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妻夫木聡さん主演のドラマ【危険なビーナス】の原作を読んだので、最終回に判明する9つのネタバレと犯人や正体について解説します。
【危険なビーナス】の原作を読むと、謎がたくさんあって、伯郎と楓の調査によって少しずつ解明されていき、最終回に一気にネタバレわかるという結末です。
明人の失踪、謎の女楓の正体、矢神家の遺産相続、母親の死の真相、謎の絵画『寛恕の網』など・・・それぞれ解説します。
目次
【危険なビーナスの原作】最終回の結末で判明するネタバレ一覧
危険なビーナスの原作最終回で判明することはけっこうたくさんあります。
●1 明人が失踪した真相
➝自作自演だった
●2 楓の正体
・明人の嫁ではなくなんと・・・
●3 矢神家の遺産相続
・平和に終わる
●4 矢神家の遺産相続と明人の失踪の関係
・叔父が関わっていた
●5 母親禎子の死の真相
・事故ではなく殺されてた
●6 手島一清の絵画『寛恕の網』の行方
・母親禎子の実家に隠されてた
●7 矢神康治の研究
・手島一清と関係があった
●8 矢神康治のセリフの意味
「明人に、背負わなくていいと・・・」
「明人、恨むな・・・」
●9 勇磨と佐代の正体と目的
・明人失踪に関わる犯人と思ったが・・・
【危険なビーナスの原作】最終回の結末で判明するネタバレを解説
●1 明人が失踪した真相
➝自作自演だった
ある日、警視庁サイバー犯罪対策課が、ネットで『コーディネーター』を名乗る犯人が『矢神明人を拉致・監禁する実行犯』を成果報酬100万円で募集してるのを発見。イタズラにしては手が込んでるため、警察が実行犯に応募して犯人を特定する潜入捜査することにしました。
父・康治の危篤の知らせをうけシアトルから緊急帰国した明人を、警察は空港で待ち伏せして事情を話して協力を求め、拉致・監禁を自作自演しました。
明人は元気に生きてて最終回でひょっこり登場します。
●2 楓の正体
➝明人の嫁ではなくなんと・・・
警察官です。
明人は犯人の心当たりは、父の危篤と帰国を知ってる矢神家の人間、かつ母・禎子の死とも関係がある人間だったので、楓は明人の嫁になりきって犯人を探る潜入捜査官でした!
●3 矢神家の遺産相続
➝平和に終わる
伯郎は矢神家の遺産相続に巻き込まれる・・・という予告から連想するのは骨肉の争いですが、そんなこと起きません。
前の当主・矢神康之介が亡くなったときの遺言状は『資産はすべて矢神明人に譲る』という内容ですが、子供たちは全員、遺留分(全財産の半分)を相続できる法定相続人だと法律で決まってるので揉めてません。明人は当時小学生だったので残り半分である不動産を大人になったら相続する予定でした。
今回は、矢神康治が死ぬ前に所有品の整理と、前回処理してなかった矢神康之介の絵画や骨董品のコレクションを整理をしてますが揉めてません。
事件解決後、姿を現した明人は無事相続し、すっかり傾いた矢神家を勇磨と2人で再建すると誓います。
●4 矢神家の遺産相続と明人の失踪の関係
➝叔父が関わっていた
伯郎で数学者の叔父・兼岩は、禎子の旦那・手島一清の最後の絵画『寛恕の網』が数学界にとって物凄い価値があるからどうしても欲しいですが、手島一清の死後に矢神家に渡ったと思っていました。明人が不動産を相続したら絵を取られてしまうから、明人の失踪を企みました。
つまり明人失踪を企んで『コーディネーター』を名乗った犯人は、叔父の兼岩兼三です。
5 母親禎子の死の真相
・事故ではなく殺されてた
殺した犯人は、叔父の兼岩兼三です。禎子にとっては妹である順子の旦那。
手島一清の死後、兼岩兼三は『寛恕の網』が禎子と順子の実家のあると思って、何度か忍び込んで物色してるうちに禎子に見つかってしまい、警察に通報されそうになったので、お風呂で溺死させ事故死を偽装しました。
●6 手島一清の絵画『寛恕の網』の行方
・母親禎子の実家に隠されてた
兼岩兼三は『寛恕の網』が実家になかったから矢神家に渡ったと思ってましたが違います。
禎子の死後、矢神康治は実家を取り壊して更地にしたと偽装し、仏間のふすまに絵を隠して保管してました。
●7 矢神康治の研究
・手島一清と関係があった
矢神康治はもともと脳に電気を流して痛みと精神病を治す研究をしてました。
そのころ手島一清は脳腫瘍を発症。禎子から話を聞いた高校の同級生の佐代が、矢神康治を紹介して実験治療を受けさせると脳腫瘍は快方へ向かいました。
しかし手島一清はおかしなイメージが頭に浮かぶようになり、兼岩兼三が持っていた数学の本を見てそれが『ウラムの螺旋』だと知ると絵を描きはじめました。それが『寛恕の網』と名付けた絵です。
実験治療がきっかけで手島一清が天才脳を発揮する『後天性サヴァン症候群』を発症したと知った矢神康治は、『後天性サヴァン症候群』の研究し始めますが、手島一清は症状が急変で死亡。責任を感じた矢神康治は研究をやめ、その後、未亡人の禎子と結婚したのでした。
●8 矢神康治のセリフの意味
「明人に、背負わなくていいと・・・」
「明人、恨むな・・・」
矢神家を背負わなくていいという意味ではなく、手島一清の絵画『寛恕の網』(ウラムの螺旋)は人類が踏み込んではいけない領域だから、背負わなくていいという意味だと思われます。
●9 勇磨と佐代の正体と目的
・明人失踪に関わる犯人と思ったが・・・
勇磨の正体はいいヤツ。楓を口説いるみたいで伯郎は嫉妬しましたが。目的は『後天性サヴァン症候群』の研究書類をビジネスに利用すること。
佐代の正体は、前の当主・矢神康之介に『資産はすべて矢神明人に譲る』という遺言状を書かせた黒幕。矢神家を乗っ取るつもりでもともと愛人になったから、明人1人に遺産を集中させていつかごっそり奪うチャンスを狙ってます。
続いて原作の最終回のあらすじ結末ネタバレを紹介します。
【危険なビーナスの原作】最終回の結末あらすじネタバレ
伯郎・楓・勇磨の3人は、矢神康治の共同研究者だった変人牧雄のアパートを訪ねますが、そこには『後天性サヴァン症候群の研究報告』はなく牧雄も探してるけど見つかってないのでした。
矢神家・叔母順子の家・牧雄の家のどこにもない!となると残るは禎子の実家が怪しい!伯郎は楓を誘って2人で行きたいですが、楓と勇磨が会ってるの見て嫉妬でキレながらも仕方なく3人で行きます。
伯郎は楓を乗せた車内で告白しちゃいますが楓は「その続きを聴くのは今ではないと思いますので」とかわします。
2日ぶり来た禎子の実家の中を3人で手分けして探し回ると、『後天性サヴァン症候群の研究資料』を勇麿が天井裏で発見!もう朝の4時だったので勇麿は先に帰りました。
しかし2日前に天井裏を調べた時は何もなかったことが引っ掛かった伯郎はピンときて、楓と2人で引き返します。するとなんと・・・
家の電気がついてる!中にいたのは叔父の兼岩兼三でした!
30年以上前昔、手島一清が電気治療を受けて発作が治まった代わりに、頭に変な図形が浮かび、それは、数学の『ウラムの螺旋』と呼ばれる、無限にある素数を螺旋状に並べる分布図と同じでした。作品名『寛恕の綱』は人間業とは思えない恐ろしいほどに精緻な図形で、一清は人間が立ち入ってはいけない領域に足を踏み入れてると不安でした。
『寛恕の綱』は素数とは何かという数学界最大の謎を解き明かす心理が描かれており、数学界最大の難問リーマン予想も決着がつくかもしれない物凄い価値があります。
しかし手島一清が死んだあと絵も消え、手島一清が処分したと思って諦めました。
それから数年後、明人が禎子のアルバムから剥がした『寛恕の綱』の写真の日付が死去よりずっとあとだったので、絵が実家に隠してあると確信し、こっそり実家に何度か忍び込んで絵を探しました。
16年前のある日、不審に思った禎子にバレました。
手島一清から絵の処分を任された禎子は処分できず家に隠していたんです。禎子が通報しようとしたので揉み合いになり、禎子は頭を打って気絶。意識ないうちにお風呂で溺死させ事故死を偽装しました。
矢神家に疑いがかかること期待して、研究資料を盗みました。
そして現在、伯郎と順子の会話を盗み聞きして実家が残ってると知り、家捜しされたら困るから先回りして到着して、見つかりやすい場所に研究資料を置き、3人が帰るまで物陰に隠れてました。
矢神康治が病床で言った「明人に、背負わなくていい・・・」の意味は、『寛恕の綱』(人間が描いてはいけない『ウラムの螺旋』)のことでした。「明人、恨むな・・・」は「明人、ウラムの螺旋を背負わなくていい」と言いたかったんですね。
叔父兼三は自白したあと放火して家ととも死のうとしますが、伯郎と楓が救い出して逮捕。
伯郎は仏間の襖から『寛恕の綱』を見つけますが間に合わず燃えてしまいます。火事に巻まれそうになった伯郎を助けたのは、なんと明人でした。※勇麿のベンツに乗ってたから。
このあと伯郎は明人から、楓の正体が潜入捜査官だとネタバレくらうのでした。
ある日、警視庁サイバー犯罪対策課が、ネットで『コーディネーター』を名乗る犯人が『矢神明人を拉致・監禁する実行犯』を成果報酬100万円で募集してるのを発見。イタズラにしては手が込んでるため、警察が実行犯に応募して犯人を特定する潜入捜査することにしました。
父・康治の危篤の知らせをうけシアトルから緊急帰国した明人を空港で待ち伏せして事情を話して協力を求め、拉致・監禁を自作自演しました。
明人は犯人の心当たりは、父の危篤と帰国を知ってる矢神家の人間、かつ母・禎子の死とも関係がある人間だったので、楓は明人の嫁になりきって犯人を探っていたのでした。
つまり楓の正体ネタバレは、明人を拉致・監禁しようとした犯人を特定するための潜入捜査官でした!
楓は捜査を進めるため
● 禎子の実家が残ってること
● 義父・矢神康治がサヴァン症候群の研究をしていたこと
● 実父・手島一清は後天性サヴァン症候群だったこと
など伯郎が気付くように導いていたのでした。
制服姿の楓を見た伯郎は「えーー!」とリアクション。
ちなみに楓と伯郎の恋の結末は・・・
事件解決後、楓が警察官だとわかった伯郎はすぐ蔭山元美を食事に誘いますが断れます。
そんななか楓はミニブタを買って、かかりつけの獣医を見つけておこうという口実で伯郎の動物病院を訪れます。
過去最高に短いミニスカートで伯郎をドキっとさせたうえで
「こらから長ーい付き合いになると思います。よろしくね、伯ちゃん」
原作はここで終わりです。
恋の結末はドラマではどう描かれるか楽しみです!キスするかも?
まとめ
【危険なビーナスの原作】の最終回の結末あらすじネタバレを紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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