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【罪の声】原作読んだあらすじネタバレ「犯人9人クズ」子供と母親の逃亡生活が悲しすぎる

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実話をモデルにした映画【罪の声】が公開されるので、原作小説を読んだあらすじネタバレを予習したい人もいると思います。

【罪の声】の実話モデル『グリコ森永事件』の犯人が誰かわからず逮捕できないまま時効を迎えてます。

犯人は『子供の声を録音したテープ』で食品会社を脅迫し、青酸ソーダ入りお菓子をバラまいて子供たちを危険にさらすなど子供を利用しました。

原作小説は「真相はこうだったんだ」と思ってしまうくらいよくできていて、犯人9人全員クズで動機がしょうもないことや、子供と母親の逃亡生活が悲しすぎることなど、実話の謎の部分を綺麗に穴埋めした見事なストーリーに仕上がってます。

そんな【罪の声】の原作小説を読んだあらすじネタバレを紹介します。

映画【罪の声】あらすじネタバレ 起

■あらすじネタバレ1『ギン萬事件』のテープの声

京都で個人経営の服屋『テーラー曽根』を営む曽根俊也は、結婚した嫁の亜美と、2歳の娘・詩織、母親の真由美と幸せな生活を送ってます。

ある日、胃潰瘍で入院した母親真由美からお見舞いにアルバムを持ってきてと頼まれます。

母の部屋でアルバムを探してると、くも膜下出血で亡くなった父親の遺品の中に『黒革のノート』と『カセットテープ』を発見。

『カセットテープ』を再生してみると、「ばーすてーい、じょうなんぐーの、ベンチの・・・」

城南宮のバス亭のベンチ?覚えてないですが幼少期の自分の声です。当時父親光雄は30歳前後でした。

『黒革のノート』はびっしり英文に混ざって、大手お菓子メーカー『ギンガ』『萬堂』の文字があり、咄嗟に『ギン萬事件』が思い浮かびます。

『ギン萬事件』とは1984年の『ギンガ』社長誘拐事件を皮切りに、食品会社6社を脅して青酸ソーダ入りお菓子をばらまた事件で、未解決のまま2000年に時効となってます。

犯人グループは『くら魔天狗』を名乗り、脅迫状に男女の子供の声で録音したカセットテープを同封。警察とマスコミを挑戦状でバカにし、劇場型犯罪として当時トップニュースでした。

俊也は恐る恐るネットで『ギン萬事件』の音声を検索すると、やっぱり自分の声でした。

なぜ自分の声がテープに?父親光雄が犯人の1人?

■あらすじネタバレ2 父親光雄の兄・達雄が怪しい

俊也は真相を確かめるため、父親光雄の同級生の堀田が信頼できるので『黒革のノート』と『カセットテープ』を見てもらいました。

『黒革のノート』の英語がイギリス英語だと気付いた堀田は、光雄の兄・達雄(俊也の叔父)に心当たりがありました。

達雄は左翼運動してる過激派でした。

達雄の父清太郎(俊也の祖父)は単身赴任先の東京で新左翼の過激派の学生グループと仲良くなったのですが、党内分裂によって起きた『内ゲバ』と呼ばれる集団リンチに巻き込まれて45歳で死にました。

達雄は巻き込まれただけで新左翼でないですが勤め先『ギンガ』は葬儀に誰も来ず、当時大学生の達雄は怒りました。冷静な弟の光雄は淡々とテーラーの世界に進みました。

過激派の犯人が拘置所で自殺すると達雄は『ギンガ』を憎み反資本主義者になり、左翼運動してる過激派になりました。

その後、達雄は日本とイギリスを行き来して20代後半からロンドンに移住後、消息を絶って現在は生死不明。俊也は会ったことありません。

■あらすじネタバレ2 大日新聞文化部の記者の阿久津

同じ頃、大日新聞文化部の記者の阿久津は、社会部の年末企画『昭和・平成の未解決事件』の特集で『ギン萬事件』が人手不足なので嫌々担当になりました。

『ギン萬事件』の4か月前にパリで起きた『ハイネケン社長誘拐事件』の不審人物『ロンドン在住の東洋人の男』が関係ありそうなのでイギリスに探しに行きます。

「ソーホーの中華街にいた中国人らしい」「恋人は当時ジャーナリストだったソフィーモリス教授」との情報を得てモリスに会いますが「恋人は中国人ではないし犯人は地元の若者」と言われ空振りに終わり上司からボロカス言われます。

しかし『ギン萬事件』の犯人は挑戦状に「チュウリヒ パリ の どこかに おる」「くら魔天狗を つかまえに ヨーロッパえ いこう」と書いてたので『ハイネケン社長誘拐事件』に関係ありそうです。

『ギン萬事件』で株価が暴落したので犯人は株で儲けたという噂もあります。

阿久津は嫌々ながら取材を続きます。
  
 

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映画【罪の声】あらすじネタバレ 承

■あらすじネタバレ3 小料理屋『し乃』の会合

俊也と堀田は『ギン萬事件』の犯人グループが会合したらしい小料理屋『し乃』を訪れますが女将は何も答えません。

しかし板長が会合の事実を認め、達雄の柔道教室の先輩・生島秀樹がいたと判明。

生島は元滋賀県警の暴力団担当でしたがヤクザとの癒着が原因でクビになり、警備会社に転職しましたがある日、生島一家は神隠しにあったように消えました。

生島には中学3年生の娘・望みと、小学2年生の息子・聡一郎がいました。

『テープの子供』は3人。
・未就学児(俊也)
・10代の少女(生島の娘)
・小学校低学年の男児(生島の息子)
一致します。

■あらすじネタバレ4 阿久津も『し乃』に

阿久津の取材は一倍交通費を使ってるのに空振りが続くなか、姉の一言で『テープの子供』が気になってきました。

そんななかベテラン水島記者の事件当時の取材から、犯人の交信記録を入手。『テン丸』を名乗るのが車泥棒の金田哲司で、『牛若丸』を名乗るのが株関係の人間だと判明。

そこから小料理屋『し乃』の女将が金田哲司の彼女だと判明しますが、女将は取材拒否。

しかし金田哲司の同級生を見つけ、釣り仲間の集合写真に『キツネ目の男』が映ってて名前は金田貴志だと判明。『し乃』の板長にこっそり取材して、2階で犯人グループが会合を開いてた事実を突き止めます。

さらに集合写真に写っていた刈上げの男は、東京の仕手グループの吉高弘行だと突き止め『牛若丸』だと判明。

最初は嫌々だった阿久津もだんだんノってきます。

■あらすじネタバレ5 生島の娘と息子

俊也と堀田は、生島望の中三の担任教師に会います。ホープ食品の現金奪取未遂の当日11月14日に生島家は突然失踪し、望の親友・天地幸子だけは失踪後も連絡をとっていました。

11月14日の朝、犯人グループの仲間割れで生島秀樹が殺され、逃亡生活が始まりました。学校には行けずお金もなく心がすさんでいきます。

高校1年の夏休み前、望は天地幸子と大阪で会う約束をしますが、その前に『キツネ目の男』に殺されてしまいました。

姉の死を目撃した弟の聡一郎も小学生なのに暴行を受け「静かに暮らせ」「母ちゃんも死ぬで」と脅され警察に通報できず。

聡一郎と母親千代子は敵対グループのボスでヤ〇ザの青木の建設会社で飼い殺しの生活を送ります。

聡一郎が中学生のある日、仲の良い組員が会社に放火して聡一郎も一緒に逃げましたが、母親を置いて逃げたことを後悔したまま現在までずっと逃亡生活を送っています。

俊也は同じ『テープの子供』という被害者なのに自分だけ幸せに暮らしてるので罪悪感に苛まれると同時に、新聞記者の阿久津も迫ってると知ったので、「もうおしまいにします」と真相究明をやめます。

■あらすじネタバレ6 『くら魔天狗』犯人9人を特定

阿久津は犯人グループ『くら魔天狗』の全体像をだいぶ特定できました。

人数は9人
・青木龍一(数字に強いインテリヤクザ)
・金田哲司(盗難車を用意)
・金田貴志(キツネ目の男)
・吉高弘行(株相場を操作する仕手)
・上東忠彦(金主の1人)
・生島秀樹(元刑事)
・山下満(生島の後輩で産廃業者)
・谷敏男
・曽根達雄(俊也の叔父)

青木龍一は生島秀樹が癒着していたヤ〇ザです。産廃業者の山下満は青酸ソーダが手に入ります。曽根達雄が『ハイネケン誘拐事件』を参考に計画をたて、6つの食品会社を脅して株価操作で大儲け。

現金は最初から奪う気なかったが、1984秋に手打ちの会合で内輪もめしてグループは断裂。

青木龍一がボスの金田哲司・吉高弘行・上東忠彦・金田貴志と、生島秀樹がボスの山下満・谷敏男・曽根達雄に分断したと、阿久津は予想します。

阿久津は犯人の写真を見せにもう一度『し乃』を訪れ女将がいない間に板長を取材すると、曽根達雄の甥っ子が真相を探っていたと知ります。

板長から『黒革のノート』のことも聞きだし『ロンドン在住の東洋人の男』の正体は曽根達雄だったと知ります。

 

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映画【罪の声】あらすじネタバレ 転

■あらすじネタバレ7 阿久津と俊也が出会う

12月のクリスマスシーズン。事件に関わらないと決めたら心が軽くなった俊也の店に突然、阿久津がやってきて初対面。

記事になったらこの先ずっと娘を苦しめると後悔した俊也は取材拒否します。阿久津は「あなたの叔父に会ってきます」と帰っていきました。

■あらすじネタバレ8 阿久津が曽根達雄に会う

阿久津はイギリスのロンドンに飛び、ソフィーモリス教授に彼氏の名前を聞くと「タツオ、ソネ」でした。

旧市街地の書店を手伝ってる曽根達雄を訪れ、『ギン萬事件』の真相を聞き出します。

達雄は『ギンガ』に勤めてた父清太郎が過激派左翼にリンチで殺されたのきっかけで、学生たちと親交を深めて過激派を憎むようになりますが、気付いたら達雄も正義の暴力が日常化。

ある日、正義の報復をするとき人違いで一般人を殺す『誤爆』を起こしてしまい、父親と同じ目にあわせて苦悩した達雄はロンドンに移住しますが、ここでも「突き詰めれば何も残らない」と知って絶望。

そこに警察をクビになって借金まみれの生島秀樹がやってきて「金持ちに一発かまそう」と誘ってきた『くら魔天狗』に加わったのでした。

達雄の動機は、希望を持つ社会に空疎な社会を見せようと、感情が奮い立ったから。

『ギンガ』を狙った理由に父親は関係なく株。ハイケケン誘拐事件を調べて身代金受け渡しは成功しないと知ったから現金ではなく株価操作を狙った。

しかし吉高が大量の株を買えず、取り分1人2億のはずが僅か200~300万円で、青木が現金を欲しがってグループ崩壊。

生島は青木のアジトで殺され、達雄は生島の家族が危険だから逃がし、弟の光雄の家にテープとノートを置いてロンドンに高飛びした。

金目当てでもなく、反資本主義でもなく、ただ感情のまま青酸ソーダ入りお菓子をバラまいた・・・。お菓子を食べる子供たちの危険や、巻き込まれた家族のことを考えてない。

まるで悟った禅問答のように語る達雄に阿久津は「あなたには正義がない」と憤りました。

■あらすじネタバレ9 阿久津と俊也、再び

帰国した阿久津が再び『テーラー曽根』に行くと今度は俊也は覚悟を決め、達雄のインタビュー全文を読みました。

達雄に会って犯人たちのしょうもなさを知った阿久津は、犯人探しではなく、巻き込まれた子供たちの未来につながる記事を書くと決めます。

望が死んでいたことを俊也から聞いてショックを受けた阿久津は、「一緒に聡一郎を探そう」と俊也を誘います。
 
 

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映画【罪の声】あらすじネタバレ 結

■あらすじネタバレ10 生島聡一郎の過去と現在

生島聡一郎は青木の組に飼い殺しにされ母子でイジメられ、中学生のとき、仲の良いヤ〇ザ津村から2人で逃げようといわれ、見張りを倒して会社に放火して逃げました。

2人で西に逃亡しましたが18歳のとき津村が彼女を同居させたのを機に自立。

身分を偽って逃亡生活を続け辿り着いたのが岡山の中華料理屋で、子供いない店主夫婦に成人式の写真を撮ってもらって泣いてすべて打ち明けました。

結婚を決めた女性がいましたが相手の親の反対にあい孤独に。

現在は東京で靴を修理する店で働いてますが、3年前から目が見えにくくなって体調も悪いです。

青木は5年前に死んで組も解散してると阿久津が伝えると「母に会いたい」「僕は母を置いて逃げてしまいました」

阿久津は聡一郎の母親千代子を必ず見つけ出すと誓います。

■あらすじネタバレ11 俊也の母親真由美の過去と告白

俊也が母親真由美に『ギン萬事件』を調べたことを話すと、母親はテープを録音したのは自分だと告白。

真由美は学生時代、学生運動に参加する過激な少女でした。

ある日、父親が冤罪で逮捕されて電鉄会社をクビにになって貧乏になり、1人の新聞記者が警察官の仕業だと暴露記事を出そうとしましたが揉み消され、父親は首吊り自殺しました。

その後、穏やかな光雄と結婚しますが、闘争集会の仲間だった達雄が義理の兄でビックリ。達雄から協力を頼まれて子供の声のテープを録音をした理由は「奮い立ったって感じかなぁ」

青酸ソーダ入りお菓子のバラマキには反対だが、警察に一矢報いるには最初で最後のチャンスと思ったから。

俊也には「ごめんね」と謝るだけで、俊也は空しくなりました。

■あらすじネタバレ12 生島聡一郎と母親千代子の結末

『ギン萬事件 英国で犯人の男発見』
『テープの子供2人 本誌取材に応じる』

俊也と聡一郎の協力のおかげで『ギン萬事件』の真相が明らかになり年末企画に間に合いました。

聡一郎は記者会見で誠実に答え、俊也もインタビューに応じ、連日ニュースに。

そんななか聡一郎の母親千代子が神戸の特別養護老人ホームにいるとわかり、親子の再会を果たします。

聡一郎「お母ちゃん」
千代子「聡ちゃん」
親子は抱き合い、ごめんと謝り続ける聡一郎。

放火事件のあと事情聴取を受けた千代子は黙秘をつらぬき、ヤ〇ザの待つ家に帰らず電車で逃げて、金沢の旅館など地方を転々として人生を取り戻してました。

聡一郎がテープレコ-ダーを再生すると、死んだ望の声と聡一郎の声が流れ、千代子は「望ちゃんごめんなさい」と泣き崩れました。

千代子は聡一郎が母親の誕生日にプレゼントした『ギンガ』のお菓子のおまけのスポーツカーのおもちゃを今も大事に持ってました。

■あらすじネタバレラスト 達雄の結末

生存が明らかになった達雄については、大阪府警がイギリスの司法当局に協力要請を出しました。

俊也は達雄に会いにいくつもりです。

俊也と阿久津は握手して別れました。

映画【罪の声】あらすじネタバレ 感想

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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