加藤みきおは犯行の内容を都度カセットテープに録音して楽しんでいた。みきおを手助けしたとされる加藤信也の正体はいまも謎のままだ。


過去の写真に写った生前の心(シン)は、現在の心(こころ)にそっくりだ。もともと名前は「正義」にするはずだったが、命の恩人だから文吾が「心」と名付けたとされていた。

タイムカプセルに何が入っていたか聞かれた文吾が差し出した紙を、慎吾は写メで心に送る。明日帰省してくるが今の心に送るんだと。

<どんな過去があろうとも過去に逃げず 今を生きろ by父>

翌日に帰省した心は、同僚教師の岸田由紀を婚約者として家族に紹介した。


そのころ、大人になった加藤みきおは、黒いパーカーのフードで顔を隠しながら東京でひっそり生きていた。

★終わり

 
 

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