波瑠さん鈴木京香さんＷ主演の警察ドラマ【未解決の女2020】が放送されるので、1話「灰の轍」原作小説のあらすじ犯人ネタバレに迫ります。

【未解決の女』は、鳴海理沙（鈴木京香）の決め台詞「文字の神様が降りてきた」でお馴染み、いかにして犯人の思考を分析して筋読みを立てるかが矢代朋（波瑠）率いる『文書解読班』の見せ場！

初回2時間スペシャル放送される1話「灰の轍」のあらすじは5年前と現在の火事の焼死体に共通する謎の文言を発端に、2つの事件をつなぐ驚愕の事実が明らかになります。果たして犯人は・・・？

原作小説の犯人は企業の品質管理に関するサイレントチェンジ絡み。ドラマあらすじでも「サイレントなんとか・・・」とあるので、犯人はやはりサイレントチェンジ絡み？

【未解決の女2020】1話「灰の轍」あらすじ

テレビにも出演するほどの売れっ子弁護士・有田賢太郎（大鶴義丹）が、自身の不倫騒動で好奇と非難の目にさらされる中、撲殺体となって見つかった。

奇妙なことに、遺体の周辺には破られた紙片が散乱。貼り合わすと、不穏な一文が浮かび上がる。それは…「もーいちど　ころす　しょーしたい」という文言だった！

警察はすぐさま、有田の家族や勤務先の法律事務所、そして愛人だった女優・遠山夏希（黒川智花）への聴取を開始。だが、有力な容疑者は特定できず、時は過ぎていったのだった――。

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この未解決事件の発生から5年。警視庁捜査一課「第3強行犯捜査　殺人犯捜査」第5係の刑事・岡部守（工藤阿須加）が、つい先日係長に昇進した桑部一郎（山内圭哉）の依頼を携え、未解決事件の文書捜査を担当する「文書解読係」こと「特命捜査対策室」第6係を訪問。

ある新事件の文書を解読してほしい、と頼みに来る。被害者は建築現場の日雇い労働者・幸坂達治（宮川一朗太）。現場から逃亡した男に火をつけられたと思われる幸坂は、指紋も取れないほど無残な焼死体で見つかった上、彼の部屋にはなんと「もーいちど　ころす　しょーしたい」と書かれた紙が落ちていたのだ！

話を聞いて、5年前の事件との関連性を疑う矢代朋（波瑠）と鳴海理沙（鈴木京香）ら「文書解読係」の面々。すると、いつもは「文書解読係」を見下している「特命捜査対策室」室長・古賀清成（沢村一樹）が珍しく、直々に捜査を許可する。なぜなら、古賀と幸坂は高校の同級生だったからだ！

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古賀の許しを得た朋は、大手を振って捜査を開始。幸坂殺害事件の発生時に「サイレントなんとか」という“謎の叫び声”が聴こえた、との情報を入手する。

一方、5年前の事件と共通する一文を見直した理沙は「しょーしたい」という表記が、どうも引っかかり…!?　だが、有田と幸坂の接点は一向に見つからず、捜査は難航。そんな中、幸坂の本棚を洗い直した朋は、意外な人物とのつながりを発見する！　と同時に、「文書解読係」の主任・草加慎司（遠藤憲一）は、部屋の“あるもの”が気になり…。

まもなく、幸坂の従兄だという岸川登（石丸幹二）が、わざわざ静岡から遺体を引き取るため、警視庁へ。彼の話から、2つの事件をつなぐ“驚愕の事実”が明らかになる！　その頃、理沙は“新たな文字”に激しく反応。“とんでもないこと”を察してしまい…!?

引用：https://www.tv-asahi.co.jp/mikaiketsu02/story/0001/

【未解決の女2020】1話「灰の轍」キャスト

■5年前の事件
●　売れっ子弁護士・有田賢太郎（大鶴義丹52才）
焼死体で見つかる
●　有田の愛人だった女優・遠山夏希（黒川智花31才）
　有田との不倫スキャンダルで売名に成功。有田が殺されると今度は悲劇のヒロインとして同情を集める。

■現在の事件
●　建築現場の日雇い労働者・幸坂達治（宮川一朗太54才）
焼死体で見つかる
●　幸坂の従兄を名乗る岸川登（石丸幹二54才）
2つの事件をつなぐキーマン？

■警視庁捜査一課「第3強行犯捜査　殺人犯捜査」第5係
●　刑事・岡部守（工藤阿須加）
●　係長に昇進した桑部一郎（山内圭哉）
■「文書解読係」こと「特命捜査対策室」第6係
●　主任・草加慎司（遠藤憲一）
●　矢代朋（波瑠）
　理沙とともに謎を解き明かす
●　鳴海理沙（鈴木京香）
　「文字の神様が降りてきた」が決め台詞
■「特命捜査対策室」
●　室長・古賀清成（沢村一樹）
　文書解読係を見下してる
　
　

【未解決の女2020】1話「灰の轍」原作の登場人物ネタバレ

■登場人物

●　藤原老人の嫁・克子
　5年前に部屋が火事で死亡。
●　藤原老人

　現在殺された。
●　滝口政志
　藤原老人の甥
●　弁護士
　藤原老人の弁護士
●　大手家電メーカー『北鋭電機』品質管理部の真島課長
●　北鋭電機の下請け会社『飛鳥テクニカ』小久保社長

【未解決の女2020】1話「灰の轍」原作小説読んで犯人ネタバレ

■事件概要

1人暮らしの藤原老人が自宅で殺された。

●　遺体のそばに『連続殺人計画のメモ』
●　遺留品の中に犯人からの脅迫状と思われる謎の暗号『ゆにぞん ころす げきやくしたい』
●　大手家電メーカー『北鋭電機』を調査していた形跡
●　SO9000（品質管理）を調べていた形跡
●　部屋のサイズに似合わない家電製品
●　謎のオードブル皿
●　5年前に嫁・克子が火事で死んでいた

藤原老人を殺した犯人は連続殺人事件を始めた？『文書解読班』が謎の解読に挑む。
　
そんななか甥の滝口もも『北鋭電機』とその関係会社を調べていた形跡があり、犯人と目されたが、殺されてしまう。

■藤原老人の嫁の火事の真相ネタバレ

5年前の火事の原因は、嫁・克子が部屋の石油ストーブを失火したためと言われた。

だが藤原老人はセミナーや本で情報収集し原因は他にあるとにらんだ。特に『サイレントチェンジ』が気になって、5年前の火災の部屋にあったのと同型のエアコン、液晶テレビ、ＤＶＤレコーダー、ライトテーブルを買い揃え、金属製のオードブル皿で発火テストをしていた。

※ライトテーブルとは、裏から光を当てて図を写し取るための装置。漫画の原稿やキルト生地の写しに使われるが、嫁・克子は趣味のパッチワークキルトで使っていた。

藤原老人の検証の結果、嫁は脳梗塞で倒れたあとライトテーブルの電源をコンセントに挿したままにしていて『サイレントチェンジ』が原因で出火したと判明。

■『サイレントチェンジ』とは？

『サイレントチェンジ』とは、下請け会社が勝手に仕様を変更すること。最初の納品から数年後に勝手に安い素材でパーツを作るので、見た目は同じだからメーカーは気付かない。

■犯人と動機ネタバレ

犯人は、北鋭電機の下請け会社『飛鳥テクニカ』小久保社長。藤原老人を殺した動機は『サイレントチェンジ』がばれて会社が倒産するのを防ぐため。

10年前『飛鳥テクニカ』は潰れそうになったとき『北鋭電機』の資材部の高橋部長に助けられた。だがその後、派閥争いで高橋部長は左遷され後任の部長は利益重視の冷徹タイプのため、高橋部長と懇意だった飛鳥テクニカは目の敵にされ、コストカットと仕事減を強いられ、『飛鳥テクニカ』の経営は悪化していった。

そこで『飛鳥テクニカ』小久保社長は倒産を回避するためDVDレコーダーとライトテーブルの『サイレントチェンジ』を行うと『北鋭電機』品質管理部の真島課長が抜き打ち検査で発見。だがリコールすると莫大な費用がかかり会社のイメージダウンを恐れた真島課長は、会社に報告したら資材部に敵に回してしまうこともあり、黙認した。

そんななか5年前、藤原老人の嫁・克子が火事で死亡。

そして今になって藤原老人がクレーマー化して『北鋭電機』に家電から火事が起こる可能性はないかしつこく問い合わせしてきた。

真島課長は、藤原老人が真相を知ってると気付いた。実はライトテーブルの『サイレントチェンジ』は『飛鳥テクニカ』だけでなく、『北鋭電機』も勝手に電源ユニットの仕様変更をしたため、長時間使用すると加熱して発火してしまう。

藤原老人は吉沢弁護士まで連れてきて告発すると言ってきた。もしもDVDレコーダーとライトテーブルのリコールになった場合『北鋭電機』から損害賠償請求されたら『飛鳥テクニカ』は倒産してしまう。

小久保社長はまず吉沢弁護士を殺した。コイツのような拝金主義者でハイエナのような人間にメチャクチャにされる前に、金を渡す嘘ついて廃ビルに呼び出して殺した。

藤原老人は火災の件で相談があると言って自宅を訪ね、物取りの犯行に見せかけて殺した。5年前の発火原因のライトテーブルを隠蔽のため盗んだ。

ところが誤算は、藤原老人が甥の滝口に話していたこと。克子に恩があったし正義感の強い性格だったため滝口は藤原老人の意志を継いで『北鋭電機』と『飛鳥テクニカ』の関係に気付いていたので、廃アパートで殺した。
　
　

■犯人の逮捕ネタバレ

小久保社長は、責任すべて背負って自首したいから口裏合わせしようと真島課長を三鷹倉庫に呼び出したが、真相に気付いて駆けつけた『文書解読班』ら警察に逮捕された。

小久保社長は藤原老人の嫁の焼死について「たまたま運が悪かっただけです」と言い放った。

■謎のメモ解読ネタバレ

●　遺体のそばに『連続殺人計画のメモ』

メモは甥の滝口が書いた下書きで、藤原老人が手帳で完成させていた。

1『北鋭電機』総務の磯貝部長を廃ビルで殺す（クレームを冷たくあしらい、火災は嫁のミスだと決めつけたから）

2『飛鳥テクニカ』小久保社長を廃アパートで殺す（サイレントチェンジの犯人だから）

3『北鋭電機』品質管理部の真島課長を三鷹倉庫で転落死させ、罪をかぶせる（サイレントチェンジの犯人だから）

小久保社長は藤原老人からこの計画を聞かされ、殺したあとそのまま利用した。

■謎の暗号脅迫状の解読ネタバレ

小久保社長は送ってない。これは藤原老人が復讐のため送ろうとした脅迫状。

『ゆにぞん ころす げきやくしたい』を『ユニゾン　殺す　劇薬　死体』だと解釈していたが、理沙はずっと違和感あった

すると犯人逮捕後、文字の神様が降りてきた。

『ゆにぞん ころす げきやくしたい』は『ユニゾン　コロス　劇　役したい』であり、コロスは古代ギリシャ舞台のコーラスの意味で、ユニゾンで詩を朗読することもあった。つまり『ユニゾンでコロスをやりたい。劇で何かの役も演じてみたい』という意味では？

藤原老人の嫁・克子が趣味の市民サークルで歌や演劇をやっていた。脳梗塞で失語症になったとき、退院後に藤原老人がリハビリで読み書きの練習して、新聞の文字を切り抜いて使った。

それを藤原老人は折りたたんで大事に財布にしまっていた。そのうち紙が傷んでデータに残した・・・と考えられる。

【未解決の女2020】1話「灰の轍」ドラマは原作と違う？

原作は5年前に火事で死んだ被害者は藤原老人の嫁ですが、ドラマでは有田弁護士。

現在ころされた被害者も藤原老人に対してドラマは日雇い労働者・幸坂達治です。

謎の暗号も原作の『ゆにぞんころすげきやくしたい』ではなく、ドラマは『もーいちど　ころす　しょーしたい』で全然違います。

ただ『幸坂殺害事件の発生時に「サイレントなんとか」という“謎の叫び声”が聴こえた』という部分から、やっぱり事件のカギは『サイレントチェンジ』ではないかと思います。

ドラマでは幸坂の従兄を名乗る岸川登によって2つの事件を繋がるそうなので、有田弁護士と幸坂達治は同じ『サイレントチェンジ』を巡って犯人に殺された可能性が高そうですね。

理沙が激しく反応する『新たな文字』はドラマオリジナルでしょうか。

楽しみですね！