Hey!Say!JUM山田涼介さんと田中圭さんＷ主演ドラマ【キワドい2人－K2－池袋署刑事課神崎・黒木】の原作小説を読んだので最終回（前半7話・後半8話）のあらすじ、犯人ネタバレを紹介します。

【キワドい2人－K2－池袋署刑事課神崎・黒木】の原作は横関大さんの小説『Ｋ２　池袋署刑事課　神崎・黒木』。ルパンの娘シリーズの作者なので軽快でテンポよいミステリーに仕上がってます。

最終回前半７話では22年前に神崎の父親に逮捕された犯人が同じ事件を起こし、最終回後半８話では黒木が起こした不祥事から、犯人の娘・神崎の父親・黒木の過去をつなぐ秘密が明らかになる結末が描かれます。それまでのテンポよいミステリーから、感傷的になる最終回結末は見どころです。

黒木と神崎の絆の秘密が描かれる最終回（前半7話・後半8話）のあらすじ、犯人ネタバレするのでドラマに興味ある人は参考になったら幸いです。

ドラマ【キワドい2人】原作小説の７話（最終回前半）『因縁』あらすじ犯人ネタバレ　

★現在の立てこもり事件★

ある日、雑居ビルのクリニックで男が人質を取って立てこもる事件が起きた。

防犯カメラと指紋から犯人は井原昭二65才だと特定。22年前に同じような立てこもりで逮捕され、覚醒剤の余罪あり懲役15年の刑に服し、7年前に出所している。

人質がたまたま黒木（田中圭）の知り合いの元キャバ嬢看護師だったので、トイレからの電話で犯人の凶器はナイフで人質は4人だと判明。

井原は警察に、逃走資金500万円と車、そして22年前に自分を逮捕した神崎隆造に運転させて逃げるという復讐目的の犯行だった。

だが神崎隆造は2年前に退職し、現在は胃のポリープの手術で入院中のため、息子の神崎（山田涼介）が手を挙げる。

「死ぬなよ神崎」なぜ黒木はこれまで神崎の命を何度も救ったり事件解決に手を貸したのか？その理由は22年前にあった。

★現在の犯人の結末★

警察が用意した車の後部座席に井原と人質の看護師女性が乗る。神崎は自分は入院中の神崎隆造の息子だと説明して、運転席に座りハンドルに手錠で固定した。

井原はガンで余命僅かのため、羽田からフィリピンに高飛びして贅沢して死ぬ計画だという。

井原が女性を降ろした隙をついて黒木が乗り込み井原と格闘を始めた。神崎は車を走らせて街路樹にぶつけ、井原を逮捕した。

三日後、神崎は、22年前に父親が救った人質少年が黒木だと知った。（黒木が神崎の肩をもつ理由は神崎隆造への恩返しだった）

ドラマ【キワドい2人】原作小説の８話（最終回後半）『決別』あらすじ犯人ネタバレ　

★事件★

非番の黒木（田中圭）が、ラーメン屋の前で一般人を殴り、スマホを破壊するという前代未聞の不祥事を起こす。被害者の前川は、よりによってマスコミで、東都出版の週刊誌『エブリーウィーク』の編集者。

黒木は「ガン飛ばしてきたから殴った」と全面的に認めた。

神埼（山田涼介）は、本庁監察官の丸藤から「なぜ黒木が前川を殴ったのか」36時間以内に探れと命じられる。丸藤は神崎の父親の元部下で神崎を本庁にスカウトしたい意向もある。つまり神崎は、黒木を救うか黒木の不始末を踏み台にして警視庁に行くかの二択を迫られる。

★神崎が捜査★

神埼が聞いても黒木は前川を殴った理由を答えず「覚悟はできてる。警察辞めるつもりだから包み隠さず報告して出世しろ」と言った。

ラーメン屋の店員によると被害者の前川はうさんくさかった。4日連続で来店し、食べる最中もずっとスマホいじっていて、可愛いバイトの女性・井原秋絵を盗撮していた疑いがある。だが偶然か？井原秋絵は昨日、急に辞めていた。

神埼は父親に話を聞き、井原秋絵は立てこもり犯の井原昭二の娘だと判明。22年前、10才くらいの秋絵を井原は人質にして逃げようとしたが、抵抗されたので階段に突き落とし、代わりに黒木を人質にした。

被害者の前川は盗撮を否定したが、壊れたスマホのデータ解析すればわかると脅すと、チンピラからタレコミがあり、立てこもり犯の娘である秋絵を記事にする目的だったと認めた。

井原秋絵のアパートで話しかけるが無反応で、22年前に井原に階段に落とされた怪我がきっかけで耳が聞こえなくなっていた。前川と黒木のことは知らないという。

★神崎の推理★

黒木は情報収集を名目に毎日キャバクラに通っていたが、時々は井原秋絵のアパートを見守っていたのかもしれない。

前川のスマホを壊した理由は、聴覚障害を抱えながら今も事件の影におびえる秋絵をスキャンダルから守るためかもしれない。

神埼が秋絵のアパートを見張ってると、黒木が秋絵の引っ越し手伝うの目撃した。

★黒木の秘密★

秋絵のガラケーの着信画面に映ったメール送信者を見て黒木が「神崎」を名乗っていたと見抜いた神崎に、黒木は墓場まで持ってくつもりだった秘密を打ち明ける。

22年前、階段に落ちる秋絵を助けられなかった原因は自分にもあると思った。だが謝りたいが出来なかったので、『二度と秋絵を傷つけさせないこと』『命を救ってくれた神崎隆造への恩返しすること』この2つを理由に警察官を目指した。

高校時代バイトで貯めた30万円で興信所に頼み、児童養護施設にいるとわかった秋絵に会いに行ったが耳が聞こえないと知って愕然とした。

警察官になってからは仕事が早く終わった夜は秋絵のアパートを見守った。

そんななか3年前、秋絵がひったくりに会い犯人を現行犯で逮捕したとき思わず『神崎』と名乗った。以降、たまに会ってお茶したり相談相手になった。黒木が手話をできる理由は秋絵のためだった。

そして秋絵が介護福祉士を目指し専門学校に通ってる現在、前川が盗撮したので気付いたら殴っていた。

井原が逮捕され刑務所送りになったから秋絵を傷つける人間はもういないので、もう会わない。

『秋絵を遠くに逃がした』『神崎が本庁に行けば神崎隆造への恩返しになる』この2つの望みも叶うから、もう刑事を続ける理由も気力もない。

★神崎の説得★

「大きな勘違いをしてるぞ」

神埼は、自分が神埼が名乗ったとき秋絵は顔色ひとつ変えなかったことから、秋絵は黒木の正体を知ってると推理。22年前に極限状況で出会った２人が片方だけ覚えてないなんて不自然だ。秋絵は黒木に騙されてるフリしてるだけだ。

黒木は愛だと認めないがこれは愛だ。秋絵も黒木を待ってるはず。人生は長い、何かあったとき秋絵を守れるのは刑事の黒木だけだから、刑事を辞めるな。

★黒木の結末★

神埼は丸藤にありのままを報告し「彼ほど優れた刑事はいません。失うと池袋署の損失です」と付け加えた。

秋絵が盗撮の被害届を出さないことを条件に、前川は黒木に対する被害届を取り下げたが、一般人を殴ったのでそれ減給などの処分は下るだろう。

神埼は二択のどちらも選ばず、黒木を救って出世への望みも残った。

神埼と黒木は今日も捜査に向かう！

★終わり★

ドラマ【キワドい2人】原作小説の最終回ネタバレまとめ解説

原作小説では、22年前に黒木が神崎の父親に救われたのを発端に、黒木と神崎の関係が始まってます。

でもドラマでは異父兄弟であり、周囲には秘密にしてるという設定。

原作とドラマでは全然違う設定ですが、神崎の父親がキーマンなってるのは間違いないですね。

原作は最終回で黒木が神埼に肩をもつ理由が明らかになりましたが、ドラマでは異父兄弟ですからお互いの母親が誰なのか？なぜ異父兄弟を秘密にするのかが描かれる最終回かもしれないですね。
　
最後まで読んでいただきありがとうございました。