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【罪の声】実話とフィクション解説。犯人とテープの子供の関係は?

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小栗旬さんと星野源さんW主演の映画【罪の声】の原作は、『グリコ・森永事件』を実話モデルにした小説です。

原作者の塩田武士さんは元新聞記者だけあって取材力が半端なく、小説を読んだジャーナリストから「どこまで実話?」と問い合わせがあったほどなので、どこまで実話とどこからフィクションか解説が必要ですね。

実話モデル『グリコ・森永事件』とは、江崎グリコの社長を誘拐して10億円と金塊100kgを要求。『かい人21面相』を名乗った犯人が森永食品など食品メーカー6社も次々脅迫し、本当に青酸ソーダ菓子をバラまきいた前代未聞の事件。

しかし『グリコ・森永事件』の犯人は正体不明のまま逮捕されてません。

映画【罪の声】の原作小説では、事件の真相と犯人の正体がどう描かれてるのか?実話とフィクションを解説します。

映画【罪の声】の実話モデル『グリコ・森永事件』とは?

実話モデルの『グリコ・森永事件』とは、
● 江崎グリコ
● 森永製菓
● 丸大食品
● ハウス食品
● 不二家
● 駿河屋
の6社に対して犯人が脅迫状を送って大金を要求し、実際に店頭に『青酸入りお菓子』を並べた事件です。特に被害の大きかった江崎グリコと森永製菓の名前をとって『グリコ・森永事件』と呼ばれてます。

★1 グリコ社長が誘拐される

1984年3月18日。江崎グリコの社長が覆面で顔を隠した犯人に自宅で入浴中に誘拐され、犯人は現金10億と金100㎏を要求!

しかし誘拐3日後に社長が水防倉庫から自力で脱出したので、事件解決と思われましたが・・・

★2 グリコ本社が放火され、脅迫が続く

誘拐事件から1ヵ月未満の4月2日、江崎グリコの社長に『塩酸入り目薬』が同封された脅迫状が届き、犯人は6000万円を要求!

しかし受け渡し場所に犯人は現れず・・・。一方で大阪市のグリコ本社が放火されますが犯人は見つからず。

その後、犯人は『かい人21面相』を名乗り、5月末まで複数回にわたって脅迫状・金銭要求・挑戦状を繰り返しましたが、犯人が現れることはなく。

5月10日に届いた挑戦状には『グリコ製品に青酸ソーダを入れた』『グリコを食べて墓場へ行こう』と書いてあり、全国の店頭からグリコ商品が撤去され数十億円の損害が出ました。コレは酷い。

★3 森永など5社も青酸ソーダで脅迫される

6月になると犯人は、
● 森永製菓
● 丸大食品
● ハウス食品
● 不二家
● 駿河屋
の5社に、

犯人は「グリコと同じ目にあいたくなかったら、〇〇万円用意しろ」といった脅迫状を次々に送って恐怖させます。

丸大食品の現金受け渡しでは社員に成りすました刑事が、犯人らしき不審な『キツネ目の男』を発見しますが、人混みの中で見失います。

9月に森永製菓に『1億円出せ。応じなければ製品に青酸ソーダを入れて店頭に置く』と脅迫状が届き、やはり指定場所に犯人は現れなかったのですが

10月になると大阪・兵庫・京都・愛知のスーパーやコンビニで、森永製品に『どくいり きけん たべたら しぬで かい人21面相』とラベルが貼られ、本当に青酸ソーダが混入されていました。怖い・・・。

翌年1985年2月。犯人はグリコに『バレンタインデーをぶっ壊す』と脅迫し、東京と名古屋の店頭に『どくいり きけん』ラベルを貼った青酸ソータ入りチョコをばらまきました。グリコ、森永、不二家以外に、明治製菓とロッテのチョコも含まれてました。怖い・・・。

★4 実話『グリコ・森永事件』の結末

ハウス食品が脅されたとき、実は警察のミスで不審車両を取り逃がしてました。

指定場所の草津サービスエリアに犯人は現れなかったのですが、近くで不審車両を発見。ところが事件を知らない警官が職務質問したら逃げてしまったのでした。警察無線を傍受する機器を積んであったので犯人でした。

滋賀県警の本部長は退職の日に自らを焼いて亡くなりました。ミスを苦にしたとも、全責任を負わされた抗議だともいわれています。

その5日後、犯人から香典代わりに

「くいもんの 会社 いびるの もお やめや」と集結宣言が届きました。

犯人の動きはなくなり、その後も捜査は続きましたたが犯人の手がかりなど進展しないまま、

2000年2月12日に時効が成立するという結末でした。

世間を震撼させた大事件で、損害額も莫大でしたが、犯人は1円も受け取ることなく、幸いにも青酸ソーダお菓子で亡くなった人もいません。
 
 

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実話モデル『グリコ・森永事件』の犯人は誰?

『グリコ・森永事件』の犯人は結局、誰だかわかってないし逮捕されていません。

犯人は『かい人21面相』を名乗り、

『キツメ目の男』が目撃されていました。

犯人は3~4人のグループとみられ、一般人は知らないグリコの関連会社を知っていました。

脅迫状に同封されたテープは子供の声で、女の子の声、男の子の声がありました。

↓実話の子供の声のテープ音声です。

映画【罪の声】のどこまで実話でどこからフィクション?解説

どこまで実話かについては、原作者の塩田武士さんはこう言ってます。

この『罪の声』は、発生日時や場所、挑戦状や脅迫状の文言、報道内容に関しては、史実通りに書いています。事件の現場をいくつも取材して、犯人の息遣いを感じ、ノンフィクションとフィクションの境をあえて曖昧にして書いていきました。
引用:https://news.kodansha.co.jp/20160803_b01

日時・場所・挑戦状や脅迫状の文言・報道内容は、実話と同じということです。

ただ、事件名称や犯人の名前、会社名は変えてます。

●『グリコ・森永事件』➝『ギン萬事件』
●『かい人21面相』➝『くらま天狗』
● 江崎グリコ➝ギンガ
● 丸大食品➝又市食品
● 森永製菓➝萬堂製菓
● ハウス食品➝ホープ食品
● 不二家➝鳩屋
● 駿河屋➝摂津屋

どこからフィクションについても、原作者の塩田武士さんは言ってます。

取材の過程で作品に描いたような推理が成り立った
あの犯罪のあとには、いくつもの哀しい人生があったのではないかと思っています。とりわけ事件に利用された子供は、どのような人生を送ったのか……。そういうことに思いを馳せるところに、いまあの事件を取り上げることの意味があると思うのです

普通の生活を送っていた主人公が、ある日自宅で録音テープを見つけ、聴いてみると、子供の頃の自分の声が入っている。しかも、過去の凶悪事件で使われていた音声だと気づく

引用:https://news.kodansha.co.jp/20160803_b01

実話の犯人は正体不明で逮捕もされてないので、テープの子供=主人公の曽根俊也(星野源)はフィクションです。

もうひとりの主人公である新聞記者の阿久津(小栗旬)もフィクションです。ロンドンに取材に行くシーンがありますが、これは実話で犯人が『ヨーロッパへ行く』と挑戦状に書いていたからです。

映画【罪の声】犯人とテープの子供の関係は?

『テープの子供』は実話にも登場します。脅迫文に同封したテープの声は子供の声で、女の子と男の子の声が使われていました。

きっと何も知らない子供を利用したのだと思います。【罪の声】ではその『子供の人生』に視点をあてて描かれています。

犯人とテープの子供の関係は実話では謎のままなので、フィクションです。

どんな関係かは、映画予告にタバレのヒントがあります。

京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)は、家族3人で幸せに暮らしていたが、ある日、父の遺品の中に古いカセットテープを見つける。

「俺の声だ―」

それは、あの未解決の大事件で犯人グループが身代金の受け渡しに使用した脅迫テープと全く同じ声だった!

引用:映画罪の声

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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